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志望動機って「準備した嘘」を言えるんです

2019年11月25日 「面接する側はこういうところを見たくて、こういう質問をしているよ」

古川 健介さんがリンクをシェアしました。

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あらすじ
こんにちは!「アル」というサービスをやっているけんすうです。「アル」で検索してみてください。


相手目線の面接

西野さん先日の投稿を見て思ったのですが・・・。
割とみんな「選ばれる側の目線」で行動をしてしまうな、というのがあります。
例えば、就職活動などで話していて「この人、選ばれる側の目線だな」と感じることはよくあります。
しかし・・・。このサロンではよくいわれているように、常に考えるべきは「お客様目線」であり「相手目線」です。
どんな立場であれ「相手の目線に立てる人は強い」んですね。

なので、現場は経営者目線を持つほうが有利だし、経営者は現場目線を持っていると有利なのです。
これはその目線を持て!という話よりも「相手目線を持っている人は異常に得なゲームだから、そうしようよ」という感じです。

といいつつも・・・、ぶっちゃけ「選ぶ側の経験がないからわからないよ!」という人も多いのではないでしょうか?
逆に、「相手の目線とはどういう目線か?」というところから想像する、というのは結構難易度が高いと思うのです。

というので、面接などをよくする経験から「面接する側はこういうところを見たくて、こういう質問をしているよ」ということを紹介したいと思います。

前提
まず、前提として、面接では何が聞きたいのか・・・?というと
主に2つだと思っています。

その人がどういう人なのか(人格とか性格とか好みとか)
その人には、実現能力があるのか
ですね。

特に・・・ぶっちゃけ1のほうが大事なんです。
スキルは意外となんとかなりやすいんですが、性格はどうにもならないのです。

ご自身でも考えてもらいたい思うんですが、一緒に働きたい人の条件を考えると、70%くらいが「リーダーシップがある」「プロジェクトに前向きで思い入れが強いひとである」とかだと思うんですよね。
「スキルが高い人」というのは、0ではないとしても、20%〜30%くらいなんです。

さらにだいたいの会社は「マッチした人がほしい」わけであって、「超絶優秀な人が欲しい」わけじゃないんです。
たとえば、僕の会社に孫正義さんとかが入ってきても、ワークしないわけです。

というので、採用する側としては「その人が、パズルでいうとどういうピースか」というのを知りたいんです。


聞かない質問

その前提を考えた上で、まず聞かない質問を紹介しておきますと

一番意味がないのが「志望動機」ですね
あれ、本当にみんな聞くのですが、個人的にはなんの意味があるかわかっていない派です。

というのも「うちに来てほしい人を採用する」とかはどうでもよくて、「自分たちがほしい人を採用する」べきじゃないですか。
で、「なんでそんな質問するの?」と面接官に聞いてみると、「やる気ある人を採用したいから」、とかいうんですけど、、
志望動機って、よく聞かれるので、みんな「準備した嘘」を言えるんですね。
準備した嘘を聞くというのは基本的にあまり参考にならないので、聞く必要はないと思います。

それでも「いや!意味はあるんだ。たとえば、会社のことをどれだけ調べたかを見るためだ」と主張されることもあるんですが、「その情報を聞き出したいなら、もっと効果的な質問ありません?志望動機聞くと、準備された嘘で、いかようにも誤魔化せるのでは?」と思ってしまうのです。

面接では本音を聞くか、せめて「とっさに出た嘘」を聞くべきだと思っています。

というわけで、聞いていることです。
いろいろあるんですが、重要な2つだけを紹介してみます。

今の上司から、最近受けたフィードバックは何ですか?

「あなたの強みは?弱みは?」とかを質問してしまうと、これも準備された答えが帰ってくるのですね。
特に「弱みは?」とか聞かれると、みんな「良いほうにも捉えることができる答え」を用意して言うんですね。

僕だったら「情報を言語化して伝えることが得意なんですが、あの手この手で伝えるので、逆に冗長になってしまったりすることですね」みたいな。
それお前、短所じゃねえじゃん、みたいな。

「今の上司(部下でも同僚でもなんでもいい)から、最近受けたフィードバックってありますか?もっとこうしたほうがいいよ、的な・・・」
みたいに聞きます。
そうすると、割とちゃんとした答えが返ってくるのですね。それで判断したりします。


もっともテンションがあがったプロジェクトはなんですか?

ダメな面接をする人は「どういう仕事をしていましたか?」ということを聞いちゃうんですが、そうすると、答える側としては、順を追って説明しがちです。
これは、質問する側は、答える側の気持ちを考えてないですし、答える側は質問する側の気持ちを考えていないのです。

もし、あなたが答える側だった時に、これを聞かれたら「時系列に伝える」ことじゃなくて「ちゃんと強弱をつけて、自分が一番いいと思ったプロジェクトとその役割を答える」というのがいいと思います。

逆に聞くほうとしては「もっともテンションがあがったプロジェクトはなんですか?」と聞くことで、思い入れが強いプロジェクトだけを聞くことができます。
さらに「そこで、どういう役割を果たしたんですか?」「どうしてテンションあがったんですか?」などと続けて聞くことができるので、すごく便利です。

というわけで
面接で聞いている側の目線のイメージづくりになればな、と思って紹介してみました。


さて、選ばれる側といえば・・・。
僕のやっていて、西野さんも投資している、「アル」のアプリが、Google Playのユーザー投票部門にノミネートされています。
これが!投票締め切りが今日までなんです!
5位までに入ると、すごく嬉しいんです。
選ばれたい!すいません!
お願いはこれで最後なので、まだの方はぜひとも投票してください!
選ばれたい!



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