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在宅支援の方が増えます

金曜日職場に行くと
Aさんがコロナ感染者の数が落ち着くまで
施設を休むと伝えてきた。   

Bさんもだ。

そしてCさんも
来週から休むと伝えてきた。

 
みんな休みで寂しいなぁ……と思ったら
送迎車内でDさんまでも「僕も来週から休むんですよ。」と伝えてきた。

私は「そうなんだ…。」と言った瞬間
涙が込み上げた。

 
「それは寂しくなるなぁ…
早く落ち着けばいいのに………
いや、仕方ないよね、感染しちゃったら(持病があるから)命に関わるし………
いや、仕方ないんだよね、仕方ない…………でも…寂しいなぁ。」

 
何を話そうとしても私は「寂しい」しか言えなくなって
運転しながら涙が後から後から込み上げた。

 
「またすぐに会えるよ。真咲さんのこと忘れないよ。」

利用者がむしろ私を励ました。

 
緊急事態宣言の時も
利用者は何人か在宅支援に切り替わったと聞いていたし
実際何人かはコロナ禍になってから利用日数を制限していた。

施設に来なくても
毎日電話はするし
在宅支援の方向けに自宅でできる作業や活動を提供しなきゃいけないので
むしろバタバタなのだが

それでも私の率直な気持ちは“寂しい”だった。寂しい。

 
確かに私の県も感染者は増えたし
仕方ないのだけど
もうみんなにいつ会えるか分からない。

緊急事態宣言の時は
一ヶ月在宅支援だったらしいけど
今回はきっとまだ今がピークではないのだ。

 
日常は尊い。

当たり前に思っていても
呆気なく崩れてしまう。

 
 
大好きなみんなといつまでも
健やかに穏やかに過ごせたらいいのにな。

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