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会いたい人に会いにいくと、出会えなかったものに出会える

「会いたい人に、会いにいく」

僕の座右の銘。以前にも記事に書いたことがある。

会いたい人に会いに、自宅から3時間車を走らせて、今島根県の山奥にいる。

パクチー大原さんというYouTuberが住んでいる筋トレ村。

去年の秋頃、この動画を見てからハマってしまった。

「めちゃくちゃ変な人がいる!!」と思った。

パクチー大原さんは、

・元ボディビルダー、トレーナー
・山奥金なしセミリタイア生活
・海外旅
・複業
・書籍出版(7月予定)
などなど

『生き方の選択肢を増やす』という考えのもと、やりたいことを後回しにすることなく、今を生きている。

僕とそう変わらない年齢で、たくさんの挑戦を、自分のやりたいことと、世の中の流れを考えながらやってみているように感じた。

会ってみたいと思ったから、いつか会いに行こうと思って、こうして会いに来た。

今回訪れたのは島根県の山奥にある『筋トレ村』。

パクチー大原さんが住んでいる古民家で、短期・長期の滞在者を募って、村作りをしている。

今回は長期滞在者1名、短期滞在者3名(僕を含む)が入村した。

村に着いてからしたことは、

・蔵にあるいい感じの食器探し
・日用品の買い出し
・畑の開墾、野菜づくり
・散歩兼滝行(めちゃくちゃ気持ちよかった)
・焚き火、ドラム缶風呂湯沸かし
・夜ご飯準備(おやきづくり)
・夕焼け鑑賞
・宴(囲炉裏で肉とお土産の地酒、おやき、焼きおにぎりなどを食べながらあれやこれやと語らった)
・カードゲーム(ナンジャカンジャゲーム、かるた、ババ抜き)
・ドラム缶風呂
・星空鑑賞(満天の星空だった)

村長のパクチー大原さん
ドラム缶風呂だ、楽しみ。
みんなで畝立て
囲炉裏で、宴。
星空見ながら、ドラム缶風呂。とパクチーさん

こんな感じ。本当に濃密で、いい時間だった。

会いたい人に会いにいくと、出会えなかったものに出会える

会いたい人に会いにきて、その人にただ会えるだけが出会いではない。

そこで起こることすべてに意味を感じることができる。

今回の筋トレ村では3つのものに出会えた気がする。

①出会えなかった人に出会うことができた

この村特有の文化でもあるかもしれないが、村長であるパクチー大原さんの他に滞在者がやってくる。

パクチー大原さんに会ってみたい、話してみたいと思ってきたら、同じように考える人たちと自然と出会えるようになっている。

僕もたまたま滞在者枠の空きができたとのツイートをみて、今だ!と思って「筋トレ村に行きたいです!」と連絡したわけだ。

あの日、あのとき、ここにくることを決めて、連絡しなかったら今日ここにはいなくて。たまたまだけれど、同じタイミングできていた長期滞在者のはなさん、短期滞在者のペイさん、ジュンさんとは出会うことができなかった。

他の別のだれかに出会うことはできていただろうし、それもまた素敵な出会いだったろうと思う。けれど、この出会えた出会いほど尊いものはないと思うんだ。

村に来て早々、真っ暗の蔵に入って携帯のライトで照らしながら食器を探した。買い出しに行きますかと知らない人と4人で車に乗って、畑に植える野菜をああでもないこうでもないと言いながら選んだ。畑をスコップで掘り起こして、みんな思い思いの畝をつくって苗を植えた。元気に育て。動画で見ていたドラム缶風呂の準備。焚き火は楽しかった、思いの外早くできた。宴の準備をして、肉やおやき、そらまめ、焼きおにぎりを食べ、お酒を飲み、いろんな話をした。ほとんどは言えない話だ。カードゲームで年頃の大人が大きな声を出してはしゃいでも、山奥古民家の周りには家はない。みんなで外に出て、ドラム缶風呂に入る。空を見上げれば一面の星空。こんなにたくさんの星を見たことなんてなかった。

会いたい人に会いにきて、出会えなかった人に出会える。思いを共有できる。人との出会いほどに大切なものはないのかもしれない。

見えないものがいつだってそこにはある

夜空を見上げた。そこには数え切れないほどの星があった。本当に大げさではなく、プラネタリウムを見ているようだった。

朝目が覚めて、外へ出た。昨日の夜あれだけ見えていた星が朝にはすっかり見えなくなっていて、昨日の夜にはまったく見えていなかった月が見えていた。

月は昨日あったんだろうか。でもあれだ星が綺麗だったのだからきっとどこかに月はあったんだと思う。

面白かった。なんだかいい感じがした。

気がついた。いつだってそこに星はあるということだった。僕たちはいつだって見たいものを見ているということだった。場所を変えればそこは街灯もなくて、空気も澄んでいる。だからこそ見えるものが、そこにはあった。

普段暮らしている場所では絶対に見れないもので。それはなんだかパクチー大原さんの生き方そのもののような気がして。僕がこれからも生き続けていきたい世界そのもののように思えた。

環境を変えれば、見えるものがある。見えなかったものが見えてくる。見たいと思っているものが見れる。見れないと思っていたものが見える。

きっと人生はそういうものなんだ。

見たい世界は、まだ見えていないだけだ。けっして存在しないわけではない。いつだってきっとどこかにあるはずだ。

ただそれを見に行こうと動けるかどうかなんだ。

パクチー大原さんは会社員時代、激務にやられて仕事を辞めた。会社員になって金を稼がないといけないという父親からの考えに対抗して自分で稼いで生きていこうとした。

生きたい人生があるのに今は我慢して、貯金をして。

そんなふうにしなくても、好きなことをして生きていけるんじゃないか、そんな実験を繰り返して、自分のやってみたいことをとにかくやっている人だった。

見えないと思っているだけ。見える、見える。まだ見えないだけ。見れないと思ったらそれまでだ。いつまでたっても見えてこない。

見たい世界は、自分で見に行こう。見たいものは必ずどこかにあって、見たいと思えればきっと見れる。だからまずは会いたい人に会いにいくことから始めるといいと思うんだ。

新しい自分に出会えた

僕は旅が好きだから、これからもいろんなところへ旅をして、会いたい人に会いに行こうと思う。

だからまたここにも戻ってきたいと思っていたことに気がついた。

一度パクチー大原さんに会ってからのことはまったくもって考えていなかった。でもここにきて、だれかが集う場所がこんなにいいものなんだと思った。

もしかしたら、いつかそういう場所を自分も作りたいとすこしだけ感じたのかもしれない。

でもきっと人には得意不得意があって、適材適所がある。

今の僕はきっといろんな人たちと話すことももちろん大事なんだけれど、1人の悩んでいる人と向き合うことももっと大事だと思えた。

そんなふうに再確認できる出会いほど、有難いものはない。ここにきて人と出会って話をして、そうしてまた新たな自分に出会うことができたんだ。

だから僕はまたいろんな人に会いにいく。会いに行って、話をしよう。それは1人の人とかもしれないし、こうやってたくさんの人たちと語らうものかもしれない。

こういう場所があるのは本当にすごいことだった。またパクチー大原さんに会いにこよう。そうしたらまた、はなさんにも、ペイさんにも、ジュンさんにも会えるかもしれない。またもっと別の人ともきっと出会える。

僕は僕にできることを、やりたいことを、僕なりにやっていくだけだ。

きっとまた新しい自分に出会えるはずだから。


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