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恋のゴンドラ/東野圭吾

本の裏にはこのようにあらすじが書いてある。


あらすじに惹かれて購入したのだが
ネタバレで言えば、この作品に愛憎劇は書かれていない。

 
ジャンルで言えば、ラブコメになる。
誰一人死なないし、殺されない。

こちらは短編集になっているが
登場人物同士が繋がっており
読み進めていくと、男女関係のややこしさや人間関係の狭さが浮き彫りになっていく仕掛けがされている。

さすが東野圭吾である。

 
サクサク読める。
非常に読みやすい。
先が気になる展開でありながら、各短編集のオチが予想外であり、コメディであり、してやられた、でもある。

 
本作はスノボーが好きな人がたくさん登場するし
専門用語も出てくるが
スノボー未経験の私でも楽しく読めた。

余談だが、スキーはやったことがある。

 
一番好きな話は「スキー一家」
月村さんがいい人だ。

 
今作品は浮気したり、浮気されたり、浮気相手だったり、元カノ元カレが出てきたりし
関わりたくない人やしたたかな人も多いが
月村さん、弥生ちゃんはいい人で好きだ。

一番共感し、応援するのは桃ちゃん。

 
「頑張れ、桃ちゃん。
幸せになろう、桃ちゃん。」

そんな気分にさせられる。

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