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手帳は紙派のみなさ〜ん!!!
こんにちは。白石です。今回は手帳の話。
普段使いする物には各々の拘りが出るものかと思います。私は決まった物を何度もリピートするタイプの人間です。日用品も、日々食べるものも、身に付けるものも、一度気に入れば何度も買います。11月末の今日、私は来年の手帳を買うために書店に出かけました。
手帳を買う書店も毎年同じです。勝手知ったる駅前の書店に入り、まっすぐ手帳コーナーに向かいました。そして、2023年の手帳と同じメーカーの物を迷わず手に取りました。
私が普段使う手帳は高橋書店のミアクレールというシリーズのA5サイズのものです。 社会人の方だと窮屈に感じるボリュームの手帳かと思います。学生にはちょうどいいのです。
手帳は迷わず選び取ったのですが……
レジに向かうまでに、ある迷いが生じました。
手帳コーナーとレジまでの動線で立ち止まり逡巡しました。
私は来年も生きるのか?
私は絶賛うつ病治療中の身です。基本的に生きていたくないという思想です。
もしも2024年になった途端に、生きていたくないという心持ちから、死にたいモードにシフトしてしまったら……どうしよう……。
現在バイトもしていないので財布には余裕がありません。
もしも仮に来年死ぬとしたら、この手帳は真っさらなままで終わってしまう。今手帳を買っても無駄になる。手帳代が無駄になることは確実……
この手帳は税抜1430円……
最悪な思考回路です。
手帳をまっさらのまま終わらせないように、前向きに懸命に生きるという考えは全く思い浮かびませんでした。控えめに言っても、クズの考えです。
こいつは今、手帳代と自分の命を比べて、命の方を捨てようとしています。紛うことなき、カスです。
少々考え込んだ後に、手帳を棚に戻そうと踵を返そうとしたところで、カウンターの店員さんと目が合いました。
気の良さそうな店員さんは、私と視線が合った瞬間にレジを開けてくれました。
はい。手帳、買いました……
なんという意志の弱さ。情けないですね。
という話でした。
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