見出し画像

念願の海外初挑戦(フィンランド)

夢に見ていた海外初挑戦。
2020年1月にフィンランドへ向かいました。
大学4年間、怪我で先が見えない時でもこの時の事をずっと考えて頑張ってきました。

出発前は楽しみもありましたが、不安もありました。
なぜなら今回の挑戦で契約出来なかったらサッカーは辞めると決めていたからです。

僕が参加したのは3部リーグのチームです。
監督はイギリス人で元プレミアリーグの選手でした。

やっぱり向こうの人達は身体が大きいし、自分と同じぐらいの身長でも身体の厚みが違いました。
普通に当たっても勝てないので、タイミングずらしてぶつかるか、無理なら思いっきり削りました。笑

選手としての能力やレベルは、
3部リーグなので高くはなかったです。

でも日本でやっていた時より迫力は違いました。
練習中に思いっきり削られたり、怒鳴られたりもしましたけどそれが楽しかったです。笑

こうゆう環境でサッカーがやれる事が幸せでした。

日本にいた時は結構遠慮したりとか、文句言われても何も言い返さなかったりしていたけど、僕にとって最後の挑戦と決めていたし、主張しないとここでは生き残れないと思ったので、

自分の殻を破りました。

プレーに関して遠慮は一切しませんでした。
周りは気にせず自分のプレーに集中しました。
メンタルってやっぱり大事だなと改めて思いました。

英語で文句言われたら僕も英語で主張して、
フィンランド語で文句言われたら、
日本語で言い返しました。。笑

やっぱり1番分かりやすかったのは、
結果を出し続けていたら皆んな寄ってくるっていう事でした。
コミュニケーションも大事だけど、プレーで見せるのが1番大事だなと改めて感じました。

練習に入って2週間ぐらいで監督とこのチームで1年間プレーするという話でまとまっていましたが、
そこからなかなか進みませんでした。
すでに何人か補強していて、お金があるチームではないので向こうも慎重になっていました。

2月はほぼキャンプのようなメニューでした。
4月下旬からリーグ戦が始まるので
2月はそれに向けてのコンディション作り、
3月に練習試合があるという流れでした。
3月のその試合で契約するかの判断をすると言われました。
セカンドチームは2月も試合があったので、それにも参加しました。

3月に入る頃監督に呼ばれました。
アンカー、いわゆるMFをやって欲しいと言われました。

僕自身大学からFWを始めたものの、それまではずっとボランチを務めていたので不満はなかったです。
監督が僕の事を本当に評価してくれていたのは、
毎日の会話で分かっていました。

去年このチームのアンカーはキャプテンを務めていた選手でその選手は引退したそうです。
とても重要な役割と言われました。
もしかしたら、監督はずっとこの事を考えていたのかもしれません🤔

監督の指導のおかげで
間違いなくこの短期間で上手くなりました。
この監督と出会えて本当に良かったです。

今までの中で1番の指導者でした。

3月に入りいよいよ練習試合が近づきました。
後は試合に出て良いプレーするだけ。
良い感触だったので、凄い楽しみでした。

しかし、

コロナで試合が中止、

そして1ヶ月の活動停止。

日本に帰らざる得なくなりました。

1つのチームに2ヶ月滞在するっていうのは、
中々ないと思います。笑
チームメイトには「なんで契約しないの?」って言われたり、「もう契約したんじゃないの?」っていう選手もいました、笑
1ヶ月ぐらい経った時に他のチームに行く選択肢もありましたが、僕はこのチームに残りました。
色んな部分を含めて凄い気に入っていたので。

最初で最後と決めていた海外挑戦はこんな形で終わってしまいましたが、流石にこんな形で終われません。

親にお願いして今年の夏に挑戦する事になりました。
両親には感謝しかありません。

今の状況結構プラスに考えてます。
正直4年間あまりプレー出来ず、渡欧前にギリギリ完治したので、選手としての準備があまり出来ていなかった分、次はしっかり準備して行けます。

この2ヶ月は僕にとって貴重な時間でした。
絶対に選手として成長できました。
自分に何が足りないのか、何をすべきなのかが明確になりました。

大事なのは自分を主張すること。

外国人選手としてプレーする限り、

他の選手以上のプレーが必要。

このフィンランドでの2ヶ月を無駄にはしません。

次が本当の最後です。
必ず契約を掴み取ります。

最後までお読みいただき有難うございました🙇🏻


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?