しゅう

“シューカツ”を考える。

自分のことについて。都内私立大学(マーチと呼ばれる大学郡)の商学部。

17卒。マスコミ、マスメディア志望。出版社、広告、広告代理店のみ志望。

一般企業(ここでは大きく株式会社)における就職活動について。

2016/03/01 大型ナビサイトがオープンした。

上記、画像は3月1日0:00にオープンしたナビサイトの様子。

今年の就活市場に、実しやかに流れている情報。「売り手市場」「短期決戦」マスコミ志望者は4月中に、エントリーシート(ES)の提出ピークを迎える。

●「売り手市場」の実態
実感として、「売り手市場だから楽だ。」とは思わなかったし、感じることは少なかった。2020の東京オリンピックによる、ニーズ拡大から、インフラ系、ゼネコン系などの志望者が増大したと感じた。しかしマスコミ志望者の数は、採用枠に対して膨大な就活生がいるように思えた。「短期決戦」は大いに弊害であった。経団連(一般社団法人日本経済団体連合会)は、
2016年3月1日 エントリー解禁、同年6月1日選考解禁、のはずだった。

選考解禁以前に選考を進めていた企業は、かなり存在した。みんなが知っているあの大きな企業なんかも。一部の外資系はコンサル系は3月1日前に選考を進めていた、という話を聞いたが、エントリー開始はおおよそ同時。

またリクルーター制度が、昨年来よりも多くの企業で実施している様子が伺えた。青田刈りならぬ「苗狩り」が横行している、印象。また事実関係は不明だが、聞いた話リクルーターを担っている社員は、総務部の人間でも、人事部の人間でもないことがある。一般業務の傍ら、上に命じられて仕方なくリクルーターをしているという印象。

また、リクルーターが有能な人材を確保してことで、その評価はそのリクルーターには適合されない。よって、リクルーター面接を突破したからと言って、安心はできないことがあり、適当に、上げたり落としたりする可能性がある。

●「インターシップ制度」の実態もうひとつ矛盾を感じざるを得ない実態が、「インターンシップ制度」多くの企業が、サマーインターンシップを代表に、実施している。実施していること、多くの被選考人(学生)に、企業自体を認知してもらうこと、には大きな意義があるが、問題な点としては、そのインターンシップと選考が相互に関係しあっていること。経団連の手引き参照。

インターンシップと採用選考活動は、一切関係ないことを明示した上で、インターンシップを実施しなければならない。

ただ、事実関係、インターン生採用枠や一般採用選考とは別ルートでの、選考が存在することは確認されている。またそういった情報は、コンプライアンスの問題や事情の関係か、公式に発表されることはまず、ありえない。そういった不透明な選考ルートの中、安心して就職活動に取り組むことができるでしょうか。現在の日本の就職活動の気質自体が、ブラックであることは、否定できない現実だと考えられる。

●学歴に関するフィルターの問題

所謂、学歴フィルターは、YES OR NOで言えば、YES。存在します。しかし、存在するから、有名大学じゃないから、採用されないかと言えばそれは違う。自分の所属大学を優遇してくれる(贔屓してくれる)企業は少なからずどこでもある。それをフラットにすることは、1,2年や5年、10年費やしても難しい現実がある。また大学を選ぶ基準にも大きく関わってくるので、ここでは割愛します。



じゃあどうすればいいの?



●売り手(非選考人«就活生»)の問題点と改善策

・ 業界に対して、無知であることが多い。

・ ニュースや世間動向を無視しがち。

・ 大手主義が大筋であること。有名企業に目が行きがち。(B to C)

・ マ●ナビ、リ●ナビを過信すること。

・ ESテクニックなどの、一過性技術に惑わされる。

・ 自分がどういう人間かと、他人に説明しきれない消化不良に陥ること。


多くの企業の選考フローは下記の通り。

書類選考

説明会

テスト(WEBテスト、テストセンター、筆記試験)

面接(グループディスカッション、グループ面接、個人面接)


説明会に関しては、書類選考より前に行う企業もある。



社会人になるにあたって、ニュースや業界をチャックすることはほぼマストであると言及できる。また大手主義が良いか悪いかは人の主観的な問題なので、一概には言えないが、

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO9964629014042016000000

こういう記事があるように、企業の魅力はそのネームだけではありません。
大手メガバンクみ●ほ銀行に内定をもらい、40年働いた生涯年収と、地方銀行千葉●行に内定をもらい、40年働いた生涯年収だと、後者の方が累計額を上回るということは、ざらにあります。

また、懸命に努力し、大手に内定をもらったからと言って、3年でその会社を辞めてはなんの意味にも、キャリアにもなりえない。企業選びは慎重に。業界研究は、まず各業界マップを頭に入れる、競合他社はどこなのかの把握のため。

