見出し画像

金田一少年の事件簿 3.電脳山荘殺人事件/天樹征丸

読了。
読むのは四回目。

 
「金田一少年の事件簿」の小説版は一通り全て読んだが
1番好きなのはなんといっても三作目にあたる「電脳山荘殺人事件」
読み応え抜群で面白い。

 
パソコン通信を行っているネットでしか繋がっていない人達がハンドルネームのままオフ会をした時に連続殺人が起きるという内容。

雪降る中、電話が通じないで閉じこめられる…「かまいたちの夜」を思い出す。
1996年発行ですが、設定は今にも通じるところがある。

 
犯人の本名はしっかり本文に出ているし、登場人物の本名もしっかり本文に出ているが、どのハンドルネームの人がなんという本名なのかは推測するしかないという。
経歴もネットではデタラメなので、些細なヒントから読み解くしかない。
しかも小説ならではの仕掛けもある。
 
 
何度読んでも読みやすい文体で、また金田一少年と美雪ちゃんのキャラクターや掛け合いが微笑ましい。
 
キンキの剛君演じたドラマ版は最高だった。
再放送希望。
  
 
余談ではあるが
私もメル友やSNSで知り合った人何人かと会ったことがあるが、「思っていたのとちがかった」とストレートに言われたことがある。

勿論、ネットで出会い、リアルでも会い、何年も繋がっている関係の人もいる。
ネットで経歴は誤魔化していないが、ネットだからこそ書けること・言えることはあるわけで、オフ会は賛否両論かと思う。

 
個人的にはリアルで親密すぎる人(親友、家族、恋人)ほど、ネットで関わりすぎない方が吉。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?