クリスの物語Ⅰ 第二十二話 イビージャの記録
受付のフロアへ戻ってソレーテと別れた後、ファロスたちはラムザに一部始終を報告した。それから窓際のテーブル席に座った。
『さて、と。これからどうしよっか?』
椅子に座ると、ファロスの意向を確認するようにクレアが聞いた。
「いや。俺はもう地上へ戻るつもりだ」
ファロスの予想外の言葉に、クレアは「えー?」と言って身をのけ反らせた。エランドラとラマルも驚いた様子でファロスを見た。
「エメルアの病がアルタシアの呪いによるものではなく、それにドラゴンの石を手に入れたところでエメルアの命を救えるわけではないというのであれば、俺がこっちに留まる理由はない。
闇の勢力が地球を侵略しようとしているのだか何だか知らないが、はっきり言って俺には関係のないことだ」
『まぁ、それはそうかもしれないけど・・・。でも、今地上へ戻ったところでエメルアの病を治すのに何の手立てもないでしょう?』
「たしかにそうだが、ここでじっとしていてもしょうがない。エメルアのかかっている病が呪いによるものではないということなら、治せる見込みがないわけでもないだろう。地上へ戻って、病に効く薬を探して回ろうと思う」
『う…ん、どう思う?』
クレアが意見を求めると、エランドラは仕方がないというようにうなずいた。
『あなたが自分自身でそう決めたのなら、わたしたちがこちらへ引き留める理由はもちろんないわ。それに、あなたが地上へ戻っても、わたしは常にあなたとともにいるということを忘れないで』
ファロスは分かったと、うなずいた。
すると、クレアが『ねぇ』と言ってファロスの袖を引っ張った。
『わたしのことも忘れたりしないでよね』
「もちろんだ。忘れるわけないだろう」
クレアはその言葉に満足そうに微笑んだ。
『向こうへ行っても、きっとまた戻ってくるでしょう?』
「ああ、そうだな。エメルアの病が治って無事元気になったら、またこっちへ来てみるのも悪くないかもな」
『何、その言い方?絶対戻ってきてよね』
それから、クレアは左腕にはめていた銀の腕輪を外した。そしてそれをファロスの腕に当てがった。
すると、腕輪はくるくるとファロスの腕に巻きついた。
『上げるんじゃないよ。貸してあげるだけ。今度会ったときに絶対返してよね。ママからもらったすごく大事なものなんだから』
「ああ、わかった」
『約束だよ』そう言ってクレアがファロスの手を取ると『でも』と、か細い声が聞こえた。
『もぉー、このタイミングで何よ?』
クレアが振り返ってラマルをにらんだ。
『あの・・・その前にイビージャのクルストンをもう一度見に行かなくていいのかな?』
「ああ、たしかにそうだな。地上へ戻る前に何があったのかやはり見ておいた方がいいだろうな。オルゴスがどこにいるのかも分かるだろうしな」
『そっか。そうだね。そうとなったら、もう一度3312号館に行ってみよっか』
それからラムザに事情を説明し、ファロスたちはまた3312号館へ向かった。
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『それじゃあファロス、準備はいい?』
3312号館の1648階―25号室へ入り、イビージャのクルストンを呼び出すとクレアが確認した。
「ああ。いつでも大丈夫だ」
マルガモルの中で仰向けになった状態でファロスは返事をした。
『あまり重要じゃなさそうなところは、どんどん飛ばしていくからね。それじゃあ、いくよー』
クレアのかけ声とともに、室内が暗くなった。
それからファロスは急激な眠気に襲われた。
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地上に来るのは何度目かのことだが、やはりこちらの空気の方がアタシの肌には合うね。
地底のような平和な世界でのんびりと生活するよりは、あらゆる欲望にまみれた未成熟なこの地上にいる方がアタシの存在意義というものが見出せるというものだよ。
アタシの力で、地上の人間を貧困と困窮から救い出してあげようじゃないか。
ほら。あんなところにも、今にも倒れてしまいそうな子供がいるよ。かわいそうに。
「ほら、これでもお食べ」
きちんと礼をいって、いい子じゃないか。
でも、ほどこしをするだけでは何も変わらない。自分の足で立ち上がるよう、意識を変えていかないといけないね。
一人ひとりやる気を奮い立たせたところで、一向に埒があかないね。
せっかくやる気になった者も、すぐにまた環境に流されて元の堕落した精神に戻ってしまう。
どうしたものか・・・。
おや?