また活用できるツールとしては、就職四季報や会社四季報がマストです。立ち読みでもいいので、是非目を通してください。できれば、買ってください。

http://store.toyokeizai.net/magazine/shushoku_all/



またマ●ナビ、リ●ナビは新卒一括採用に向き合っている企業にとっては、ありがたいサービスで、就活生と企業とのエージェントの役割を果たし、便利ですが、一方、のべ400万あると言われる日本企業のうち、掲載企業数を比較すると マ●ナビは約15,000 リ●ナビは約12,000。400万ある企業のうち99%が中小企業。この縮図をざっくり見た時、就活生はどれだけ小さい面しか見られていないのか、ということに気付かされる。400万の企業のうち、新卒を採用している企業がいくつあるか、も重要ですが、無論、すべての企業がナビサイトを通じて新卒採用しているわけでもない。また成功者の話は耳に入りやすいです。弱い時は、特にテクニックや一過性技術に偏りがち。


http://diamond.jp/articles/-/15251

『面接の達人』

という、就活生御用達の名著があります。この本で、書かれていることは一貫してこのふたつ。

[言うことは、「自己PR 」と「志望動機」。]




アレコレというテクニックの装飾は不要で、このふたつさえ言えればどんな企業でも、相手にされる。また資格で勝負しようという人も、要注意。資格はないより、合ったほうがいいが、切り札には成り得ないということ。反対に、ひとつ注意して欲しいことは、多くの企業が選考で課すテストについて。有名なSPIを代表とする、WEBテストやテストセンターでの能力試験。代表的なWEBテストを挙げると、

SPI(リクルートキャリア社)

玉手箱、C-GAB、Web-CAB(SHL社)

TG-WEB(ヒューマネージ社)

CUBIC(エービーシー社)

TAP(日本文化科学社)

SCOA(NOMA総研)

など。


各テストによって対策は様々であり、スポット対策すればするほど、選考が優位に働くことは現実に往々にしてある。また、能力試験だけではなく、適正(パーソナリティ)テストによる結果でも、選考へ大きく影響がでる。

詳細はこのサイトを活用。

http://saisokuspi.com/gaiyou/taisaku_seikaku/

また自分はどういう企業に興味があるか、どういう業種が向いているのかわからない、という人向けにはおすすめのツールがある。自己分析と言われる、類の研究の一環で、飽くまでも、目安になりうる、という程度の話。

エニアグラム

http://shining.main.jp/eniatest.html

適正や気質、性格から、自己分析することが出来る。これは就活生のみならず、だれでも無料できるので、早いうちから自己を知っておくのも良いかもしれない。


●買い手(企業側)の問題点と改善策。

・ 選考フローの不透明さにおける問題。

・ リクルーター制度などの隠蔽気質な体制。

・ インターン制度等から、青田刈りをする気質。

・ 経団連の規則に従うのか否かの意思表示なり、選考スキームの計画を公開する。

基本的にはディスクロージャーによる問題ばかり。どれも、就活生を不安にする要素ばかりで、良い人材を採ろうとする全うな姿勢が皆無。現状インターンと採用が関係を持つことは、イリーガルな事態。名実(名目と実質)が違いすぎること。またリクルーター制度は今すぐ廃止すべき、だと考えられる。人事でもない人間が、適当に就活生をピックアップし、上へとコマを進めること自体、選考に平等性がなく、不公平。


各就職支援人材サービスに携わる方々へ。

就活の実態を伝えなさすぎです。またキャリア形成やブラック企業などを詳らかに言えない時点で、企業の回しものと言われても、致し方ないことのように思われます。

まぁそれが現状のビジネススキームとしてセオリーであるなら、言及できることはもうない。

18卒、19卒の方々へ。

選考時期は毎年不安定です。1年や2年上の先輩の話も、今年には全く使い物にならないという可能性も大いにある。将来の見据えた、業種選び、そのキャリア形成に学部生として何を残せるか、自分の話ができる、ネタ、またそのタネ、さらにはその苗床をしっかりと形成すること。インターンに行くのも、留学するのも、YESともNOとも言えない。またキャリア形成とは、単に一般企業に就職するだけではない。公務員という選択、士と呼ばれる職業へのキャリア形成、学校法人、財団法人、NPO法人。多種多様な社会だからこそ、迷う、いや迷え。贅沢に、さらに贅沢に迷え。

それを選択することが、若干21、22歳で強いられる国が日本です。


参考資料及び参考文献。

http://www.keidanren.or.jp/

http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chushoKigyouZentai9wari.pdf

http://one-group.jp/humanresource/ad/new_hikaku.html

http://diamond.jp/articles/-/15251

http://saisokuspi.com/gaiyou/taisaku_seikaku/

http://shining.main.jp/eniatest.html

http://store.toyokeizai.net/magazine/shushoku_all/




以上。

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