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日本酒イベントレポート:YOMOYAMA NAGANO

YOMOYAMA NAGANOに参加してきました。
今回はその様子をレポートします。

■イベント概要

長野県の酒蔵が一堂に集合し、それぞれのブースには各蔵自慢のラインナップがズラリと勢揃い。ここでお目当ての銘柄を、作り手の説明を聞きながら試飲できる贅沢なイベントが「YOMOYAMA NAGANO」です。
2024年も国内4会場で開催いたします。関係者の皆さま、ボランティアの皆さま、日本酒ファンの皆さま、ぜひご来場いただきますようお願い申し上げます。
2024年の開催日・会場
5月15日(水) 東京会場 浅草ビューホテル(チケット販売中 / 一般用前売り券は完売)
7月17日(水) 大阪会場 ウェスティンホテル大阪
8月20日(火) 札幌会場 グランドメルキュール札幌大通公園(旧ロイトン札幌)
9月26日(木) 長野会場 ホテルメトロポリタン長野

参加予定蔵
全4会場に出展する蔵
酒千蔵野/西飯田酒造店/遠藤酒造場 大塚酒造/千曲錦酒造/大澤酒造/土屋酒造店/伴野酒造/黒澤酒造/ 岡崎酒造/和田龍酒造/山三酒造/信州銘醸/ 伊東酒造/宮坂醸造/髙天酒造/豊島屋/諏訪御湖鶴酒造場/ 小野酒造店/仙醸/米澤酒造/湯川酒造店/七笑酒造/ 大信州酒造/丸永酒造場/美寿々酒造/EH酒造/ 市野屋/北安醸造/大雪渓酒造/ 丸世酒造店/田中屋酒造店/角口酒造店/志賀泉酒造

一部会場のみ出展する蔵(東京/大阪/札幌/長野:出展する会場のみ表示)
よしのや(東/大/札)/今井酒造店(東/長)/髙橋助作酒造店(東/長)/ 東飯田酒造店(東/大/長)/長野銘醸(東/大/長)/桝一市村酒造場(大/札)/ 松葉屋本店(東/大/長)/高沢酒造(東/大/長)/ 戸塚酒造(長)/古屋酒造店(東/大/長)/武重本家酒造(東/大/長)/ 木内醸造(長)/橘倉酒造(東/大/長)/佐久の花酒造(東/長)/ 沓掛酒造(東/大/長)/若林醸造(東/札/長) /酒ぬのや本金酒造(東/大/長)/ 舞姫(東/長)/春日酒造(東/大/長)/宮島酒店(東/大/長)/ 喜久水酒造(東/大/長)/中善酒造店(東/大/長)/善哉酒造(長)/ 岩波酒造(東/大/長)/笹井酒造(東)/亀田屋酒造店(東/大/長)/ 和饗酒造(東/大/長) /薄井商店(東/大/長)/ 井賀屋酒造場(札)/玉村本店(東/大/長)

・小売店・卸の皆さま・・ 13:00より入場可能、18:00まで
・飲食店の皆さま・・ 14:00より入場可能、18:00まで
・その他一般の皆さま・・ 15:00より入場可能、18:00まで
入場料/1名:3,000円

上記リンクより

日本酒のイベント、都道府県ごとの酒造組合が行うイベントの中でも大規模なものの一つと認識しています。
かねがね名前は知っていましたが、いかんせん平日の開催ということでなかなかうかがえなかったこちらのイベント。
今回、ありがたいことにボランティアスタッフとして入る機会を得たので初参加になります。
さて、どんな感じでしょうか。

■現地の様子、雰囲気

錚々たるラインナップの中にひとつ異質なものが。

やってきました浅草ビューホテル。
結婚式なども行う立派な会場です。

イベント参加、としていますが、今回はボランティアスタッフとして入っています。
どこのブースに入るかは当日までわからず、受付をしたところで判明。今回は佐久地域にあります千曲錦酒造さんに入ることになりました。過去に飲んだことがある銘柄だったため一安心でした。

ボランティア用のTシャツを着てスタンバイ。こちらは持ち帰れます。
ボランティアのミーティングの際には、運営の方から「ボランティアの皆様にも貴重な1日の時間を割いていただいています。何卒、長野のお酒のファンを作るようにがんばりましょう」とのコメント。なるほど、着地点が明確です。

メインの業務はお酒を注ぐことです。お酒や蔵の説明は蔵の方が対応していました。
今回は、蔵の営業担当の方が3名、作り手が1名とかなりマンパワーに恵まれていたため、僕があれこれとお話しする必要もなく、注ぎ手としてただただ動いていました。

