見出し画像

⑬簡易ライブビューの仕組み

前回の記事はこちら


はじめに

ここまでで、カメラの映像をクラウド上に保存し、ブラウザでその動画を再生する機能が出来上がりました。

本章では、ここまでで出来上がったシステムに、リアルタイムにカメラ映像を確認するライブビューの機能を追加していきたいと思います。

簡易ライブビュー

簡易ライブビュー

カメラ映像をリアルタイムに確認するライブビューの仕組みはいくつかありますが、今回は、JPEG画像のコマ送りによる、簡易的なライブビューを作ります。

基本的な構成は、下記の記事で紹介した方法と同じです。

ここまでで作成したクラウドレコーダは、FFmpegによりカメラ映像/音声をMPEG2-TSに多重化して、そのデータをAWS S3にアップロードしていました。

今までのクラウドレコーダの処理構成図

このクラウドレコーダに、もう一つFFmpegを追加します。

簡易ライブビュー用のJPEG切り出し&アップロード機能を追加

最初のFFmpegから出力されるMPEG2-TSパケットを、MPEG2-TSアップローダだけでなく、JPEG切り出し用の2つ目のFFmpegの入力にも流し込みます。

2つ目のFFmpegは、出力として、毎秒数枚のJPEG画像を出力します。
出力されたJPEG画像は、すぐにAWS S3上に上書き保存される仕組みです。

このAWS S3上のJPEG画像は、ほぼリアルタイムのカメラ映像なので、そのJPEG画像をウェブブラウザ上で繰り返し表示するウェブページを作成することで、簡易的なライブビューを実現します。

次の記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?