子供たちが集まって泣いている。
「ボウヤたち。一体どうしたんだい?何をそんなに泣いているのだね?」
なに、どの子供も母親が病気で死んでしまったのかい。かわいそうに。おー、よしよし。
おや?
この子はずいぶん咳き込んでいるね。
もしや、これは何かの流行病かもしれないね。
伝染病にかかったら、こんなに栄養もろくに取れない環境じゃあ命を落とすのも当然だよ。
何とかしてあげないと。
「ほら、お嬢ちゃん。これをお飲み。この薬は何にでも効くんだよ。あと、これは家族皆に飲ませてあげるのだよ。今は元気な人にも飲ませるようにするといい」
こんな、滋養力を高めるだけの薬じゃ治るわけがないけどね。何も飲まないよりはいいだろう。
しかし、こういった状況でも、国民をないがしろにして自分たちのことだけしか考えないこの国の君主は、まったくどうしようもないね。このままでは、いずれ国も滅びてしまうだろうに。
いよいよ、国民の意識を変えるということが急務になってきたようだね。
そのためには、アタシ一人の力じゃどうにもならないようだ。黒いドラゴンの石さえあれば話は別だが・・・。
そうかそうか。そういうことか・・・。
こうして毎日待ってみても、なかなか現れないものだね。
そもそもこの地表世界に、ドラゴンと契りを交わした人間などそうそういるものでもないのかもしれないね。
まぁいいさ。アタシは自分の使命に従って行動しているんだ。その使命に同調する人間が、いずれ現れるはずだよ。そうでなければ、アタシもそれまでの人間だったということさ。
それにしても、今日はずいぶんと人が多い。どうやら、遠方の国からも商人たちが物売りに来ているようだね。
これだけ人がいれば、ドラゴンと契りを交わした人間が一人くらいは現れそうなものだ。
やはり、アタシの読みに狂いはなかった。
こちらへ近づいてくるあの若者には、ドラゴンがついているよ。本人は気づいていないようだが。
アタシの使命は、やはり地上の人間を目覚めさせることにあるのさ。
だからこそ、こうしてその使命を遂行するのに必要な人間を必要なときにちゃんと神が寄越してくださるのだ。
あの若者ならきっと、黒いドラゴンの石を取ってくることができるだろう。そして、この地上の人間たちが目覚めるための足がかりとなってくれるはずさ。
「婆さん、薬を売っているんだろう?」
ほうら、きたきた。
「そうだよ。お前さんのために、アタシは今日ここで薬を売っているのさ」
「一体それはどういう意味だ?」
「言葉そのままの通りさ。お前さんをここで待っていたということだよ」
こやつも薬を買いに来たということは、きっと身内に伝染病にかかっている者がいるのだろうね。
このところ、アタシのところへやってくる者は皆そうだからね。
「お前さん、大切な人が病にかかっているのだろう?」
「なぜわかるんだ?」
「アタシにはすべてお見通しなのさ」
「じゃあ婆さん、その病を治せる薬があるのか?」
「残念ながら、アタシの薬だけではその者の病は治せないよ。少しは回復させることができるだろうがね。しかしそれ以前に、その者にはもはやその病に打ち克つほどの体力が残っていないのさ。
今この国では、多くの者が同じように伝染病にかかっているよ。しかし、すでに発症してしまっているようなか弱い人間は、回復の見込みがほとんどないのさ」
「それじゃあ、諦めろとでもいうのか?何とか治す方法はないのか?」
「どうした?」
おや、お連れの者がいたようだね。
こちらは、特にトラゴンと契りを交わしているということはなさそうだ。
「何の話をしてたんだ?」
「いや、この婆さんがいうには、エメルアのかかっている病はもう治せる見込みがほとんどないということらしいんだ」
「この婆さんには治せないというだけのことだろう。気にすることはない。エメルアの病はきっと治るさ。こんな婆さんの言うことなど放っておいて、行くぞ」
「ああ、そうだな」
