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ポルチーニとキノコのリゾット by みほさん(Tabi:Sara 第2回)

「ポルチーニっていい香りでしょう」と教えてくれたのは、今回お世話になった、みほさん。
第1回のゆかりさんから紹介いただいた方だ。

玄関から顔を出されたみほさん、とても優しい雰囲気の持ち主だ。
若い頃は県外に住まわれていたそうだが、県外で出会ったご主人も熊本出身で、熊本に戻ってこられたそうだ。

今回はポルチーニを使ったリゾットを作っていただける。
僕はポルチーニを使ったことがなく、まず、その香りに驚いた。
いつか自分でも使ってみたくなる食材だ。
かといって、何かアイデアが浮かぶわけではないが。

秋らしい、ポルチーニ以外にも舞茸やマッシュルームなどが入ったキノコリゾット。
今回はさらに秋らしく、栗を入れたかったということだったが、手に入らなかったらしい。
栗が入るとまた風味がガラッと変りそうだが、数種のキノコリゾットで十分。ポルチーニの香りを楽しもう。

普段の料理はというと、今日はリゾットだが、普段は和食が多いそうだ。
しかし、僕と一緒でお酒……特にワインが好きで、ワインに合うように腕を振るうこともしばしばだとか。
そんな料理をワインと一緒にいただいてみたい。

まずは乾燥ポルチーニを水でもどすのだが、どんどん香りがたってくる。

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材料をカット

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専業主婦をされているみほさん、特に趣味はないといいながらも、料理系のことは好きな様子だ。

「私は、色んなものを作るのが好きなんですよ。これ、自分で作れるのかな?と思ったら、ついついやってみます」

といって、自作の柚子胡椒を見せていただいた。

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ご自身では自覚はないのかもしれないが、本当に料理を楽しんでいるようだ。

さて、この辺でレシピを載せておこう。

ポルチーニとキノコのリゾット

【材料】
米  1合
ポルチーニ  10g
玉ねぎ   1/4個(みじん切り)
にんにく  1かけ(スライス)
オリーブオイル  大さじ2
白ワイン  50cc
ぬるま湯  800cc
コンソメ  1個
キノコ類(マッシュルーム、舞茸、しめじ等)

ポルチーニはぬるま湯で戻してみじん切りにする。
戻し汁にコンソメを溶かしておく

冷たいフライパンにオリーブオイル、にんにくを入れ、香りが移ったらにんにくは取り出す

玉ねぎを炒め、透明になったら、米、ポルチーニ、キノコ類を加えて混ぜる

白ワインを加えて、アルコールを飛ばす

コンソメを溶かしたブイヨンを200ccほど加え、フライパンをゆすりながら水分を飛ばす

水分がなくなってきたら、3回くらいに分けてブイヨンを入れる
(粘りが出るので、混ぜない)

塩、胡椒、バター等で味を整える

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オリーブオイルににんにくの香りを移す作業、フライパンがつめたいうちからどちらも入れて、弱火でゆっくりやるのだが、僕はけっこうさぼりがち。ついつい、強火で一気にやってしまう。
そういうと、「私もけっこうやってしまいますよ~」と。

そうこうしているうちに、どんどんリゾットになってきた。
だいたい20分程度煮る(炒める?)そうだ。

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気になっていた、赤い鍋。
なんと事前にかぼちゃのポタージュを作っていただいていた。
本当に申し訳ない。
本当に1品でいいのです。次回からは念をおそう。

そしてさらにピクルスを。
もしやと思って尋ねると、やはり手作りだそうだ。

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普段リゾットはあまり食べないのだが、美味しい!
ポルチーニの香りがほどよく香り、全体的にはマイルドにまとまっている。にんにくも丁寧に香りを移したせいか、主張せず、しっかり裏側で支えてくれている。

やはりこれは白ワインでいただきたいところ……
さすが、ワイン好きな方の作る料理だ。

そしてポタージュもしっかりした味わい。
一気に秋が深まった感じだ。

ピクルスも美味しかったのだが、写真のポタージュの後ろのお皿はヨーグルトで、真ん中にルバーブのジャムが添えられている。
もちろん手作りだ。

ルバーブとはなかなかなじみがない野菜だが、いつかテレビでジャムにしているのを見た気がする。
どんな野菜か分からなかったが、とても酸味が強いそうだ。
しかしジャムになってからは、それは気にならない。
繊維質のジャムで、程よい甘さに仕上がっており、大人のヨーグルト。

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日曜の午後、とてもいい時間を過ごさせていただいた。
やはり料理の写真を撮るのはいい!

また、話もとても楽しく、たくさん料理の話ができた。
今度はまた和食の鉄板料理でも教えていただきたい。

ごちそうさまでした。