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『ダブドリ Vol.12』インタビュー02 渡辺竜之佑&高橋耕陽 (サンロッカーズ渋谷)

2021年10月8日刊行の『ダブドリ Vol.12』(株式会社ダブドリ)より、渡辺竜之佑選手と高橋耕陽選手のインタビューの冒頭部分を無料公開いたします。インタビュアーはこにわさん。

一人は北の大地、もう一人は南の島の出身。日本の端と端で生を受けた二人がバスケットを通じて日本の中心地でチームメイトになった。渡辺竜之佑と高橋耕陽。今季、サンロッカーズ渋谷でともにB.LEAGUE優勝を目指す二人に、ダブドリ初登場のこにわさんが様々な角度から迫った。

こにわ 今日はよろしくお願いします。
渡辺・高橋 よろしくお願いします。
こにわ お二人はもうどれぐらいの仲になるんですか?
渡辺 高校のときにU18の代表合宿に呼ばれて、そこで顔見知りになったのが最初のきっかけです。
こにわ お互いの最初の印象って覚えてます?
渡辺 目、ほせえな。
こにわ ハハハ。じゃあ〝見た目返し〟しますか、高橋選手。
高橋 目つき悪い。
渡辺 ハハハ。
高橋 いや、マジで! 当時はお互い坊主だったんですよ。
こにわ あ、そうかそうか。
高橋 それで、「イカつい奴いるな」みたいに思って。でも、結構笑ったらクシャってなる顔だったんで、「あ、もしかして優しい奴なんじゃね?」って。まあ、クシャってなるのは僕もなんですけど。
こにわ 渡辺選手は当時、高橋選手のクシャってなった瞬間は見ました?
渡辺 あ、見ました。
こにわ そのときは同じような感想を持ちましたか?
渡辺 目あるんかな。
こにわ いやいや。さらに悪口かぶせてくるじゃないですか(苦笑)。
渡辺 いやでも、高橋も普段は(僕の口ぶりと)一緒ですからね。
こにわ 最初に話し掛けたのはどっちとかって覚えてます?
渡辺 いや、それは覚えてないです。とりあえずアップの列が一緒だったのは覚えてます。
高橋 僕は前から2番目で、渡辺が3番目だったんですよ。
渡辺 高橋がふざけてました。代表合宿なのに。
高橋 バレてなかったです。
渡辺 いや、そういう問題じゃ……。
高橋 二人でずっと話しながらアップしてました。
大柴 当時の監督は誰だったんですか?
渡辺・高橋 (佐藤)久夫先生(現・仙台大学附属明成高校コーチ)。
こにわ えー!
大柴 ハハハハ。

最初にご飯行ったときの記憶がないんだよな。(高橋)

こにわ ちなみに、お二人は人見知りだったりします?
渡辺 僕、人見知りします。
こにわ そうなんだ。じゃあ、これだけ高橋選手と仲が良いってことは、人間的に素晴らしいものがあったってことですよね?
渡辺 まあ、そうですね。最初、プロになってから一緒にご飯に行くことになって。そこで波長が合ったのか分からないですけど、なんか仲良くなりましたね。
こにわ 大学のときにそういうタイミングはなかったんですか?
高橋 一回もないです。
渡辺 そうですね。大学のときはなかったです。4年間空いて、プロに入ってからですね。
高橋 それってなんでだっけ?
こにわ ハハハハ。
高橋 いや、覚えてないんですよ。
こにわ それすごくないか(笑)。
渡辺 大学4年間はほぼ〝よっ友〟だったんで。
こにわ アハハハ。でも、4年間のブランクがあったにもかかわらず、ご飯に行ったらすんなり波長が合ったんですよね?
高橋 最初にご飯に行ったときの記憶がないんだよな。
こにわ 渡辺選手は覚えてます?
渡辺 俺もあんまり覚えてない。ご飯に行ったのがきっかけなのは覚えてるんですけど。
こにわ じゃあ連絡先を交換したのは?
高橋 大学のときにはもう連絡先は知ってましたね。
こにわ なんか面白いな。よっぽど波長が合う二人なんですよ。運命じゃないですか、感じます?
高橋 いや、ちょっと感じない(笑)。
こにわ 渡辺選手、運命、感じます?
渡辺 ちょっと感じます。
こにわ ハハハハ。高橋選手、矢印が向いてますよ(笑)。渡辺選手はサンロッカーズに高橋選手が来るってことが分かったときはどんな気持ちでした? 仲が良いっていうところも含めて。
渡辺 まあ、嫌でしたね。
一同 ハハハハ。
渡辺 というのも何だろう、「実際どうなんのかな?」みたいな。
こにわ なるほど。化学反応が分からないと。
渡辺 はい。最初に「バスケ、ちゃんとできるのか?」っていう不安がパッと出てきて。でもまあ、合流してからはちゃんとやれてます。
こにわ 高橋選手はこうして一緒のチームになって、実際に練習してみてどうですか? このサンロッカーズというチームや雰囲気とか。
高橋 渋谷は明るいです。
こにわ やはりそうですか。
高橋 (シーホース)三河も明るかったんですけど、こっちの方がみんなの年齢が若いので絡みやすい感じはあります。まだ日本人のみの練習ですけど、雰囲気も良くて中に入りやすかったので、試合でも自分のプレーを出せるんじゃないかなと思ってます。
こにわ 渡辺選手がいるということで、さらに絡みやすくなったんじゃないですか?
高橋 そうなんですよ。このチームに呼んでくださって本当にありがたいと思ってますし、そこに渡辺がいるのでなおさらよかったなと思います。

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このあとも、プレーオフでの経験や激戦の東地区で迎える21-22シーズンの抱負を語っていただきました。続きは本書をご覧ください。

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