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言語交換をしていて思うこと

僕は大学生の頃から、1週間か2週間に1回のペースで、ドイツ人の友人と言語交換をしています。言語交換を始めてから、5年ほど経ちますが、現在も継続中です。

外国語のスピーキング能力を鍛えるには、実際に会話をしてアウトプットしないと、出来るようにはならないと聞いたりしますよね。それはそれで間違いではないと思います。

ドイツ語の勉強を始めて、他にも2,3人のドイツ人と会話をしました。ですが、今までずっと継続できているのは、最初に言語交換を始めた1人だけです。

なぜ、そのドイツ人とは、言語交換が長続きしているのか。この答えは簡単でした。お互いの趣味や興味のある分野が同じだったからです。
僕も彼もアニメが好きで、言語交換をするときには、いつもその話題になります。また、お互いの仕事も、ほぼ同じような職種(ITエンジニア)なので、仕事の話でも盛り上がることがあります。

スピーキング能力の話に戻しましょう。スピーキング能力を鍛えるには、実際に会話をすることが必要だと思いますが、それ以上に、話す内容があるかどうかということも重要だと僕は思っています。
話す内容があれば、必然的に言葉を発するようになりますよね(単語が分からなくて発言できないことは別として)。つまり、スピーキング能力を鍛えるためには、何を話したいかという欲求があることが鍵だと思います。

母語での会話について考えてみます。相手が誰であろうと、どんな話題でも会話が出来てしまう、コミュニケーション力の高い人は、話す内容を考えるには苦労しないでしょう。相手との会話のやり取りがスムーズに進んでいくはずですし、発言回数も多くなります。逆に、会話が苦手な人は、何を話そうかと悩んでしまったり、返答の仕方に困ったりして、黙ってしまう時間が長くなるかもしれません。

母語でもコミュニケーションができる人は、外国語になっても変わらずコミュニケーションができると思います。そういう人は、話す内容があるわけですから、外国語のスピーキング能力を劇的に上げられる可能性を秘めていると僕は考えています。ただし、それは、その言語の文法や単語や発音のインプットを正しく、継続して行っている場合に限ります。

逆に、コミュニケーション力が低い人は、外国語のスピーキングが上達しないのかというと、そういうわけではありません。僕自身も、人と関わるのはあまり好きではなく、一人でいる方が落ち着く性格です。そんな僕でも、ドイツ語での会話はある程度できています。それがなぜかというのは、上述した通り、言語交換の相手と趣味が同じで、その話題で盛り上がるからです。

この記事のまとめとして言いたいことは、外国語のスピーキング能力を鍛えたいなら、まずは実際に会話をすること。そして、その会話で、自分が何を話したいのかを明確にしておくこと。これが重要だと思っています。
話す内容がないという時の解決策として、自分と同じ趣味や興味を持っている相手を探す。そうすれば、自然と話す内容が出てくるかと思います。

こんな感じで、今回の記事を締めくくります。これは、あくまで個人的に感じたことであるので、科学的に効果があるというわけではありません。
意見などがあればコメントくださるとありがたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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