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第28号 生物のデフォルト状態は覚醒ではなく睡眠なのか?、あと何年経てば脳研究によってうつ病・発達障害・知的障害・認知症等の脳機能障害の原因が解明されますか?

// 2021年12月12日 第28号
// 1. 今週の注目ニュース:生物のデフォルト状態は覚醒ではなく睡眠なのか?
// 2. 質問コーナー:あと何年経てば脳研究によってうつ病・発達障害・知的障害・認知症等の脳機能障害の原因が解明されますか?

こんにちは、東京大学の池谷裕二研究室で脳・老化・人工知能の研究をしている紺野大地です。

池谷先生との共著『脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線』の発売まであと1週間を切りましたが、先日Kindel版が予約開始しました!

ちなみに僕自身は、最近本を読むのはもっぱらKindleです。
(Kindle版がない場合には購入を見送る、ということもあります。)

この本を書いた理由についても、以前noteにまとめたので、興味のある方は、ぜひご一読いただけると嬉しいです😊


では、今週も始めていきましょう!

1. 今週の注目ニュース:生物のデフォルト状態は覚醒ではなく睡眠なのか?

今回取り上げるのは、
「生命体にとってのデフォルトは睡眠状態であり、生物は睡眠を進化させたのではなく、覚醒を進化させたのではないか」と問いかける記事です。

(ちなみに、このツイートはこれまでの僕のツイートで最大のいいね&リツイート数でした😳 )

個人的には、この考え方はまさにパラダイムシフトで、非常にワクワクすると同時に、「言われてみればそうとしか思えない」と感じるものでした。

具体的には、どのような内容なのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!

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