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日本酒イベントレポート:にいがた酒の陣2023

にいがた酒の陣2023に参加してきました。
今回はその様子をレポートします。

■イベント概要

2023年3月11日(土)・3月12日(日)
午前の部 10時(10時半試飲開始)〜13時
午後の部 14時(14時半試飲開始)〜17時
全4回開催
各回3000名限定

入場券
Aチケット(指定座席あり) 5000円 各回2000枚
Bチケット(座席なし) 3500円 各回1000枚

朱鷺メッセ ウェーブマーケット
〒950-0078 新潟市中央区万代島6番1号
TEL.025-246-8400 FAX.025-246-8411

知名度・規模ともに、日本最大級の日本酒イベントとも過言ではありません。
コロナ禍の影響で中止されていましたが、この度4年ぶりに再開です。

■現地の様子、雰囲気

現地に向かうところからイベントは始まっています。
自分が切符を買うのが遅かったこと、ウインタースポーツシーズンでもあるということで、新幹線の指定席は満席。
当日の自由席争奪戦となるわけですが、もちろん満席、なんならデッキまでぎゅうぎゅう詰めです。
スノボの道具を持っている人もいるため、かなりの圧迫感。
越後湯沢駅でかなりの人数が降りたため、そのタイミングで座れました。

霧で何も見えず


あっという間に新潟駅に到着です。

続々と。

会場に行く前に、前入りしていた友人と合流し、少しぽんしゅ館を覗きました。

よくみるこちらを生で。

自販機スタイルのあれ。

友人からの情報ですと、前回2019年コロナ禍前の際には、初日のみで8万人が来場したという酒の陣。
駅の混雑もまだまだこんなもんじゃなかった、と。
…oh。マジデスカ。シンジラレナイ。

さて、会場の朱鷺メッセまで歩きます。20分はかからないくらいの距離です。

こういうモニュメントは流行りなのでしょうか?
てくてく
会場はまだ奥です。
場所柄、こういう垂れ幕も。
会場行きのバス停には早速行列ができてました。

会場に到着、…と途端に大行列です。

建物の外から、中に続き、会場まで。
人数の割には意外と列の動きは早いと感じました。正味20分くらいでしょうか。イベントへの期待からか、そこまで長くは感じず。
並んでいる途中、入場チケットの確認が2回くらいありましたが、意味ありましたかね。


そんなこんなで、いざ入場。

会場でお水、マップ、お酒カップをホールドするダンボールが渡されました。


ということで、マイ酒の陣、開戦!

気温が高く、比較的薄着でもなんとかなりました
とても広い会場のはずが、ブースと人の多さで狭く感じます
指定席があるチケットの方はこんな感じに拠点設営
限定グッズのショップ


シンプルなスタイル
ポップが凝ってる
こちらは屋台形式の食事提供ブース

銘柄の知名度に比例して、ブース前には行列ができていました。
おそらく一番並んでいたのは“あべ”を醸す阿部酒造さん。
そして並んでいる方の年齢層が若い、さらに女性が多いのが印象的でした。
いま注目のクラフトサケを作る方々がかつて修行をしていたり、コラボなどもしていましたから人気が高まったのでしょう。
ただ、蔵側はこんな状況になると思っていたのか、どうなのか…。対応が大変そうですが。
その他、かなりの行列のできていた場所(銘柄)としては、
・久保田
・北雪
・鮎正宗
・〆張鶴
・月不見の池
・上善如水

などでしょうか。
新潟県内のみならず、全国クラスに有名なところですね。

システムとしては、全てのお酒が無料ではなく、一部は有料試飲という形です。
高価格帯のものや、貴重なものが不当に飲まれすぎるということがなくなりそうでよさそうです。
支払いは蔵ごとに現金だったりキャッシュレスだったりが混在しているので要注意。

また、ダンボールによるカップのホールドですが、一度にまとめて受け取れるというメリットはある一方、結果として、提供に時間がかかってのブース前での渋滞、もらった銘柄がわからなくなる、不安定でこぼしやすいという点も否めません。
渋滞はイベント再開に伴って、蔵元さんとの再会を喜ぶお客さんも多数だったことも影響しているでしょう。
提供する蔵ごとで一杯あたりがかなりの差があることも気になりました。
自分のような遠征組はどうしても荷物があるので、ぶつかってこぼしてしまわないかもちょっとヒヤヒヤでした。

空いたペットボトルを吐器がわりにするか?とも思ったが、ゴミステーションに飲み残しを破棄できるところがあったので、大いに活用しました。

事前の仕込みとしては、多めに持参した水。
飯が食えないこともつらいですが、それよりも水がないのが辛い。
朝の新幹線に乗る前に多めに食べておいたため、空腹感は問題なかったので、結果的にこのお水作戦は大正解でした。

参加は80蔵あり、お酒は400種類以上になります。
全部まわろうなんて到底無理であるのと、一部二部と連続参加することを考えて、慌てずにゆっくり見てまわりました。
一部だけ、とかだとかなり慌ただしくなるでしょうね。並んでたらほとんど回れないのではないでしょうか。