本当に何も知らないボウヤだねぇ。
「ちょっと、お待ちよ」
「何だ?」
「アタシはまだ治す方法がないといってはいないよ」
「それじゃあ、治せるのか?」
まったく、地上の若者はせっかちだこと。
「ないことはないさ。それに、もしアタシが無理だというのなら、この地上でその娘の病を治せる者など存在しないよ」
「ずいぶん威勢のいいことを言うじゃないか、婆さん。それで、どうやって治すというのだ?特効薬があるとでもいうのか?」
こやつは、本当に口の聞きかたを知らないね。
まぁいいさ。そこに目くじらを立てても仕方がない。
「そうさね。まずは、根本的にこの国の体制が腐ってしまっているよ。そこを改善していかないことには、いずれまた同じことを繰り返すさ」
「国の体制だと?そんなこと、俺たちには改善のしようがないだろう。それに、エメルアの病を治すのにそんなことは関係ないだろう。そんな悠長なことも言っていられないしな」
「まぁ、お聞き。お前さんたちの運命は、生まれた境遇によって決定されるというわけではないよ。仮に定められていたのだとしても、一人ひとりが自分の力で起ち上がるよう意識を変えれば運命など変えることができるのさ。
そしてこの国の者たちは、今まさにその岐路に立たされていると言えるよ。状況がね、そういうことを表しているのさ。
エメルアという娘にしてもそうだが、今国民が侵されている病はただ単純に栄養を摂って、体力さえ蓄えていれば発症することのないものだったのさ。
ところが、この国ではほとんどの物資が国に巻き上げられ、国民には行き渡らない。そんなことでは、病に打ち負かされるのも当然のことさ」
「それじゃあ、エメルアの病も栄養を摂りさえすれば治るということか?」
「栄養を摂れるのなら、そうした方が回復の見込みは当然上がるさ。しかし、それだけじゃあもはや手遅れだね。もっと、内奥から生命力を呼び起こすような起爆剤が必要だよ」
「何だそれは?そうする薬があるということか?」
「いいや、違うよ。内奥から生命力を呼び起こし、国民一人ひとりを真に目覚めさせる起爆剤となるもの・・・。それは、ドラゴンの石さ。それも、黒く輝くドラゴンの石だよ」
「ドラゴンの石?石にそんなパワーがあるというのか?」
「ただの石ではないよ、ドラゴンの石は。それは、ドラゴンの生命エネルギーを封じ込めた神聖なるものなのさ。
それに、黒いドラゴンの石は、ドラゴン族の中でも伝説的なパワーを持つ超竜の生命力を封じ込めてある。
つまり、それは計り知れないほどの力を秘めているのさ。
その石を手に入れてその力を解き放てば、皆の潜在する生命力を呼び起こし、病を克服することも革命を起こすことも可能になるということさ」
「それで、そのドラゴンの石とやらはどこにあるんだ?」
「それは地底深くに眠っているということだよ」
「地底深くに眠っている?ずいぶん漠然としているな。もっと、具体的に分からないのか?」
「そうさね。それは、行ってみないと分からない。誰にも知られることなく、密かに眠っているのだからね。それは導きがあってすればこそ、見つけ出すことができるのさ。
ただ、アタシが思うに、お前さんは導かれているようだよ。行けばきっと見つけ出すことができるだろうさ」
「でも行くといったって、そのような地底深くへと、どうやって行けばいいというのだ?」
「ひとまずアタシの住処へおいで。地底への入り口までなら、アタシが案内できるからね」
「どうする?」
「そうだな。しかし急には決められないな。とにかく一度家へ帰ろう。帰って少し考えてみようじゃないか」
「そうするといい。ただし、その娘の命もそんなに猶予はないよ。もってあとひと月というところだろうね。考える時間はあまり残されていないよ」
どうやらお導きがあったようだね。思っていたより早かったじゃないか。
「よく来たね。お入り」
旅立つ前にごちそうを振るまってあげるとしよう。
