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企画における、アイデア出しのフレームワーク

企画とは


企画とは、ある事を行うために計画をたてること。また、その計画のことを指す。つまり、企画職は、計画を立てる職種である。一般的に、企画職と聞くとアイデアをいっぱい出す系の仕事の印象が強いが、そうではない。そもそも、アイデアというもの自体が、何かを行うための計画の一種である。例えば、何かイベントを開催するとして、そこに100人集客するためにInstagramを活用した広告を使うというアイデアは、100人集客するための計画である。新たに何かを生み出すアイデアと、既にあるものを組み立てて精緻化する計画は正反対のものにも見えるが、この2つは同じものと言える。

制約をかけることで、アイデアはハックできる


しかしながら、アイデアを出す、という行為に苦手意識を持つ人が多いのも事実である。かくいう自分もそうである。今でこそ新規事業、その中でもかなりど新規に近い領域での仕事を生業にしているが、かつては「俺新規事業向いてないっす」みたいな発言をしていた。これはおそらく、前述した通り、「アイデア=新たに何かを生み出す」の印象が強いことが要因である。何もないところに、何かを生み出すのは解空間が広いため、強い意志がない限りはなかなかできる所業ではない(世の中を見渡してみてもそうだが、新規事業企画とかをやっている人間の多くは、意志が強い人間が多い)。
では、強い意志がなければできないのか?と聞かれるとそうではない。無論、意志が何もないと難しいが、一定レベルまでハックすることは可能である。
どうするのか。それは、制約をかける、ということである。例えば、何もない状況の中でいきなり「面白いことをやってください」と言われても、それは面白さに強い意志を持つお笑い芸人さんとかにしかできないわけである。しかし、「このバナナとヘルメットを使って、簡単なギャグをやってください」と言われれば、ハードルはかなり下がる。実際に面白いかどうかなどは別にして、何かをやることはできる。

会社の仕事でも同じことである。いきなり、「なんでもいいから新規事業考えてくれない?」と聞かれてやれる人間はほぼいない。


しかし、「テクノロジー系の事業、できればSaaS作りたくて、それなりに競合いるメジャーなところで、うちが何かやれそうなことある?」と聞かれたらどうだろう。「Industry」「Market」「Resource」の3つの軸で制約がかかっているので、かなり考えやすくなっているはずである。


すなわち、制約をかけることで、アイデアを出すという行為をハックできる。

最後に


自分も今新規事業を企画している。そのためアイデアを出していきたいのだが、如何せん自分だけだとうまく制約をかけられないのでお手伝いしてくれると嬉しいなと思っている。

SaaS領域における選定支援サービスを立ち上げ中で、ユーザーサイドの軸はある程度固まってきた。ここから事業化を目指し、ベンダーサイドの企画を固めていきたいので、ぜひ直接課題を聞いていきたい所存。無論、我こそはという新規事業界隈の皆さんから、ケツの青い若者へのアドバイス、宣戦布告も大歓迎である。

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