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雪が降った日の仕事

1月に入り、雪予報の日があった。

だけどその日は仕事が休みであったし
雪は一時間ほどで止んでしまった。

 
先日、職員の休みが相次いだ日
その日は晴れ予報だったが朝から雲行きが悪く
利用者が登所する頃から雪がちらつきだした。

みんなで驚いた。
その日は確かに朝から冷え込みもひどかったが
職場がある地域は雪予報ではなかった。

 
予想外の雪に頭を抱えた。
その日はポスティングの予定であったし
職員も足りなかったからだ。

職員も利用者も着込んで雪の中ポスティング作業に出かけた。
雨の日にポスティング作業に出掛けたことはあったが、雪の日は初めてだ。

  
私は室内作業を担当した。
その日の午後納期だったため、仕上げをするしかなかった。
ラッキーだなぁと思う気持ちと申し訳ない気持ちがせめぎ合う。
 
  
利用者はカーテンを開けた。

「真咲さん!雪やこんこん、霰やこんこんだぜ。こんこん…こんこん…こんこん。」

雪を見てテンションが上がっていた。
ポスティング作業担当利用者はテンションが下がっていたが
私の担当利用者は暖房の部屋にいるからこそテンションが上がったのだろう。

 
作業の合間もしょっちゅう窓の外を見てはテンションが上がっていた。

ポスティング作業組が出掛けてからまもなく、雪が強くなった。
まさかの、雪予報の日より、雪が強かった。
雪予報の日より、最高気温は高いはずなのに。

  
職場も納品先も車用の屋根がないため
このまま雪が降り続いたらどうしようかと思ったが
納品に行く頃にはすっかり晴れ
道の雪はだいぶ溶けていた。

ラッキーである。  

 
社会人になってから、仕事の日の雪は苦手になった。
特に車椅子の方の送迎がネックになる。

どうせ降るなら出掛けない休日に降ってほしい。
 


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