「どうしたんだい?そんなところにつっ立っていないで、中へお入りよ。腹が減っているだろう?今食事を用意してあげるからね」
「いや、そんな悠長なことはいっていられない。エメルアが倒れて、今意識がない状態なんだ。もしかしたら、危ない状態なのかもしれない。だから、どうしたらいいのか早いところ教えてくれ。今すぐにでも取りかかりたい」
「地底への入り口は、この森を抜けた先の荒廃した大地にある。この暗闇の中、この森を抜けるのはまず不可能だよ。今向かっても明朝向かっても、結局辿りつく時刻は変わらないさ。だったら、明日のために今日は腹ごしらえをしてゆっくり休むといい」
「オルゴスといったね。お前さんはここに残るんだよ。お前さんがついていったところで、その地底世界へ行くことはできないからね。今やアタシでさえそこへ行くことが許されていない。ファロスだけがそこへ行くことができるのさ」
「なぜ俺だけなんだ?」
「お前さんが選ばれし者だからさ。いずれにしても、そこへは一人だけしか行くことができないからね。オルゴスはここへ残って、アタシの手伝いをしておくれ。薬草なんかを採取するのに人手が足りないんだ」
「それはいいが、でもファロス一人で行って、ドラゴンの石を見つけ出せなかったらどうするんだ?」
「いや、婆さんが言う通り、オルゴスはここに残ってくれ。俺一人で行って、ドラゴンの石を何とか見つけ出してみせるさ。
それに、俺はいつ戻って来られるかも分からない。だから俺が戻ってくるまで、エメルアのことを看ていてあげてほしい」
「なぁに大丈夫さ。向こうに行っている間、こちらの時は止まったままなのだからね。すぐに戻ってこられるから心配はいらないよ」
「どういう意味だ?」
「いや、何。行ってみればわかるさ。さぁ、夜も明けてきた。この森をまっすぐ東へ抜けるんだよ。
途中、急な斜面を登り降りすることになるからね。馬はそこで置いていくほかないよ。
森を抜けて荒廃した大地へ出たら、まっすぐ北の方角へ進むんだ。今から出れば、日が出ている間に地底世界への入り口へと続く大きな建造物、“ピラミッド”を見つけられるはずさ。
ピラミッドの中に入ったら地下へと降りていくんだよ。一番下まで降りたら、そこに地底世界へと送られる転移装置がある。お前さんであれば、その中に横たわるだけで自動的に地底世界へと転送されるはずだよ。
あとこれを持っていきな。灯りが必要になるからね。松明と火打石だよ。それに水もたくさん持って行くといい」
さてさて。あとは、ファロスの帰りを待つとするかね。
なぁに、あの子だったら必ずや黒いドラゴンの石を取ってきてくれるだろうさ。アタシの求めに応じて現れたのだからね。まさに神の思し召しだよ。
ファロスが戻ってくるまで、アタシは少しでも効き目のある薬を調合するとしようかね。
「オルゴス。お前さんもぼけっと座ってないで、コウモリでも取ってきておくれ」
「コウモリだと?何のためにそんなものが必要なんだ?」
「コウモリのエキスはね、滋養強壮にいいんだよ。それに、お前さんたちだってうまいうまいといって昨日あれほどコウモリの肉を食べていただろう」
「何?昨日のあれは、コウモリの肉だったのか・・・」
「ファロスだって、地底世界まで黒いドラゴンの石を取りに行ったんだ。つべこべいわずにお前さんも人のお役に立ちな。外に出て左へまっすぐ行くと、森を抜けた先に洞窟がある。そこにコウモリがうじゃうじゃといるからね。5,6匹捕まえてきておくれ」
「本気で言っているのか?」
「当たり前じゃないか」
まったく。この男は、人は良さそうだがファロスと比べて勇気がないね。ブツブツと小言をいって・・・。
「早くお行き」
「わかっている。今出るところだ」
やれやれ。
それにしても、何だか外が騒がしいね。こんなところへ人が来ることなんて滅多にないのだけどね。
狩猟に来た者がまた迷い込んでしまったのかもしれないね。
「何だ貴様らは・・・?放せ!」
ん?
