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藪崎次郎さんの個展に行ったらすごくよかった話。

写真家で藪崎次郎さんという方がいる。
詳しくはTwitterのプロフィールを見てほしいが、非常に緻密で繊細な写真を撮る方で以前からSNSで写真を拝見していたのだが本日、彼の個展に伺わせて頂いた。

渋谷道玄坂アートギャラリーで実施しているのだが、圧巻の写真たちだった。

まるでピクセルの一つ一つが意志を持っているかのような美しさでずっと眺めていられるようなものばかりだ。その中でも氷炎という写真が気に入り、購入させて頂いた。

この写真で感動したのは、色の豊かさ、階調の豊かさ、仕事の細かさだ。

この夕焼けどきのオレンジが入る時に写真を撮ろうとすると、木はシルエットになってしまうし、下の大地の光と影ももっとコントラストが上がってしまうと思うのだが、全くそんなことなく多くの色を使って階調豊かに撮られている。

また細かく描写された木々も寒々しさが増して最高だな、と思っている。どうやってレタッチしているのか聞いてみると、この枝の一本一本をピクセル単位でレタッチし、美しく見えるように調整しているとのことだった。もはやphotoshopで描く絵画である。

そんなことやろうと思ったこともなかったので、風景をこだわりながら撮るとここまでやるのか、と純粋に感動してしまった。

今まで生きてきた中で美しい瞬間は多数あって、そこに感動するばかりで、その美しい瞬間を美しく残すことにこだわってみたいな、来年は誰かの心を動かせるような作品を作りたいな、と思える素晴らしい展示だった。

また、今回人生で初めてアートを買う、という体験をさせて頂いた。これも素晴らしい体験だった。自分が好きだな、美しいなと思うものを生活の中に取り入れて、毎日の生活が豊かになる想像をしてワクワクした。また、この写真が子供や孫に受け継がれて大切にしてもらえたとしたら素敵だな、ということも思い非常に幸せな買い物体験だった。

明日12/22で、彼の展示は最終日のようなので、興味がある方は一度訪問してみるとすごく幸せな気分になれると思う。

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