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映画感想文「SISU 不死身の男」

少し前、公開から2日目だったと記憶していますが観て来ました。

話の舞台は第二次世界大戦末期にナチスに侵攻されて荒野となったフィンランド。金塊掘りのお爺さんアアタミが、金塊を運ぶ途中でナチスの戦車隊に目をつけられ追われ続けるのですが、実は「かなりヤバい特殊部隊の出身」であるアアタミにツルハシ1本で抵抗され、アアタミにナチスが追い詰められていく、という話の筋です。

アアタミも愛犬のウッコも10分に1度くらいの感覚で絶体絶命のピンチを迎え続けるのですが、知恵と勇気と根性でそれを乗り越え続けていきます。ナチスの戦車隊が人間的にどうしようもないクズばかりなので、観ている観客はまずアアタミの方を応援するでしょう。

アクションを含めて、映画全体のテンポもよく、正直言って期待以上に面白いエンタメ映画になっています。ジャンルはバイオレンスアクションなんですかね。上映時間も1時間半くらいですし、終始飽きずに終わります。救いのないバッドエンドではない結末なので安心というのもあります。

逆に劇中で過激な描写が多いので、グロいシーンが苦手な方にはおすすめできないのが短所ですね。観る人はそういう意味では選ぶ映画であることも確かです。

本日時点でまだ上映中ですし、上映が終わっても後世に残る良い映画だと思います。フィンランドの映画界も才能のある監督が少なからずいるんでしょう。こういう面白い映画が今後も世界中から出てきて欲しいですし、あわよくば日本でバンバン上映されるようになって欲しいですね。


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