足の専門医がnoteはじめました。
毎日8000歩歩いていると、だいたい1年間で300万歩歩いています。つまり年間300万回地面に叩きつけられているわけです。50年で1億5000万回ですね。すごくないですか?
地面のつき方が悪いとゆがむと思いませんか?
みなさん、はじめまして。
ヘルスケアスタートアップを行っている医師の岡部大地です。専門は「足」や「痛み」です。
足病医って知ってますか?
私はアジア初の足専門病院である下北沢病院というところで診療をしています。そこでは、足の悩みなら何でも引き受けています。外反母趾、扁平足、巻き爪、たこ、むくみなどですね。
足を専門に診る医者を「足病医(ポダイアトリスト)」と言い、アメリカでは15,000人、オーストラリアには5000人程度います。
日本は靴の文化が遅れて入ったこともあり、足の医療が100年遅れているとも言われています。みなさんも足病医なんて聞いたことないですよね?医療者ですら、足の治療のことを分かっていない人が多いです。
大切なのは歩き方と歪みを整えること
冒頭に書いたように、人は毎日8000歩、年300万歩くらい歩いているわけなので、その歩き方はとても重要です。
歩き方が悪いと足の歪みにつながり、足の歪みのせいでまた歩き方が悪くなる・・・という負のスパイラルが待っています。
足が歪むと、外反母趾、巻き爪などたくさんの足のトラブルを起こしますし、全身の歪みにつながっていくので、ランニングで膝を痛めたり、腰痛を引き起こすこともあります。
しかし病院で働いているだけでは、なかなか社会はよくならなりません!
患者さんは悪くなってからしか来ないからです。歪みを放置して骨の変形までいってしまうと、もう治らないことばかり。予防が重要なのに。
でも気持ちは分かります。私だって困っていないのに病院に行くのは面倒です(笑)
そこで私は病院を出ることにしました。診療は週1回に減らし、スタートアップの領域に飛び込みました。
勝手に健康になるように
会社では、自然と歩き方が綺麗になるシステムや、勝手に歪みが整うサービスをつくっています。
「勝手に」健康になれたら一番いいですよね?健康でいようとするのはかなり大変だと思っているので、勝手に健康になるような仕組みを作らないといけないと思っています。
例えば、通るだけで自分の歩き方が見えるようになる「MirrorWalk」を開発したりしています。実際に伊勢丹新宿やマルイなどで使って頂いたりしてきました。
まだまだ走りだしたばかりではありますが、予防医療を志してからは10年が経ちます。これまでの知識と経験を活かし、「痛みのない社会」をつくっていきたいと思います。
そんなわけでこのnoteでは、「足のこと」「歩くこと」「痛みのこと」「予防医療」「ヘルスケスタートアップ」などに関するこぼれ話をしていきたいと思います。千葉大で痛みの研究も行っているので、その話も少しするかもしれません。
どうぞお楽しみに。
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