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実際、人生で自由な時間ってどれくらいあるの?ザッと計算してみた。


「人生100年時代」
世の中ではそう言われるようになってきました。
100年と言われると、人生は果てしなく続いていくような気がしてしまうときがあります。

でも、よく言われるんです。


「社会人になったら自由な時間なんてほとんどないよ。」

「・・・。」
え、、、。えーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
つまり大学を卒業したらもう自由な時間なんてないってこと!?!?!?!???
人生100年もあるのに!?

ってなるじゃないですか。

そこで、
「じゃあ実際のところ、人生に自由な時間ってどれくらいあるの?」
とシンプルに気になったのでザッと計算してみました。

ここで用いた数字はおおよその値ですが、
こうして数字にしてみると実感が湧いてくると思いますし、
人によっては人生を見直すきっかけにもなるかと思いますのでぜひご覧ください。


今回は、「老後までに残された自由な時間」を知りたかったので、
人生を100年と設定し、80歳~100歳の20年間は「老後」として、
大学卒業(22歳)から老後(80歳)までの
58年間の中での自由な時間を計算していきます。


人生100年だとすると何時間??

そもそも100年は何時間なのかを計算してみると、
100年→ 365日×100年=36,500日=876,000時間となります。

「すごい長いなあ」と感じますか?
それとも「意外と短いなあ」と思いましたか?

僕は、まったく想像もできない数字すぎてよく分かりませんでした。(は?)


生まれてから大学卒業までの時間

ここでは仮に、生まれてから4年制大学を卒業するまで
留年や浪人など何事もなくストレートで生き抜いたと仮定します。

そうすると、大学卒業までの時間は、
0歳~22歳の22年間→ 365日×22年=8,030日=192,720時間

まあ時間に直したところで想像しにくい数字ですが、
単純に考えてこの時点で人生の22%終了です。(100歳で死ぬ設定)

ちなみに僕は大学を1年留年するので、
365日×23年=8,395日=201,480時間は社会に出た時点で消費していることになります。
8,395日って聞くと短く感じる(笑)



老後(80歳~100歳)の時間

今回、老後を80歳~100歳に設定して「自由でない時間」とした理由は、
80歳以降もアクティブに自由な時間を楽しむイメージがあまりできなかったからです。
当然ですが、歳を重ねるごとに怪我や病気のリスクは高まっていきます。
80歳以降も元気でいられるに越したことはないですが、
思うように身体が動かなくなったり、頭が衰えたり、その他怪我や病気などで自由が制限されることも可能性としては低くないのでこのように設定しました。
(これからのさらなる医療の進歩には期待しています200歳まで生きたい)

いちおう時間に換算してみると、
80歳~100歳の20年間→ 365日×20年=7,300日=175,200時間


人生で睡眠に使う時間

あなたは寝ることが好きですか?僕は大好きです。
人生に欠かせない睡眠。どれだけ睡眠が重要かは多くの研究で証明されています。
では、人生のどれだけの時間を睡眠に充てているのでしょうか。
睡眠時間は人によって様々だと思いますので、
ここでは一日に8時間寝る場合6時間寝る場合の2パターンを計算します。

一日8時間の場合→8時間×365日×100年=292,000時間
         292,000時間≒12,167日≒33年
一日6時間の場合→6時間×365日×100年=219,000時間
         219,000時間=9,125日=25年

一日8時間睡眠だと人生の3分の1
一日6時間睡眠だと人生の4分の1を睡眠に使うことになるということですね。

一日たった2時間の差が100年で考えると8年分の時間を生み出すと考えると驚きです。
(4年制大学2周できる!)
が、科学的には人間一日に7時間以上は寝たほうがいいらしいので、
ひとくちに睡眠が短いほうが良いとは言えないのが難しいところ。

あ、本来の目的を忘れるところでした(笑)
大学卒業(22歳)から老後(80歳)までの58年間の中で
睡眠に使われる時間を求めなければ意味ないですね。

一日8時間の場合→8時間×365日×58年=169,360時間
         169,360時間≒7,057日≒19年
一日6時間の場合→6時間×365日×58年=127,020時間
         127,020時間=5,292.5日=14.5年

当然100年で計算したときと割合は変わりませんが、
58年のうち19年分は寝ていると考えるとかなり長い気がします。


ここで一度計算してみましょう!

58年-19年(一日8時間睡眠)=39年
58年-14.5年(一日6時間睡眠)=43.5年

これが、58年で睡眠時間を除いた自由な時間です。


あれ、

なにか忘れてないか?


そうです、我々の「自由」を最も蝕んでいる(という人も多い)
仕事の時間があります。

これは計算しておかなければいけませんね。


人生で仕事に使う時間

仕事の時間は、これこそ人それぞれな部分がかなりあると思いますが、
ここでの設定は以下の通りとさせていただきます。

・一日8時間勤務
・年間休日120日
・65歳で定年退職


365日-120日=245日
65歳-22歳=43年間

8時間×245日×43年間=84,280時間
84,280時間≒3,512日≒9.6年


58年のうち仕事に使う時間は約9.6年。
58年のうちの約16.5%です。

どう感じますか?
僕は正直「あれ、意外と短いな」と思いました。


実際のところ、これからの時代は何歳まで働かなければいけないか分からないので
もっと仕事に割く時間は多くなるかもしれませんが。

これを受けてなにを考えたでしょうか。

16.5%もある!と捉えるならば、
仕事との関わり方も見直すべきかもしれません。

逆に16.5%しかない、と捉えることもできます。
その時、残りの「自由な時間」の存在に気づきます。



結局、自由な時間は、


〈大学卒業から老後までの〉58年-〈睡眠時間〉19年-〈仕事〉9.6年

=29.4年

ついに出ました。お待ちかねの数字が。
私たちが22歳で大学を卒業してから80歳になるまでの58年間で、
自由な時間は約29.4年約257,544時間という結果が出ました。


まとめ

今回この記事を書くにあたって、最初は「自由な時間って限られているからどう過ごすか大事だよね」というような感じで着地するつもりでした正直。
ただし、実際にこうして計算してみた僕の率直な感想としては
「意外と自由な時間ってあるやん!!」でした。

この29.4年分の時間を短いと捉えるか、長いと捉えるかは人それぞれですし、
同じ人でも場面によって捉え方が変わってくるかもしれません。

でもシンプルに考えると、58年のうちの29年ですから
約50%の時間は自由だと言えるんですよね。

この自由な時間をどう使うか。
これは本当に自分次第。この時間は誰のものでもない、自分のものです


仕事も見方を変えれば、自由な時間と考えることもできます。


時間はどんな人にも平等に与えられています。
ただし、それはいつまで与えられるかは誰にも分かりません。
つまり、人はいつ死ぬかは分からない。


だからこそ、
いったん立ち止まってみて、時間の使い方を見直してみるのも時には大切だと思いました。

これが、多くの人の時間の捉え方、考え方、使い方を見直すきっかけになれば幸いです。


番外編:食事とトイレに使う時間


睡眠以外で毎日欠かせないのが、
食事とトイレの時間ですよね。
数字は適当ですが、参考にしてみてください。


食事の時間(朝30分+昼30分+夜1時間=1.5時間(日)で計算)
→1.5時間(日)×365日×100年=54,750時間=約2,281日=約6.25年


トイレの時間(1回2分×1日5回で計算)
→2分×5回×365日×100年=365,000分=約6,083時間=約253日


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