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セーラームーンCosmos後編に向けて…愛がこめられた最終章

今週金曜日の後編を前に、前編をもう一度観てきました。

周りは女性客ばかりでした…って、これ何度も言ってる気がしますね。
特典のコースターはマーキュリーでした。

まさに、集大成がやってくる

公開前に、セーラーコスモス役が実写版セーラーマーズを演じていた北川景子さんだと発表され、こんな動画も公開されました。

今や誰もが知る有名女優となった北川景子さんですが、アニメ声優でない人が重要な役を演じる事に否定的な意見も見られました。ですが、このインタビューを聞けば、印象も変わると思います。
セーラームーンは30年前の作品であり、現在関わっているスタッフが子供の頃に触れたコンテンツという歴史を持っています。そんな中、今年20周年を迎えた実写版もまた世代によっては「セーラームーンといえばコレ!」と言わしめている作品なんですね。

私も先日、その全てを履修しドップリ楽しみました。
そして、個人的にセーラームーンで最推しなのが火野レイちゃんである事もあり、演じた北川さんが売れっ子になった事実はとても嬉しいものです。

恥ずかしげもなくこんな記事まで書いてました。

そういう訳で、今回北川さんがキャスティングされた事は実写版の一要素として入れられたものであり、完結作として歴史を総括する意義を持っているのだと解釈しました。北川さんである理由は無論知名度でしょうが、インタビュー動画にあったように彼女もまた作品愛があり、先に三石さんとドラマ共演があった縁もあるので、過不足なきキャストと言っていいでしょう。林原さんがセーラーギャラクシアを演じていることもですが、後世に残さんとする意図すら感じます。

2回目で、大分スッキリ

さて、映画二回目ですが、初回の時場面転換の目まぐるしさとシリアスシーン、コミカルパートの温度差、脈絡の無さに戸惑って話が呑みこみ辛かった部分がいくらか解消されました。基本的にセーラームーンはうさぎと衛のラブストーリーで、それは今回もそうなのですがそれよりも他のセーラー戦士達を救わねば、という方向に展開する最終章なんですね。
話の大筋は「謎の敵が攻めてきて、仲間達が次々にやられてしまった。後編はそれらを救い、決着を付ける」と、極めてシンプルなものなんです。かつてのテレビアニメでは一年かけていたのを映画二本でやっている訳ですから、ある程度駆け足気味になるのはやむを得ない部分ですね。

それにしても、ちびちびがスーパー可愛いな、と思って観てました(笑)。

予告で伝わる、最大の危機

こちらが後編になる訳ですが、前編に対しさぁ反撃開始!とはならずさらなる苦難がうさぎを待ち受けているようですね。スケールの大きさもさることながら、基本的に地獄な物語ですよ、セーラームーンって。
私がこの予告で驚いた部分がありまして、0:25のところで「勝ち残るしかない」の台詞で映っているセーラームーンの表情です。これはセーラームーンCrystalの頃からですがこの新アニメ版、キャラの表情が固いなっていう印象をずっと持っていました。どの場面でも、そのキャラもすまし顔。ですが、このシーンは涙を浮かべる叫びの表情、ついに感情が大きく乗って固かった顔が崩れた、ように見えました。
最終局面に来て、作画のステージが上がったことを感じさせます。

残酷で辛い物語かもしれませんが、楽しみの度合いも上がりました。
セーラー戦士最後の戦い、とくと見届けようと思います。

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