「死語」を詠んでみた。
NHKラジオ文芸選評、2022年7月16日のテーマは「死語」でした。私の投稿歌を紹介します。
気持ちいいことに誘われきっぱりと「チョー身持ちいい」で断っている
パリに行きヴィトンを三つ買ったよと信じられない母の円高
昭和より変はることなき我が眉を令和ヤングが整えてゐる
1首目はオリンピックメダリストが流行らせた「チョー気持ちいい」
2首目は死語かどうか微妙ですが、いまは見られなくなった「円高メリット」。
3首目はメイクが若い頃から変わらないという話。(死語は「ヤング」)
午前二時、並び疲れた停車場にまだ待っている送りオオカミ
瞳には一万ボルト流るるも電気不足を埋められぬ夏
負け組に分類された私だが二十年後はグーであいこだ
4首目は「送りオオカミ」もう見なくなりましたね。
5首目は昭和のヒット曲「君の瞳は一万ボルト」
6首目は酒井法子さんが流行らせた「勝ち組、負け組」。独身女性は負け組と呼ばれたものです。
死語の短歌は楽しく作れるのでボツでも仲間内で盛り上がれそうです。あなたの死語短歌も教えてください!(終わり)
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