会の後半では千鳥足、壁にもたれかかっている方、帰り道には介抱されている方、ちらほら見かけました。
まぁイベントの規模からすれば致し方ないでしょう。

【戦利品】
・酒の陣お猪口

→定番品。参加証明みたいなもの。

・ステンレスお猪口


→物珍しさ、段々になっていて持ちやすい、そして特別価格で安いので購入。金メッキやダークな色合いもありましたが、ここはスタンダードなものを。

・酒の陣前掛け


→前掛け自体は山ほど持ってるけど、今後新潟がらみのお酒の仕事があったらどこでも使えそうなので。

・酒の陣パーカー

裏は前掛けと同じ柄


→一部で買おうかどうか悩み、二部の途中で行ったらもう展示品のみになってました。恐るべき人気。迷った時は行く、買わない後悔よりも買う後悔、ということで購入。

さて、初日を終え、2日目です。
この日はご縁あってパンダで有名な酒蔵さんのお手伝い要因としての参加。
主にやったことはシンプルで“プラカップをセット”、“酒を注ぐ”、“お客さんに渡す”。
これのただただ繰り返しです。一つの作業は数秒で終わりますが、いかんせんひっきりなしにいらっしゃいますので、それを連続3時間近くやります。
一部と二部とあるので3時間を2セットですね。
ほぼほぼロボットのような状況でしたが、酒の陣に参加する人の意気込みや熱気、楽しさは十二分に感じました。本当に日本酒好きなんだな、と。
また、結果として、イベントの全体像をお客として参加して把握できてからの手伝いでよかったと思います。

会場前の人が少ない光景
片付け中

■飲んだお酒リスト

もちろんすべて新潟県のお酒です。
9割以上は主にお客として参加した土曜日に飲んだものです。

笹祝 大吟醸 5年熟成古酒 山田錦
笹祝 大吟醸 4年熟成古酒 越淡麗
彌彦 極 純米酒 しぼりたて 生原酒
彌彦 極
福顔 バーボン樽で貯蔵した日本酒 FUKUGAO
福顔 ウイスキー樽で貯蔵した日本酒 FUKUGAO
福顔 超辛口 純米吟醸
福顔 えちご只今さんじょう
雪鶴 越淡麗 純米大吟醸 しぼりたて生原酒
雪鶴 大辛口 ブラック生酒
醸し香 にごり
醸し香 BY3
醸し香 BY2
越後自慢 無濾過生原酒
越後美人 純米
越後美人 純米吟醸
お福正宗 荒走り 大吟醸 鑑評会出品用仕込み 生原酒
大洋盛 長期熟成大吟醸原酒
大洋盛 優秀賞受賞酒 純米大吟醸原酒
大洋盛 紫雲
大洋盛 純米吟醸 北翔
大洋盛 純米無濾過生原酒
大洋盛 純米吟醸 スイートピンクラベル
笹祝 祝福 紫
彌彦 吟醸
千代の光 純米吟醸 KENICHIRO  参割麹
千代の光 三年熟成 純米酒
千代の光 challenge 01  天然乳酸菌仕込 生酛
千代の光 特別本醸造 真
雪中梅 大吟醸
雪中梅 特別本醸造
雪中梅 純米吟醸 美守
スキー正宗 朝一しぼり 水もと あま 限定酒
スキー正宗 朝一しぼり 水もと から 限定酒
越乃梅里 純米吟醸 無濾過生原酒
越乃梅里 純米吟醸 越淡麗 生原酒 2020
越乃梅里 嘉山 無濾過生原酒 しぼりたて限定酒
越乃梅里 純米大吟醸 亀口直採り
代々泉(よよいずみ) 特撰 純米酒
代々泉(よよいずみ) 特撰 純米吟醸 生原酒
代々泉(よよいずみ) 特撰 純米吟醸 生貯蔵酒
菊水 しぼりたて生原酒樽酒
舞鼓鶴 鼓 88(ハチハチ) 
舞鼓鶴 鼓 88(ハチハチ) にごり
舞鼓鶴 越後しぼりたて生酒
舞鼓鶴 純米大吟醸 生原酒
かたふね 特別本醸造 本生うすにごり
かたふね はなじかん
かたふね 純米
妙高山 純米大吟醸 酒の陣限定
妙高山 熟成原酒
金升 朱ラベル
越の誉 純米大吟醸 無濾過生原酒
越の誉 あらばしり 純米しぼりたて
菱湖 純米ドライ
峰乃白梅 本生酒 純米吟醸 辛口
峰乃白梅 純米うすにごり生
至 GON  山廃純米
至 純米にごり
至 純米生酒
越の白鳥 仕込10号 特別純米
越の白鳥 仕込11号 純米吟醸
笹祝 祝吹 イエローラベル
笹祝 祝吹 パープルラベル
笹祝 純米 無濾過生原酒 2020
満寿鏡 F40  Shizuku

気になるやつもたくさんありましたが、時間や行列の壁で飲めず。
毎回こうなると思うので、毎年参加したくなるのでしょうね。

また、今回は写真を撮ることにはこだわりませんでした。
周囲に迷惑になっても仕方ないですしね。

■終わりに

今回は各回が3000人ごと。それでもかなりのわちゃわちゃでした。
コロナ禍の前は相当な混雑、いや、混雑という言葉では言い表せないような状況だったことが想像されました。
ただ、会場のブースの配置とかはもうちょっと工夫できたのでは…。
このイベントふくめ、新潟駅近辺での飲み歩きやぽんしゅ館など、日本酒飲みにとっては何度でも足を運びたくなる場所行きたくなる、そんな場所が新潟でした。

では。

西陽がかかるいい雰囲気
良い気分で会場を後に。
余談ですが、コンビニにこれだけの日本酒ラインナップがあるって最高ですね

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