かずさん's『幸せ』実践レポート<アクティブハピネススキル編>
今回は、前回に引き続き、Well-being Community講座の第3期生であり、認定Well-being Coordinatorのかずさんからからいただいた、ウェルビーイング育みの実践内容のシェアをみなさまにもお届けさせていただきます!
大きく2つの観点からシェアいただきましたので、前後編と分けてお届けしております。前編では、かずさんご自身のウェルビーイングについて振り返っていただきましたが、後編では、よりアクティブにご自身のハピネスの表面積を増やすために大切にされていることを語っていただきました。既に実践された様々なチャレンジとともに、これからの抱負についてもシェアいただいてます✨
それではどうぞお楽しみください^^
みなさんこんにちは。
WBC3期生のかずです。北海道十勝、帯広市のすぐ隣の音更町に住んでいます。義務教育学校といって、1年生から9年生までが同じ校舎で学び、ふれあい、育ちあう学校で勤務しています。「心」に興味があって、放送大学で心理学をたくさん学び、公認心理師の資格も取りました。「心」について学びを深めていく中で、『脳レクチャー』と出会い、Happy・Well-beingにすっかり魅了されています。
僕は断らないことにしてます!
≪私、断らないので≫ドクターX〜外科医・大門未知子風(笑)
エントロピーを増大させ、セレンディピティを導く「意図的偶発性をデザインする」
僕は、脳レクチャーやWBCを通して、この言葉がすごく気に入っています。自分自身でハッピーに出会う確率を高めるためにも、「意図的偶発性のデザイン」を心掛けています。
なので、「面白そう」「ん?なんか気になる」「前に進みそう」という気配を察知したら、「それをやることになったら、めっちゃ大変で面倒だぞ」というネガな気持ちが出てこないようになりました。そして、「やってみよう」とポジのベクトルに脳が反応します。
実際のエピソードたちとともに、自分がどう考え、行動し、感じたかということをシェアできたらと思います。
〇「断らない」エピソードその1
今年度、ごく普通の小学校から義務教育学校に転勤になりました。そこは、開校2年目、北海道では最大規模の義務教育学校で、500名が在籍しています。先生方も70名近いです。転勤する前から、義務教育学校は、明らかに大変だと、言われていました。
2022年、いよいよ転勤の人事が始まるころ、前任校の校長に
「今度の転勤なんだけど、義務教育学校、どうだ?」
と言われました。教職24年。小学校しか経験なし。そこで、Well-being Community講座でDA(ドーパミン)により活性化された僕の脳は、「これは、面白そう!」と反応し、
「よろしくお願いします。」
と返事。そこから運命は動き、本当に希望通りの義務教育学校転勤。
めっちゃくちゃ戸惑うことばかりで、めっちゃ大変。最初はだいぶネガに落ちましたが、その後、見事にポジに上昇。
「あんなに大変だったけど、周りの人のサポートやWBCの経験・知識を生かしたら、できるようになったよ!」
とFire together, Wire togetherの原則を思い出し、脳内で同時発火させ、【Active Happiness Skill5】グロースマインドセットを起動!現在、バリバリにやってます!義務教育学校の可能性に毎日ワクワクしています。
〇「断らない」エピソードその2
転勤してきてすぐの4月上旬。保健室の先生から、(保健室の先生は、心の教育を前任校から取り組んできている方)
「研修センターの研修講座でレジリエンスについての講座で講師を頼まれたんだけど、先生も講師として、模擬授業をしていただけませんか?」
と依頼が。右も左もわからない転勤したてでアップアップでしたが、
「やります!」
速攻返事。
やったら、自分のためになる予感がしたので。