「ヘラスムス!お前・・・いったい、これはどういうことだ?」
「オルゴス?どうしたんだい?」
「お前たちを反逆罪で逮捕する」
こやつらは、都の兵士─────
一体なぜ・・・?
「やめておくれ。アタシらは何もしていないよ」
「黙れ。民をそそのかし、王を暗殺して国を乗っ取ろうと企てているというではないか。何人かの民の証言もある。よって、お前らを中央広場にて公開処刑に処す。王が直々に判決を下された。光栄に思え」
「ちょっと待っておくれよ。国王を暗殺するなんて、アタシたちはそんなつもりはないよ!」
「そうだヘラスムス。誤解だ!オレたちはただ、エメルアや民のかかっている病を治そうとしているだけだ」
「悪いな、オルゴス。王が決断なさったことなのだ。何があっても覆ることはない」
「お前・・・。そんなこと言って、お前が俺たちの後を尾行したのだろう?」
「お前たちの行動が怪しかったものだからな。部下に後をつけさせたのさ。悪く思うな。俺は王に仕える身だ。昔の友のためよりも、国のために行動しなくてはいかんのだよ。それより、ファロスはどうした?」
「そんなこと、俺がお前に教えるとでも思うのか」
「まぁよい。ホズピヌスやスプラトゥルスもどうせ加わっているのだろう。反逆者として奴らの名前も挙げられているからな。奴らから聞き出すさ。吐かなければ殺してしまうまでだ。よし。では、連行しろ」
何ということだ・・・。
そんなはずはない。アタシがこんなところで死んでしまうはずがないよ。
「アタシたちはいつ処刑されるというんだい・・・?」
「明日、夜明けとともに中央広場にて吊るし上げ、太陽が真上に昇ったら体を割いてはらわたを抉り出す」
ひぃぃぃぃ。何という恐ろしいことを・・・。
明日の昼・・・。それまでにファロスが間に合うか・・・。
いや、きっと間に合うはずだよ。
アタシがこんなところで死んでしまうはずがないんだ。
オルゴスも、今にも死にそうな蒼白な顔をしているね・・・
ここは、ファロスと黒いドラゴンの石の力を信じようじゃないか。
ファロス、頼んだよ・・・。
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意識を取り戻したファロスは、光のもやで包まれた通路を進んでいた。
いや、ダメだ。
このままでは、オルゴスが処刑されてしまう。
俺は一体、何をしにこんなところまでやってきたというんだ?ただ操られて、挙句の果てにはオルゴスやホズピヌス、スプラトゥルスの命まで危険に晒しているではないか。
ふざけるな─────
ファロスは全身に力を込めて、意識の中で光の通路を引き返した。
『あれ?ファロス?ちょっと!ダメだよ!ファローーース!』
クレアの叫び声がトンネルの向こう側でこだました。
お読みいただき、ありがとうございます! 拙い文章ですが、お楽しみいただけたら幸いです。 これからもどうぞよろしくお願いします!