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日光天然氷のかき氷(栃木県宇都宮市)

2020年のことだ。
暑いある夏の日、日光の天然氷のかき氷を食べに行こうという話になった。

 
今まで日光天然氷のかき氷を仕事柄毎年食べていたが
退職したことで食べる機会がなくなり、プライベートで行こうとしたのだ。

 
日光天然氷のかき氷はサラッとしてフワッとした氷で口溶けが柔らかく、頭がキーンとはならない。
ただし、お値段はやや高めだ。

 
栃木県で一番有名な日光天然氷のかき氷といえば【かき氷処 蔵元 松月氷室】だと思うが
調べてみると
午前中に整理券をもらい、かき氷の提供は午後だという。
整理券をもらうためにも並ばなきゃいけないらしい。

長期戦なのだ。

 
我が家からそのお店まではなかなか距離があったのと、一緒に行こうと計画した人もそこまでして食べたくはなかったため
結局別場所で普通のかき氷を食べにいった。

 
 
今年、利用者と保護者からコンセーレで日光天然氷のかき氷を食べたと話を聞いた。

コンセーレとは宇都宮にある場所で、研修や就活でお馴染みの場所だ。

 
コンセーレは日光より遠くない。
そこの日光天然氷は、松月氷室さんの氷だという。

これは行くしかない。

 
そう思いつつも
今年はコロナが5類になったことで4年ぶりに色々なイベントが再開し、制限が緩和されたことで
なかなかにタイミングが合わなかった。

私がぐずぐずしている合間に同僚がコンセーレでかき氷を食べてきたと話を聞き
私は更に行きたくなった。

 
私は私でロッテリア、すき家、ココスのかき氷は今年食べたのだが
やはりコンセーレで日光天然氷のかき氷を食べたかった。





 


仕事後、同僚とかき氷トークをし、情報交換をした。

今年の夏が酷暑なこともあり
かき氷トークは今年何回も盛り上がりを見せた。

  
ある日ようやく都合がつき、ついにコンセーレで日光天然氷のかき氷を食べに行く時間が作れた。

コンセーレではかき氷ののぼり旗がヒラヒラと風に揺れた。

 
コンセーレ。
何回も来たことがあるが
日光天然氷のかき氷をやっていることは知る人ぞ知る情報だ。

教えてくれた利用者や保護者に感謝だ。

 
お店に入ると、写真のメニュー表が提示されていた。
どれも美味しそうだが、やはり一番人気のとちおとめ(ミルク付き)が一番食べたかった。

1000円未満で食べられるのは安い。

 
店内は人がいるが満席というほどではなく、席も自由に選べた。

待つこと10分くらいだろうか。

 
そびえるように山盛りになった日光天然氷のかき氷が私の席に運ばれてきた。
なんと美しいことか。

 
写真を撮ったらちゃっちゃと食べる。
かき氷は溶けやすいし、崩れたら勿体ない。

 
スプーンで氷をすくうだけで氷の軽さに興奮するのだが
口に入れたらその氷の柔らかさととちおとめの品のある甘さに感動して思わず笑みがこぼれる。
とちおとめは酸味がある素材を活かした味だが、酸っぱみは強くはなく、ミルクも甘すぎないので、口に入れた時にくどくない。
後味がサッパリしているが、十分な満足感が得られる。

 
スプーンで丁寧に、それでいて手早に食べたお陰で
かき氷が崩れ落ちることはなく、無事最後まで食べきれた。

これだけの量を飽きずに食べきれるのは
お昼を抜いたからだけではない。

 
大満足のまま、お店を出た。
なんて素敵な休日だろうか。

 
暦の上では9月になりそうだが
気温はいまだ最高気温35度前後だ。

夏は終わるが
まだかき氷を食べる機会はあるかもしれない。









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