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なぜ僕は「不謹慎だ」と怒られながらも、eスポーツの歩みを止めなかったのか?

こんにちは 加藤です。
東京都でも緊急事態宣言が解除されそうな今日この頃、いかがお過ごしですか?

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昨年末に第1回障がい者eスポーツ大会を開催して以降、行政や民間企業からお声がけを頂き、いくつもの障がい者eスポーツイベントの企画が進行しておりました。

しかし、2020年に入ってコロナウィルス関係の不穏なニュースが続々と。3月24日には、東京オリンピック・パラリンピックの延期が決められて、関連イベントも中止となりました。

スタッフ一同落胆しましたが、「コロナ禍が収束した後に備えて企画だけは温めよう」と福祉関係者と定期的にミーティングは続けていました。

そんなおり、直接および間接的に、「こんな緊急事態に、ゲームで遊ぶなんてけしからん。」「福祉関係者のリソースをeスポーツとかいう訳わからないものに割くな」というメッセージが届きました。

うわぉ。

たしかに、「eスポーツを通じて障がいの有無を問わずコミュニケーションをはかる」という団体の目的は、「生命維持」よりは優先度は落ちるとは思います。

しかし、人間は「コミュニケーションの動物」です。
家に引きこもりコミュニケーションを絶っていては、気持ちも暗くなり、精神状態にも悪影響を及ぼす恐れもあります。

へそ曲がりな私は、「ご意見ありがたく頂戴します」と神妙な顔をつくりましたが、(障がい者eスポーツの芽を摘み取られないように、水面下で企画を進めよう)と心に決めました。


「みんなコミュニケーションに飢えていたんだ」

このような状況の中で、「今の自分たちにできることはないか?」と考え、仲間達と相談して、4月18日に障がい者30名とオンラインのeスポーツ体験会を開催しました。

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(イベントレポート)
ePARA独自の雰囲気や運営を感じたPUBG MOBILE体験会

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体験会を開催した後に実感したのは、「コロナウィルスの影響で外出できない中、やっぱりみんなコミュニケーションに飢えていたんだ」ということでした。

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イベント時に利用したLINEオープンチャット上でも、参加者が大いに盛り上がり、「是非また開催して欲しい」との要望が多数来ました。

また、手探りながらも自分たちでeスポーツイベントの運営・配信を行えたことも自信につながりました。


ピンチはチャンス。


上記のような障がい者の声や、芽生えた自信を武器に、4月の後半からオンラインeスポーツイベント開催に向け、企業スポンサー集めに奔走しました。

Zoom上で企業の経営者や人事担当者と面談し、「こんな時期だからこそ明るいニュースを一緒に出しましょう!」とお願いして回りました。

未曾有の危機に際して、目をキラキラさせ「eスポーツの可能性」を熱っぽく画面越しに語る中年男性の姿に、ちょっとした狂気を感じさせてしまったかもしれません。

しかし、NBAやF1・プロ野球が代替イベントとして「eスポーツ」を採用したことなどからも、「オンラインeスポーツ大会」だけが、ウィルスの影響を受けずに開催できるイベントである、との手応えがあります。

100年に1度のピンチを、100年に1度のチャンスに変えたい。そんな思いから、2020年5月31日(日)11:00~バリアフリーeスポーツ大会「ePARA2020」を開催致します。

【大会告知ページ】
https://epara.jp/epara2020/

選手として参加するだけでなく、YouTube配信でイベントの視聴ができますので、是非チャンネル登録もお願い致します!

チャンネル登録はこちら ⇒ https://bit.ly/2WTmHuF

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