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年賀状と思い

元旦になり
前の職場の利用者や同僚から年賀状が届いた。

 
去年、一昨年と何人かに再会したように
また今年も会えたらと思う。

 
退職してからも毎年変わらずに年賀状をくれる数少ない方が
今の私を支えている。

 
 
30代も後半になり
年賀状はおろか
あけおめLINEさえ周りとあまりしなくなった。

 
Twitterをやっているからやりとりが減ったというのもあるだろうが
周りの同世代の方が
結婚して子どもが生まれ家を建て
家族中心な生活になり
私との繋がりが薄くなったのもあるだろう。

 
だから今やりとりをしている方はありがたいが
あと何年もつだろう、と思う。

 
今年はローカルアイドルからの年賀状が過去最多だった。
年賀状はサービスで無料でもらえたり
お金を出して買う。

アイドル業界において
年賀状は一種のビジネスだ。

 
ファンクラブに入っているポルノグラフィティとスピッツからも年賀状が届いた。スピッツからは動画も届いた。
嬉しいお知らせに新年早々嬉しくなる。
ファン仲間との年賀状交換も二年目に入った。

 
一方
今の職場の方からは一通も年賀状は来ない。
来るはずがないのだ。誰一人私の住所は知らない。履歴書に書いたきりだ。

それどころか携帯電話の番号さえ履歴書に書いたきりだ。

 
普段は仕事のやりとりをグループLINEでマメにするが
ただそれだけなのだ。

退職したら誰も連絡はくれないように思う。

 
 
年末
私の職場では職員で手分けして利用者に年賀状を書いた。
完全なランダムだ。

前の職場では施設長と事務長で年賀状を担当していたから不思議な感じがする。

 
前の職場は印刷された年賀状に施設長らが一言書くくらいだったが
今の職場は利用者一人一人写真が異なる年賀状だし
職員が手描きの絵や文をかなり書くので
本当に差がある。

 
私はイラストや文字をカラーペンでサラサラ書いた。
文字や絵はあまり迷わない。
人によってはちゃんと下書きをしていたので驚いた。

 
昨日の元旦に
私が書いた年賀状は利用者に届いたはずだ。

読んだかな。嬉しかったかな。

仕事はじめの日に何か言ってくれるかな。

 
想像するとフフッと笑ってしまう。

 
 
人と出会い、別れ、離れ、繋がり、深まり、また離れ、出会う
そんな人生だけど
想像して笑える今は
そう不幸じゃない。

 
12月31日はポルノグラフィティの「瞬く星の下で」をひたすら聴き
1月1日はポルノグラフィティの「キング&クイーン」をひたすら聴いた。

気持ちは前向きだ。

 
次は誰から年賀状が届くだろう。

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