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テトリスの思い出話などを綴ってみる

先日、こんな動画を見つけて懐かしさに目頭が熱くなりました。

ゲームボーイ版テトリスのBGMをピアノ演奏したもので、旋律の美しさが際立つアレンジになっています。

ゲーマー諸星だりあの原点

このゲームボーイ版テトリスは、ゲームボーイ本体発売の1989年に任天堂から発売されたソフトで個人的にはクリスマスに本体と同時に買ってもらった思い出の一本です。この季節になると思い出すのは必然かもしれませんね。
別記事で書いたことがありますが、ファミコンは買ってもらえなかった自分にとって初めてのゲーム機がゲームボーイであり、このテトリスは即ち初の「自分のゲームソフト」だったんですね。年が明けてお年玉で次にスーパーマリオランドを買った覚えがありますが、とにかくやり込んだ記憶が強いのはこのテトリスでした。

テトリスを知らない人はいない、と言われる程圧倒的知名度を誇るソ連発祥のパズルゲームですが、とにかくスペースインベーダーに匹敵するレベルでありとあらゆるゲーム機で出ています。日本で初めて出たテトリスは、おサルさんで有名なセガのアーケード版だったそうですね。

これも、ビデオゲーム設置店では未だ健在だったりするのが凄いですね

しかし個人的にはやはりテトリスといえばゲームボーイ版です。
その理由として他機種版と比べて、操作のレスポンスの良さが群を抜いていたことにあります。

凸、L、逆Lなどと呼ばれていた各ブロックですが、このゲームボーイ版の
「柄」で覚えていました。棒のことを砂場みたいだな、と思ってましたね

十字キーで左右に動かし、下で落下。Aボタン、Bボタンでそれぞれ右、左に回転。実にシンプルです。というか、これ以外テトリスの操作方法はありえないだろうと思っていたのですが…。

意外にも、他機種版はそうなっていなかったりしました。もっとも近年のテトリスはほぼこのゲームボーイ版準拠になっているので、これは試行錯誤の結果ともいえなくないのですが…。
まず、先述のアーケード版は筐体によって回転ボタンが一個しかなかったり、ブロックが下に着いて固定されるまでかなり回せたりします。良い面もありますが、ゲームボーイ版から入った人間としては違和感も強かったんですね。

「どうしてこうなった」というファミコン版

これは当時、友人宅でプレイさせてもらって唖然とした覚えがあるのですが…最悪な操作性だと思ったのが、ファミコン版テトリスです。

心なしか、ブロックのグラフィックも美しくない気がします

十字キーでブロックを回し、Aボタンで落下、です。
まず一般的な操作とは十字キーとボタンの役割が逆転しており、直観的な操作は難しいんですね。で、さらに問題なのがボタンでの落下が、押した瞬間にガコッ、と固定されてしまうんですね。他機種版のように下を押してツツツーっと落とす感覚に慣れていると、この「即落とし」はまるで罠のようです。その後のテトリスでは、上を押すことで「即落下」になるものがありますが、まだこれなら合点がいきます。

正直、最初にプレイした時、このボタンの用途がなんのためにあるのか理解不能で腹が立った覚えがあります。ゲームボーイ版である程度慣らした腕前をかき乱されているようで不快感がありましたね。

何年経っても面白い、普遍的名作

そんな欠陥品のファミコン版はさておき、やはりゲームボーイ版は任天堂製ということもあり数あるテトリスの中でも完成度が極めて高かったと思っています。

子供心に、ソ連はいい国だと思ったものです(苦笑)

エンドレスでスコアを競うAタイプ、難易度を設定して25ライン消せばクリアのBタイプ。モードとしてはこの二つしかなかった訳ですが、これで半永久的に遊べるのだから凄いゲームです。
証拠写真などはありませんが、自分の最高得点は50万点です。レベル9からスタートし、100ラインでレベルが一つ上がるのですがそれ以降は何故か10ラインで一つ上がっていくので割と地獄になっていきます。裏技で高速化するハートモードというのもありましたが、それのレベル9に匹敵するレベル18までは実際に経験しましたね~。

最近のテトリスはネクストが3つ先まで見えたり、ホールドなる要素があったりアレンジが加わったものがありますが、やはりゲームボーイ版の仕様が無骨ながら至高だなぁ、と思っている古参ゲーマーの戯言でした。

四列消し…テトリスを決めた時のSEは、
「ピロピロプゥ~ン」
に限る!と思っています(笑)。

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