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[実感]点から線へ

「深い」と「不快」は音だけ聞いたら区別がつかない。

しかし文字を見れば全く異なる意味だとすぐにわかる。


一方、27968346
という数字の羅列については、音で聞いても文字で見ても意味がわからない。
漢字とはちがって、前後の文脈無しで意味を知る術がないのが数字の特徴といえる。


何万年も未来の人が「3776」という数字を見ても富士山を想起できないようなものだろう。


しかしその考えを裏返すと、未来においては27968346という数字の羅列は何かしらとても重要な意味をもった数字になっているかもしれないのでは、とも思える。


それは、点だったものが線になる感覚。


今何気なく目の前にあるこの一冊の本。
数年後か数万年後かの未来に至るまでの間に、めちゃめちゃドラマチックな文脈を帯びて、世の中のすべての人にとって、とても重要な一冊になっている可能性だってありうる。


そうやってこの世の全てのモノコトにはその可能性があるとおもうと、なんだか知らないがアメリカンドリームを感じるのはなぜだろう。

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