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漆塗りの張り子を納品しました

割と色々な作業しながらの流れ作業をする私ですが
納品は他の作業とはどうしても一緒にはできなくて準備に時間がかかってしまいます。
まずは掃除から入るし少しの数でも何日もかかってしまうそれが納品準備。
今回に関しては納品までに1年かかってしまいました。
去年の6月に展示していた漆塗りの張り子が今日やっと納品となりました。
お待たせしましたの漆の張り子。
山形県山形市山寺の門前カフェさんに納品いたしました。
たまたまお買い物へ行った漆器店でなにげない質問からお仕事になった作品。
お会いして話をするということがとても大切と思えたご縁です。
私が張り子で形をつくり
山形県の漆器店本家長門屋さんに自由に漆塗りをしていただいています。
私をイメージしてる塗り方。
いつもの権之助塗の塗り方ではなくユニークな感じが多いです。
なんといいますか
私がよく口癖のように話してしまうのがちょっと崩れてるくらいのが愛嬌があって良いというのに合わせてもらってる気がします。
日常の道具としての民藝品ではなく私の造形から見るだけの作品に形を変えた感じ。
どんな入り口になっても良いので漆塗りや職人さんのお仕事に興味を持っていただたら良いなという思いもあります。
私は子供のころは職人さんお仕事って知らないことばかり伝統工芸品の良さがピンときてなくて職業として見ていませんでした。
もし子供のころに物をつくる仕事を見ていたら私は職人になっていたかもしれない。知らなかったことが多すぎる職人さんの世界。
今では年齢的にも体力的にもここから修行とはいかず憧れるだけの職業になってしまいましたがこうやって職人さんと一緒に新しい形を作り出せることをとても光栄に思います。
よく、お話をお客様としていると
「なんで職人さんとお仕事できたの?」と質問をいただくのですが
私の場合は最初は買い物をしに出掛けただけ
特に仕事の話はしていないし
権之助さんも私の身なりから観光のお客様かなと思われたそう。
何回か買い物に行ったときに私がつけていたコアラの指輪をとてもカワイイと誉めてくださってそこから会話がはずむようになったくらい。
私の雰囲気のせいか話にくいオーラがあるのか
つけてるアクセサリーを誉めてもらえるって実はなかなかないのです。
ふと
コアラのことで
あれ・・もしかしたら権之助さんとカワイイの価値観共有できるかも・・って感じたのです。
でもぐいぐい行くのは失礼なのでまた漆器お買い物の時にカワイイについてお話してみよう。
買い物したら話をする推し活みたいな。
私の性分かな・・職人さんの制作の時間を止めてしまうのは無理
時間はタダではないがあるので買い物のお会計の数分でちょこちょこ。
ちょこちょこで「私の作品に漆塗ることできますか」になり
それからアポをとってお仕事のお話をしにいったわけです。
結構慎重派で進め仕事になりました。

漆塗の鹿
権之助さん78歳の感性可愛すぎる色💘
古民家でも現代的おしゃれハウスでもどちらでも飾ってかわいい。

わたし・・・形は打ち合わせしないで自由にもっていく
権之助さん・・・私が用意した形のリストから好きなのを選び色や塗り方はすべて自由

二人とも自由。
自由作品です。

自由作品をどうぞ山寺の門前カフェさんでご覧くださいませ。

https://www.instagram.com/monzencafe/


プライベートnoteで読者少ないのでわたしからのこっそり情報。
2023年から作る作品よりも価格が🉐
2023年の材料仕入で私は口から泡でてます 笑
パッとみて気にいった場合はその場のご縁のお迎えお勧めしますよ。
なんせ制作者の2人とも自由なので同じにつくるか塗るかも解らないので。
門前カフェさんのは🉐
12月の個展では展示品100点くらい勢ぞろい。
悩みますね~