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#愛について語ること

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自分がいったい何について愛を感じているのか、きちんと言葉にしてみる。言葉にするために、愛の対象となるものを写真に残す。私が傾ける愛から、派生した様々なものや人とのつながりを考える。
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#小説

故にわたしは真摯に愛を語る

 か細く浮かぶ月を何気なく眺めているときに、ふと夏目漱石が口にした「月が綺麗ですね」とい…

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#97 自由と孤独と愛の最中で

 わたしは大学の時に、英米文学を専攻していた。  今思うと、わたしの大学における花形? …

#89 生きがいを求めて愛を探している

 外へ一歩でも出ようものなら、沸々と瞬間湯沸かし器のように汗が滲み出る。ただ、ひたすら暑…

#1 本についての愛を語る

 先日愛に関して自分の中で再定義しようと思い、ソロプロジェクトを立ち上げた。で、初回は何…

#2 写真についての愛を語る

 唐突に今、自分が誰かといる瞬間をファインダーに収めたいなと思う。自分が見た、心揺さぶら…

#6 救済に連なる愛を語る

 時々、グッと見えないものから無言の圧力を感じることがある。何に対してわたしは恐怖を感じ…

#9 桜についての愛を語る

 ハラハラと散りゆくピンク色の花びらをそっと拾って「風流だねぇ」と嬉しそうに呟く彼女の姿が、頭から離れない。麗かで優しさに包まれた季節を脳裏に刻みながら、そっと目を瞑る。平穏な日常が、そっと寄り添っている。一斉に花びらが舞う景色は、たとえ必然性を伴って造られた世界だとしても、関係ないと思った。 *  春の季節は気温も程々の暖かさなので、四季の中でも好きな時期なのだが、唯一のわたしの天敵と言っても過言ではない花粉が悪さをする。その訪れを歓迎して良いかどうか、これまた微妙な感

#12 レトロについての愛を語る

 なんだかんだ言っても、わたしは昔懐かしいものが好きだ。  果たしてどう表現すればよいか…

#18 不器用な人生についての愛を語る

 人が感情を捨てたら、それは人と呼べるのだろうか。  この文章を書いているとき、ほんの少…

#23 大人についての愛を語る

 ガシャンカタカタプシューという音が、頭の中で聞こえた気がした。カメラやスマートフォンが…

#27 ミステリーについての愛を語る

 思えばわたしが小学生のころ、世間はホラーブームと並んでミステリーブームが巻き起こってい…

#28 パンについての愛を語る

 昔から、パンに目がない。だいたいわたしの家では、朝ご飯に出てくるのはご飯7割、パンが3割…

#34 言葉についての愛を語る

 最近、自分の周りが色々と、目まぐるしい。瑣末な日常の出来事に追われて、ほんの少しアップ…

#42 余韻についての愛を語る

 ふと生活をする中で、深く呼吸をしたくなる時がある。日常は常にせわしなく回り続けていて、ひたすら走っているうちに息切れする。それは思いのほか、自分が意識のないまま積もり積もって折り重なっていく。誰かと話すのは楽しい、新しいことに挑戦することは楽しい、ちょっとした変化に飛び込んでみるのも楽しい。でも、時折息が詰まりそうになる。 * 週末のエンドロール  ずいぶん昔のことだけど、原田マハさんの『キネマの神様』という本を読んだ。ちょうど3年ほど前だっただろうか、『男はつらいよ