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おじいちゃんとパン/たな

「なんて美味しそうなパンなのだろう。」

まず表紙を見てそう思った。

 
作者のたなさんの「パンが焦げてもふたりなら」を読んで幸せな気持ちになった私は、Amazonのレビューを読んだ。
本を読んだ後、読書記録を書き、また他の人がどんな感想かを読むこともまた私の楽しみだ。

レビューでは、たなさんのこちらの絵本を高評価な方が多く、私はAmazonでポチりした。

 
 
この絵本は、絵本大賞で入賞した作品らしい。

甘党のおじいちゃんは毎日様々な甘いパンを食べ、孫の男の子はそれを少しだけもらう。
そんなストーリーだ。

表紙のパンも美味しそうだったが、絵本の中のパンはそれはもう、それはもう美味しそうで
甘党でパン好きの私はジュルリとヨダレが出る。

果肉入りイチゴジャムをたっぷりつけたパンは定番にして裏切らない見た目と美味しさで
作中に出てくるまだ私が食べたことがない甘いパンもまた、どれも魅力的に見えた。

 
孫の男の子が大人になった時、子どもの頃を振り返るページがジーンと来るし
途中ドキッとしながらも
オチに心がほんわかあたたかくなった。

 
「パンが焦げてもふたりなら」と同じで
たなさんの描く食べ物はどれも実においしそうで
登場人物はあたたかく、登場人物の関係性が優しい。
読んでいて幸せな気持ちになるのだ。

「ごはんのおとも」を読むのも楽しみだ。

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