なお、千曲錦酒造さんは現在生産量は4500-5000石ほど、最大ピーク時は1万を超えていたとのこと。
酵母は非公開。ブランドの「帰山」はできて20年以上は経っています。県外が8割、県内が2割の出荷割合とのこと。かつてはこれだけ酸味がたっているお酒は「ダメな酒」と言われていた中、甘・酸の調和を目指した味わいは、まさに時代が追いついたものといえます。

会場マップ
会の終盤の様子
会場を出たところで休憩している人も。

スケジュール的には、最初に受付する小売店の方は最長5時間滞在できることになります。
もちろん、商談のためだったり、蔵とのコミュニケーション・情報収集のためもありますしね。それくらいの時間は必要ですね。
飲食店の方は、夜は営業があるでしょうから、この時間になりますね。
一般の方でも、3時間ありますし、しかもこの蔵・お酒の数で3000円ですからだいぶお得です。
都道府県面積で4位の長野県。同じ県といえどもそのお酒の幅も広いと言うもの。

会場でプラスチック製の猪口を用意しておりますが、マイ猪口・マイグラスの持ち込みは大歓迎です。
環境保全(ごみ削減)のため、そして何より最高のお酒をしっかりと利いていただくために、器の持参をお勧めいたします。

上記リンクより

こちらも明記されているのがありがたい。
やはり自分好みのデザインだったり、量をコントロールできる酒器が使いたいというものです。
事実、かなりの人が酒器を持参していました。

入場は3段階にわかれており、酒販店、飲食店、一般、と時間差になっていました。
酒販店は250名、飲食店は150名、一般は400名のチケット販売とうかがっており、それですでに800人近く。
当日参加もあったでしょうから、1000人いかないくらいの人数だったのでしょうか。
実際、一般の方が来場された後は会場もだいぶ混雑していました。
来場者の年代は40代、50代がボリュームゾーンでしょうか。

吐器もあります
お水ブースも。

通常、ボランティア・スタッフとしてはいると、あまりおおっぴろげにお酒を飲むことはできません。仕事がありますからね。一応、提供するお酒に関しては味がわからないとどうしようもないので、少しはテイスティングしますけども。
ただ、このイベントでは、終盤の1時間はボランティアもいち参加者として試飲OKと公にされています。この点が素晴らしい。時間を見計らって「お疲れ!」と乾杯に来てくれた友人もいました。嬉しい限り。

駆け込むようにいくつかのブースをまわってお酒をいただきました。

■飲んだお酒リスト

帰山 純米大吟醸 弍番 生酒
帰山 純米大吟醸 弍番 Extra Edition
帰山 純米吟醸 参番
帰山 純米吟醸 参番 生酒
帰山 純米吟醸 参番 Extra Edition 袋しぼり
帰山 裏帰山 純米吟醸 超辛口+10
帰山 裏帰山 純米大吟醸 超辛口+10
千曲錦 純米大吟醸 原酒 全量山田錦50%
千曲錦 スパークリヴァン
明鏡止水 夏純米 日本の夏
髙天 純米辛口 寒造り
髙天 純米大吟醸 無濾過原酒
瀧澤 純米吟醸 芳香甘口生酒
斬九郎 純米酒 61 生 減農薬栽培美山錦
酔園 幻の酒ブルー 純米吟醸
酔園 純米吟醸 ワイン酵母仕込
積善 純米吟醸 夏の酒 月下美人の花酵母
北信流 純米吟醸 生酒 金紋錦
黒澤 生酛造り まると 純米酒
黒澤 生酛造り 12O'clock
つきよしの 赤 辛口純米酒
山三 純米吟醸 山恵錦 ひとごこち 五割五分 無濾過原酒
本金 純米酒 雨上がりの空と
佐久の花 純米吟醸 Saku-87 花酵母コスモス(佐久酵母SAKU1)使用
和和和 吟醸 ひとごこち
白馬錦 STARS AND SPARKLES
白馬錦 白馬JAZZ
五岳 純米吟醸 美山錦
五岳 特別純米 山恵錦
若緑 特選純米酒 手造りの酒
信州亀齢 山恵錦 純米吟醸無濾過生原酒

もちろんすべて長野県です。
初めて見る銘柄もあり、長野県のバリエーションの多さ、奥深さを感じます。願わくばもっと時間がほしかった、というのが本音ですが。笑
美山錦、山恵錦を使ったお酒はかなり打点が高い印象です。

■終わりに

とても良い経験でした!
この運営方法、ボランティア形式は他のイベントでもぜひ参考にして欲しいところです。
お客としてきていたらすごい情報量、長野県の日本酒をこれでもかと深掘りできるまたとないチャンスでしょう。
ぜひ機会があればご参加ください!


ではでは。

パネルが複数あって奥行きが増して、モニュメント感が一層アップ

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