それに、僕は子どものころから目立ちたがり屋で、人前に出るのが大好きだったのです。だいぶ忘れ去られて過ごしていましたが、WBC3期の最後の口頭試問で自分を振り返ったとき、自分の中にもともとあったDA性を思い出していたので、もう喜んで!と引き受けました。
実際に1時間15分、養護教諭中心でしたが、50名ほどの先生方に模擬授業2つをやり切って、「気持ちい――!」「やったーーー!」とβEに溢れたのでした。「第2弾、ありますよ!」という声もあり、ワクワクしています。
〇「断らない」エピソードその3
義務教育学校とは、いわゆる中学生も一緒に学んでいる学校です。保健室には、思春期のいろいろな悩みが舞い込みます。夏休み初日に保健室の先生から
「自分に課せられた『キャラ』に悩んでいる子たちが何人かいて、そういうことについて考える授業ってできないだろうか?」
と話がありました。僕の中の「やりたくなる脳」が発動。ピンとくるものがあり、「教材化してみたい!」と授業が大好きな僕の湧き上がる好奇心。翌日から教材化に着手。夏休みの間に試作版を作っておきました。
なんやかんやで秋も深まり、学校行事もちょっと落ち着いたころ、保健室の先生に試作版を見せました。その翌日、
「先生! 7年生の先生に話したら、明後日の5,6時間目なら、7年A組B組であの授業ができるって言うんだけど、どう?」
と、保健室の先生に言われました。あまりに急で、「えっ?いきなり!?」とびっくりしました。7年生って、いわゆる中学生。これまでの教員人生25年目でもかかわったことはありません。しかし、「こんなチャンス、ないんじゃないか?人生はタイミング。7年生に授業できるチャンス!」という思いがふつふつとわいてきて、
「やります!やりましょう!」
ということで、2日後、7年生の前へ。これまで経験したことのない、思春期の瑞々しい感性と考えの深さ、青春の思いに感激し、やってよかったとつくづく思いました。レクチャーでお話があったように、「とりあえず、やってみる」ことって大事ですね。まさにセレンディピティが導かれた時間となりました。
〇「断らない」エピソードその4
先日、2023年末の12月25日にZoomで日本認知療法・認知行動療法学会の学校教育部会の方と情報交流をしました。初めてお会いしたのですが、その話が進む中で
「先生、来年の7月の福岡の学会で実践発表しませんか?」
と勧められました。急に思いついたようにおっしゃられたのですが、
「出ます!よろしくお願いします。」
と、今回は結構な即答。(笑)
「いいんですか?お休みも取らなければいけないし、交通費も出ませんよ。」
と相手の方もちょっと驚いていたようでした。(笑)
僕は、このWBCのことやそのコーディネーターであることを説明し、
「意図的偶発性が積極的に起きるようにしているんで、僕は断らないことにしているんです!」
と勢いよく言いました。具体的な話は、これからだと思いますが、また一つ、「(確信なき)なにかありそう」な楽しみなことが2024年も僕を待っています!
かずさん、2回にわたり、とってもとっても素敵な実践シェアをありがとうございました!
どんなことにもワクワク要素を見出してチャレンジされているエピソードたちに、勇気づけられた感覚があります。チャレンジすることで、きっと新たな学びとの出会い、そして新たな自分との出会いが待ち受けている、そんなワクワクな気持ちとともに。勝手な想像ではありますが、きっと生徒さんや同僚の先生方もそんなポジティブ伝播を受けているのではないでしょうか…!
そして更に、ほっこり裏話。
レポートをメールでお送りいただいた翌日、「やはりこちらに差し替えをお願いします!」とのことで再びご連絡をいただきました。
なんと、かずさんの小学生のお嬢さんが推敲してアドバイスをくださったとのことで…😆
お父さんのために助言をくださるお嬢さんのお気持ちにもほっこり、そしてお嬢さんにこの内容をシェアされたかずさんにもほっこり。
改めまして、お嬢さんの思いも込められた、素敵な素敵なシェアをありがとうございました。これからも、ともに学び合い、ともにウェルビーイングを育みあえましたら幸いです✨