見出し画像

【LIVE A LIVE】幕末編プレイ録…忍びは忍びらしく行動すべし

リメイク版ライブアライブ購入から一週間が経ち、現在最初に選べる7本のシナリオのうち5本までクリアしました。

・現代編
・SF編
・幕末編
・西部編
・原始編

の、5つです。残るは近未来編と功夫編で、この二つは特にストーリーが好きなのでメインディッシュとして取っておきました(笑)。

現代編とSF編についてはプレイ記録を書いております。
今回は3番目に挑んだ幕末編の感想を綴ろうと思います。

オーソドックスに見えて、やはり異色のシナリオ

コナンでお馴染みの青山剛昌先生がキャラデザインを手がけた、江戸末期の城を舞台にしたダンジョンRPGです。オリジナルのスーパーファミコン版発売の1994年、既にコナンの連載は始まっていましたが今ほどの知名度はなく、この頃は「YAIBAの絵だ」と学校でも言われていたのを覚えていますね。

先にプレイした現代編、SF編がそれぞれ戦闘のみ、または戦闘無し、とRPGとしては変わったモードだったのに対しこの幕末編はフィールド上を移動し、敵とのエンカウントもするという普通の仕様になっています。敵が見えているので回避は可能になっていますが。

まさに時代劇、なシーンや台詞が出てきます

しかしこの幕末編も、やはり一般的なRPGとは少し違うところがあり、主人公のおぼろ丸はあくまで「密命」により敵の城に潜入、囚われた要人の救出が目的です。このモードのやり込み要素として、敵を一人残さず斬っていく「100人斬り」、一切斬らずにクリアする「0人斬り」、という両極端な二つがあるんですね。前者は達成しても何もありませんが、後者はレアアイテムをゲット出来る、という恩恵があります。

と、なると当然目指すべくは0人斬りで、私も今回かつてやった事のある身として思い出しながら、敵を一切斬らずにクリアしました。大変そうですが、敵に遭遇してしまっても逃げる事が出来るので思ったよりは楽です。楽ですし、クリアも早い。というか、100人斬りはやったことが無いんですね。
ここで疑問なのは、戦闘しないでキャラは強くなるの?という事だと思うのですが、人でなければOK、ということなのか途中で出てくる幽霊の敵でレベルを上げるんですね(笑)。加えて一つ一つのシナリオが短めのゲームなのでレベルはそこまで上げずともクリア可能なのです。
…レベル7でクリアできるRPGなんて、なかなか無いと思います。

ラスボスのガマヘビ変化。
これを「気高き姿」とか自称する奴なのでさっさと倒します
このゲーム、基本的にボス戦の難易度は高くありません
エンディング
日本の夜明け、この時代によく使われるフレーズですが、
現代はまた長い夜に入ってしまってる気もしますね

様々な条件があるので思い出しながら、かつ曖昧な所は攻略サイトで補強しながら(笑)、無事0人斬りを達成しました。
初見だと相当時間のかかるシナリオですが、慣れると早いクリアも可能です。この難易度の加減も、この頃黄金期とも言われたスクウェアの技巧を感じますね。

偉人のキャラクター化について

さて、上記のボス戦やエンディングを見ればわかるように主人公のおぼろ丸ともう一人、仲間がいます。助け出す対象だった「とらわれの男」で、その風貌からお察しかと思いますが、あの坂本龍馬なんですね。

この人も織田信長と同じくらい、ドラマで様々な人が演じたりゲームキャラになったりしている気がします。私の世代だとダウンタウンの浜ちゃんまで演じた事を知っているかと思いますが、本人の波乱万丈な人生を考えると本当にフィクションの存在かと思ってしまうような人なんですよね。
勝海舟を殺しに行ったが、日本の現状を諭されて感銘を受けそのまま弟子入りした、というエピソードは好きなのですがこれは海舟の誇張である、なんて聞いてガッカリしたのを覚えています。いずれにしても逸話がどれもドラマチックな人物で、悲劇の最期を迎え31年の生涯を終えてしまったことが今も惜しまれる人物だと思います。

そして、そんな竜馬をこのリメイク版ライブアライブで演じているのが大塚芳忠さんなのですが、竜馬の倍以上の年齢なので飄々とした喋りの中になんともいえない渋みのある竜馬になっています。
なんだか、もし竜馬が老年まで生きていたら…というIFを見せてくれているような、そんな「幕末編」なのでした。

戦国時代や幕末の人物はよくキャラクター化されますが、「もし~だったら」という部分があると楽しいな、って思いますね。

この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?