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孤高のヒーロー・ウルトラマン80について語ってみます

先日「ザ☆ウルトラマン」と「ウルトラマン80」のBlu-rayBOXの発売が告知されましたね。
これで昭和のウルトラマン、テレビシリーズは全てBlu-ray化が完了することになります。

「ザ☆」のほうはラスト4話を一本にまとめた新規版収録、ナレーションがムツミ隊員役の島本須美さんだったりなど力が入っているのがうかがえます。「ザ☆」は、数年前円谷公式が配信していたときに全話視聴しましたが映像ソフトは持っていないので…要・検討な案件になっています(笑)。

思い出深い、単独のウルトラマン

80のほうですが、小学生の頃に再放送を観ていました。本放送時、私はこの世に生を受けてはいましたがまだ物心つく前…そんなタイミングの作品だったんですね。そして私の子供時代においては、最新のウルトラマンでもあったのが、この80でした。
なので映像は他のウルトラマンより綺麗だな~と思っていましたし、80のアクションも側転など大きく格好良いものが多く変身後を楽しみに観ていたものです。

そんな80、実はテコ入れというか路線変更を繰り返した番組でもあり、序盤の教師編、中盤のSF編、終盤のコミカル編…と雰囲気がコロコロ変わっていきます。個人的には中盤のSF編が好きなのですが、その中でも印象深いのが第21話「永遠(とわ)に輝け!!宇宙Gメン85」です。

あらすじ
街が一夜にして破壊され、人々が殺害される事件が発生した。事件現場で目撃された宇宙人がL85星人だと知った猛は、驚きを隠せなかった。L85星人は平和を愛する宇宙人で、その様な事件を起こすはずがなかったのだ。やがて、猛はL85星人ザッカルと出会う。ザッカルは、自分の妻子を殺害した怪獣ガモスを追い、宇宙を旅していたのだ。
(ツブラヤイマジネーションより引用)

という、なかなかハードなストーリーです。

ザッカルは最初、完全に敵に見えました

息子の仇を討ちに地球にきたものの、それが叶いそうにない…というザッカルの悲壮感がまだ子供だった私に生々しく刺さったエピソードでした。
「月日とは惨(むご)いものだ……」
というザッカルの台詞で、「惨い」という言葉を覚えたんですね、私。

ガモスは割とオーソドックスな見た目の怪獣で、
言われる程凶悪なやつにも見えませんでしたけども

ラストは80とザッカルの共闘により見事ガモスを打ち倒し、ザッカルは安らかな眠りにつく…という一抹の寂しさを感じさせるエンディングですが、名エピソードだと思います。
この他にも宇宙アメーバの23話は非常に怖かったりと、SF編には秀逸な回が多かったと思っています。

ルックスの評価も逆転した、ウルトラマン80

エース、タロウ、レオ、80は同シリーズのDVD-BOXを揃えました

80、個人的に…ですが昔は「顔が苦手」でした(汗)。

矢的先生は格好良いのに、変身すると…って思ってました


主観で申し訳ないのですが、
他のウルトラマンと比べるとブサ…に見えてたんですね

動きは格好良いんだけど、顔がなぁ…みたいな80でした。
あとどうしても、「ウルトラ兄弟」といわれる並びからは外れているためか浮いた存在に見えてしまっていて、よく忘れがちでもありました…あくまでも自分の中では、ですが。
ですが近年、クローズアップされウルトラマンキング直々に兄妹の仲間入りを認められた…というのがイベントであったり、またもう約20年前ですがメビウスで真の最終回が描かれた、というのは大きな話題になりましたよね。あの回はあまりにも感動的でしたし、お歳を召した矢的先生…長谷川さんが本当に同窓会の先生に見えて感動したものです。
そういうのがあると、他のウルトラマンとは趣きの異なる、一目でわかる80の顔、が良いものに見えてきました。「孤高」の色があるなって感じですね。今は、「一人で戦い抜いたウルトラマン」として格好良く見えています。子供時代だから仕方ないですが、かつての私は見方が表面的だったなぁ、と回顧するのみですね。

他にも城野エミ隊員やユリアンのことなど、80について語りたいことは色々あるのですがそれは該当の回をまた観返してから綴りたいと思います。

そんな感じで、私個人のウルトラマン80語りでした。

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