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壊れてからのリフォームで大丈夫ですか

近年、住宅業界で度々話題となるのが、

納期遅延

です。
資材、人材、など建築に関わる状況は昔とは大きく変わり、
ちょっとしたきっかけで、大幅な納期遅延が起こることがあります。

納期遅延はいつかは解消することではありますが、
急な故障による修理や期限のあるリフォーム工事などをお考えの場合には注意が必要となります。

2023年5月現在の状況

今年は 住宅省エネ2023キャンペーン の影響により、対象となる商品の納期遅延が発生しています。

最も影響が出ているのが窓関連です。
発注から2ヵ月以上、状況によっては4ヵ月程かかるとのことですので、
今すぐ発注しても7~9月頃の納入になってしまいます。

人材も不足しています

元請けをしている工務店が次々に廃業し、
個人のお客様のご相談に小回りが利く施工店が減っています。

私どもも長期の現場の合間や工事と工事の合間などをうまく調整しながら、
何とか可能な限りご対応させていただいておりますが、
地元地域で見ても、
急な対応が以前よりも難しくなっているように感じています。

耐用年数を把握する

電化製品ですと、耐用年数はおおよそ10年くらいと考えている方が多いと思いますが、給湯器、温水洗浄便座、換気扇、ガスコンロ・IHなどの住宅設備機器もおおよそ7~10年前後で修理時期、
10年~15年くらいで交換の時期が到来します。

ですから、設置から10年を過ぎましたら交換を視野に入れておく
のが良いと思います。

だいたい、壊れる時は急にやってきますので、
壊れてから対応するのか、
その前に対応するのか、
を考えておくと良いでしょう!!

「壊れてから考えればいいや」

でも構いませんが、前述した通り、
昔のようにすぐに対応が出来ない可能性があることを理解しておいてください。

リフォームはすぐには始められない

機器の交換でもそうですが、
1ヵ月前後かかるリフォーム工事についても、資材や人材を確保して、
工事を段取りするには昔よりも時間が掛かります。

「今すぐに実施したい」と言うお気持ちは理解できますが、
そのご要望をより確実に実現するためにも余裕を持ってご計画することをお勧めいたします。

工事の規模によりますが、
工事開始時期の1~2ヵ月くらい前には工事の内容や仕様などを決めておくのが望ましいので、
逆算すると、
2~3ヵ月前くらいには工務店に相談し始める と良いと思います。

ただし、上記は比較的順調に計画が進んだ場合の目安です。

打合せが思ったより時間が掛かったり、工務店のこの先の現場が立て込んでいたり、する可能性もありますので、その点も踏まえ、余裕を持って工事日程をご相談することをお勧めします。

ちなみに、新築工事(建替え)については、
初回面談してから完成お引渡しまでの期間ですと、
弊社の過去のお客様で鑑みると、
おおよそ 1年くらい は平均して掛かっていますので、
完成時期のご希望がある場合には、逆算して、動き始めると良いと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。