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そもそも、プレゼンって。

大勢の人の前で話すこと,1対1で話すこと,どっちが得意ですか?
プレゼンテーションというと大勢の前でスライドを使って話すアレをイメージしますが,2者間で行う営業トークなんかもプレゼンなんでしょう.

そもそもプレゼンってなに?ということで言えば…「人に伝えて心を動かす,そして行動に変化を起こす」までが定義になるんだろうなと,考えてます.
だから手法としての営業も授業もプレゼンなわけです.
そう考えるとプレゼンに必要なものは喋りとツールになるんですが,そのツールはスライドに限ったものじゃなく,紙でもいいし現物でもいいわけです.テレビショッピングなんかまさにそれですよね.
授業もプレゼンというロジックで言えば「職場での指導や教育」もプレゼンスキルそのものが必要になるわけです.

さっきの定義にちょっと付け加えると

・伝える
・心を動かす(動機をつくる)
・行動を創発する

の一連の流れがプレゼンです.

職場で新人さんに指導した時,うんうんと聞いてくれても行動が変わらなかったら指導した意味が半減します.
で,じゃあプレゼンにはどんな準備が必要なのか?っていうことです.
プレゼンの本なんかを読むと「何度も練習する」と必ず書いてあります.
プレゼンの話題になるとだいたい登場するジョブズでさえ必ず何度も何度も練習したという話です.
が,個人的には練習した方がいい人と,そうでない人がいるように思います.

自分の場合は一切練習しないです…授業も講演も.
良いか悪いかはわからないんですが,良いプレゼンには「ライブ感」が絶対に必要だと思ってるわけで.
その時降ってくる言葉をライブでどんどん出していく.
「降ってこなかったどうするんだ」と言った人がいたんですが,「降ってくるように準備」をすればいいんです.

誤解のないように言うと,あらかじめ言葉を準備して本番で最高のプレゼンとして話す方がよっぽど難しいんです.

ジョブズが練習していたのは「場が完全に自分の世界になる」ことをわかっていたからで,それはスティーブ・ジョブズだからできることなんです.

もちろん,空気がわかってる場合はそれでもアリです.

自分たち凡人はどこかでその時の「場」を見極めてそこに合わせてプレゼンを変化させることが大事なんです.
これは授業でも個人指導でもそうです.

【降ってくる準備】
これはシンプルです.
ツールを思いっきり作り込むんです.
これはスライドでも紙でもなんでもいいんですが,思いっきり作り込むんです.この準備段階に流れとイメージが入るので,そこが出来上がっていくと言葉が出て来やすくなります.

【もう少し具体的に】
ツールの中にはキーワードを入れます.
スライドでも文字数が多いスライドはただ読むかただ表示するだけになるのであまりオススメはできないんですが,広がりを持たせるためのキーワードとイメージ創発のための画像などなどを散りばめておきます.
インプットを増やせばアウトプットは増えるわけです.

【いいプレゼン】
・体感すること
・Live感があること
・分かりやすいこと
・かっこつけないこと(かっこつけるのは準備段階まで)
です.

プレゼンや講義/研修の予定がある方はまず一つだけ,スライドなら1枚,紙資料ならA4片面1枚,レジュメでもなんでもいいのでその時使うツールを選択して,ひとつだけ思いっきり伝えたいことを書きまくってみてください.

制約のある中でアウトプットをするという手法になるんですが,やってみると意外と頭の中がスッキリします(スライドや紙がスッキリしていなくてもそれは全然いいです).
逆に際限なく使えてしまうX-Mindのようなツールだとある程度まとまってから使ったほうがスッキリします.

その作業の後にプレゼンをまとめていくと,たくさんネタが出来上がっているのでスムーズに進みますよ.

たぶんね.

#プレゼン #講義 #授業 #講師 #講演 #プレゼンテーション

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