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エンドラインからの景色 vol.47 B.LEAGUE 第27節 川崎ブレイブサンダース vs 佐賀バルーナーズ 増田啓介選手ショートインタビュー

エンドラインからは選手たちの熱く激しいプレーや、そこからしか見えない表情がある。ダブドリ編集部が撮影した中から厳選し、写真とともにゲームを振り返っていく。vol.47では3月23日、24日に行われたB.LEAGUE 第27節 川崎ブレイブサンダース vs 佐賀バルーナーズ終了後に増田啓介選手に話を伺った。(写真・文 = 宮本將廣)

GAME1、GAME2のヘッドコーチ会見はこちらから

川崎ブレイブサンダース 増田啓介選手ショートインタビュー

宮本 今、ヘッドコーチにもいろいろお話を伺いました。それらも踏まえて、川崎は途中からコートに入ってくる選手がすごく鍵をにぎりそうだと感じたので、増田選手に少しお話を伺いたいなと思いました。まず、増田選手はチームの状況をどう感じていますか?
増田 川崎はニック(ニック・ファジーカス)とJ(ジョーダン・ヒース)を中心に、ハーフコートバスケットをメインにしてきました。ただ、彼らが怪我で欠場していた期間はそれを表現することができなかったので、ロスコ(ロスコ・アレン)やトム(トーマス・ウィンブッシュ)の機動力を活かすためにフォーメーションも追加したり、祐眞さん(藤井祐眞)のようなスコアリング能力の高い選手をどんどん活かしていくという戦い方ができました。ハードなディフェンスから速い展開に持っていくというバスケットがひとつの武器として作れたことはポジティブなので、ニックとJが戻ってきたことで、今は両方をうまく活かせるようしていく必要なあると感じています。
宮本 まさにそこが個人的には気になっています。今回の2試合も、川崎は試合の一部分を切り取るとすごくいいバスケットができていました。しかし、試合トータルで見るといいときと悪いときの差が激しいとも言えます。そこの繋ぎ目がキーになりそうだからこそ、ベンチから出てくる選手のファーストアクション、試合の入り方がすごく重要だと感じました。増田選手はGAME1で序盤からコートに立ちましたけど、どんな意識でコートに向かったんでしょうか?
増田 僕はトムと一緒に出る時間が多いので、今話したようにゲームの展開を速くしていくことを意識しています。自分たちから変化をつけていくことで、相手もアジャストが難しくなると思います。そこは意識しているし、僕が出たタイミングで点差を離したり、詰めたりできれば一番いいですけど、そこまで行かなくても目先を変えることで、リズムをこっちに持ってくることができればいいなと思っています。
宮本 ゲームチェンジャーとして、試合の流れを変えていくという感じですね。
増田 そうですね。ベンチにはオフェンスもディフェンスも激しくプレーできる選手が控えているので、僕も含めてそこは積極的に表現していきたいと思っています。
宮本 この2試合を振り返ると、GAME2の最後にウィンブッシュ選手を強調した時間はすごくインパクトがあったし、佐賀も守りにくそうでしたよね。
増田 そうですね。あれが彼の良さでもあるし、僕もコートに立ったときは、ああいう場面を作れるようにしたいと思っています。激しくディフェンスをしたり、トランジションで走ってチームに変化を作る。自分の強みを出しながら、相手が嫌だなと感じる時間帯を作れたらいいなと思っています。

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