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うつ病の療養中には日記を書くのがおすすめな理由

こんにちは。うつ病ブロガーのだいだいです。

うつ病を患っており、今は休職中や療養中だという方にはぜひ日記を書いてほしいです。

というのも、実際に日記を書き続けると、うつ病に良い効果があるからです。

今回はなぜうつ病で療養中の人が日記を書くべきなのか、うつ病療養中である僕がその理由と効果を3つに分けて紹介しようと思います。

(当記事は過去に筆者が運営のブログ「夢民島」に投稿した記事を再編集した記事です。有料記事となっていますが、全体の8割以上は無料で読むことができます。)

①自分自身の状態を把握して客観的に判断するため

人はうつ病になるまでの話には興味を持ちますが、実際に現在「うつ病」だからといって気にかけてくれる人は家族やよっぽどの親友ではない限りいません。

(僕が実際そうでした。ただ単に友だちが少ないだけかもしれませんが…汗)

さらにうつ病になって会社や学校を辞めると他人と関わることがなくなるので、気にかけてくれる人が周りからはいなくなってしまいます。

そういった状態でうつ病を患っている人が知るべきことは、まず「自分の状態を客観的に把握すること」です。

病院やカウンセリングに行けば医者やカウンセラーがあなたの身体や心の状態を客観的に診てくれると思いますが、週に1回や月に2回等の通院になりますので24時間一日中あなたの様子を教えてくれるわけにはいきません。

「今日、顔色悪いよ。大丈夫?」

「ちょっと元気ないんじゃない?」

などと、会社や学校に行っていると自然に周りの人が自分の変化について言ってくれることもあるので、日記など書かなくても他人に聞くことである程度は自分の状態を把握することができます。

しかし、うつ病になって会社を休職中の人や退職した人、それに学校を辞めた人はそういうことができないので、自分で自分の状態を把握することが必要となるのです。

②自分が自分であることを認知するため

うつ病になると正常な判断さえもできなくなります。

また、うつ状態にある場合、「できた」か「できなかった」かさえの区別も困難になり、「できているかできていないかさえ認知できなくなる状態」に陥ります。

それは自分が自分であることすらわからなくなっていることを示しています。

これは実際にうつ病にならないと分からなかったことなのですが、うつ病の症状がひどい状態は「できなかったことすら分からない」状況のまま毎日が過ぎ去っていきます。

こんな毎日が続いていると、正直自分が生きているのかさえも認知できなくなります。

例を出すと、僕はブログを書いていますが、症状が軽くなった現在、記事を書けなかった日は、

「あー、体調が悪くて今日は全然書けなかったなぁ」

とちゃんと自分で認知することができます。

この状態は「書けなかった」ということが認知できているので実は良い状態なのです。

しかし、うつ病の症状が重いと「書けなかった」ということさえ認知できなくなるのです。

うつ病になってすぐの急性期は生きるので精一杯になるので、自分が今日何をしたのかさえ分からなくなります。

僕はうつ病の急性期は「身体は老人で頭は赤ちゃんのようになったみたい」だと表現しています。

そんな状態の時には日記に、

「今日は○○をした」

「今日は何もできなかった」

と書くことで「自分が自分であることを認知すること」ができます。

これがうつ病の療養中には大切なのです。

③明日を生きる羅針盤になりえるため

うつ病になると今この瞬間を生きることに精いっぱいになり明日、明後日、来週、来月と未来のことを考えることができなくなります。

うつ病ではない健康な人は「明日も仕事、週末はデート」、「来週水曜日は学校とバイト」などと言うように忙しい中でもちゃんと近い未来のことを考えてそれなりに計画を立てて生きています。

それは余力があるから考えることができるのです。

しかし、仕事が忙しいなどの理由で寝る時間もない毎日が続いていくと考えるための余力がなくなり明日のことも考えられなくなります。

「何も考えられなくなる。」

それがうつ病の症状なのですが、うつ状態からうつ病になってしまう人は、

「何も考えられない状態になっているにも関わらずそれでもがんばってしまう人」

なのです。

僕も長時間労働が続いていたある日、とある出来事がきっかけでうつ病ということが発覚しました。

それまではうつ病の症状が出ていたにもかかわらず、僕自身はもちろん周りの誰も僕の異変には気付いていませんでした。

もしその出来事がなければ自分がうつ病であることさえも分からずに命を絶っていたかもしれません。

よく普段と変わらずに家を出かけたのにその後自殺してしまう人がいます。

「電車の定期券を先週更新したばかりなのになんで…」

「昨日その人に会ったばかりで元気そうだったのに…」

という風に。

がんばってしまう人はある日突然、電池が切れたかのように急に自殺してしまう人が多いのです。

それがうつ病の人の自殺を防ぎにくい理由の一つにもなっていると思いますが、

「自分の状態を把握する」

ということは実は生死さえも分ける非常に重要なことなのです。

今日をどう過ごしたのか、そして明日をどう過ごすのかについて考えたことを文字化することはうつ病の治療に有効だと思いますし、うつ病の予防にも有効なのではないかと僕は思います。

明日を生きるために、そして最悪の選択肢を避けるためにも、日記はとても有効な手段だと僕は感じています。

何を書けばいいの?

と、ここまでうつ病の治療には日記を書くことがいいよと散々述べてきましたが、実際、急に「日記を書け」と言われても何を書けば良いのか困るという方もいらっしゃると思います。

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