【主観】頑張るって、なんだ?【客観】

はいこんにちは。
なんだか一生集客している作詞家の藤橋です。
2024年も今月で折り返しを迎えますが、後半戦は
舞台→音楽ライブ→お笑いライブ→バースデーイベント→音楽ライブ
みたいなスケジュールで年が暮れそうです。
どう見ても色んなジャンルに首突っ込みすぎです。
日本一雑食なプロデューサーを目指します。

恒例の自己紹介はこちら。

さて、今回は
つもりの自分と客観的な自分
という話をします。

結果至上主義の世界で活動している若手と呼ばれる人たちに
特に読んでいただきたいです。

ちょっと疲れる内容になるかと思いますが、
時間に余裕のある時にお付き合いください。


①頑張っている人とは


突然ですが、
あなたが仕事をどれくらい頑張っているか
100点を満点として採点してみてください。
ざっくりで構いません。


出ましたでしょうか。


では、まず
その点数を取れた理由を「定量的に」挙げてみてください。

何でも良いです。
「仕事に役立つ本を〇冊読んで勉強した」
「一日〇時間欠かさずトレーニングした」
「年間でチケットを〇枚売った」
など。


出ましたか?


はい、では次に
あと何をしたら100点獲れていたかを挙げてみてください。

これも何でも良いです。
他人と握った約束を果たせていなかったり
年始に掲げた何かが三日坊主になっていたり
色々あることかと思います。
あなたが「60点獲れている」と思ったのなら、
何があれば残りの40点が埋まるかを挙げましょう。


どうでしょう?
スラスラ出てきたでしょうか?


これ、実はかなり難しいんです。

なぜ難しいか。

それは
そもそも「誰が見ても分かる明確な(定量的・定性的な)目標を掲げていない」人が多いからなのです。


まず、大前提ですが
社会における「頑張っている人」とは、
第三者が見て「あの人は頑張っている」という評価ができる人です。

いくら「自分はこんなに頑張ってるのに」と思ったところで
社会は聞く耳を持ってくれないものです。
頑張っているつもりなのは分かります。
ですが、特に結果至上主義の厳しい世界では結果のみで判断され、
プロセスが取り沙汰されることすら稀でしょう。

その反面
結果至上主義の世界の良い点として
「何度でも挑戦できる」「何歳になっても挑戦できる」
ということが挙げられます。

とは言え、
正しく自己評価をし、足りない部分を補う努力をすることなく再挑戦するのは
いかがなものでしょうか。

例えばオーディションひとつ取ってもそうです。
一度不採用となった人が再度同じクオリティで挑んだところで、
採用されることはほぼないでしょう。
それどころか、関係者全員にとって時間の無駄になってしまいます。

逆に、現状に満足せず、全力でひとつ上を目指している人なら
必ず目に見える変化を見せるはずです。
目に見える変化は、100点に足りなかったところを埋めた結果からしか生まれません。

それを社会では「頑張っている」と呼びます。

そして、第三者にそう思われて初めてあなたは「客観的に見て頑張っている人」になります。

②頑張っていない人とは


もし、ぼくが
「自分は顔も頭も性格も日本で一番良い」と言ったら
今日から日本一モテるでしょうか?

答えは全くの逆だと思います。
それどころか、暑さでちょっとおかしくなったと思われそうですよね。

仮に、いくら自分でそう思い込んでいたとしても、
それを本当の自分と呼ぶでしょうか?呼びませんよね。

同様に、
自分が頑張っているか否かは他人にしか決められません。

これはぼくの経験則ですが、
頑張っていない人ほど自分は頑張っていると思いがちです。
人はみな、そう思いたいんです。
ところが、じゃあ何を頑張ってるか具体的に教えて!と言うと
内容のない空砲のような返事が来たりします。

仮にあなたが人を使う立場だったら、
「けどまぁ頑張ってるらしいから今後も使おうか」となるでしょうか。

結果至上主義の世界では、何も言わずに切られてお仕舞いだと思います。

何度も言いますが、
みんな自分では頑張ってるつもりなんです。
ぼくだってそうです。

ですが、第三者が「頑張ってない」という評価を下したなら
ぼくたちは頑張っていないのです。
これはもう、受け止めるしかありません。

そうならないために、どうしたら良いか。
次のチャプターで説明します。

③頑張り方


いきなり手垢のついた表現をしますが、
現在地を知らないまま地図を開いて、目的地に辿り着けるでしょうか?

絶対に無理ですね。

では、自分は頑張ってると思い込んでいる人が大スターになりたい場合
どうすれば良いでしょうか?

1000年経っても厳しいと思います。

それならば、どうすれば良いか。
もうお分かりですよね。

夢や目標を追う人が一番最初にやらなければならないのは、
現在地を正確に把握することです。

そのためには、
つもりの自分を捨て去りましょう。

一度、他人からの評価を冷静に受け止めて分析してみてください。

もしかしたら傷付くこともあるかも知れません。
受け止めがたい現実だってあります。
ですが、そこには間違いなく「他人から見た自分」がいます。
それこそが客観的に見た(本当の)自分なのです。

なにも自己を過小評価してほしいと言っているわけではありません。

大切なのは、
つもりの自分と客観的な自分のズレを小さくすること。
全てはここから始まります。

その後は簡単です。

何をどれだけやったら100点満点なのか
どうすればゴールに辿り着けるか仮説を立てて
逆算して日々こなしていくだけです。

正解のない世界が故、仮説が外れることもあります。
むしろ、その方が多いです。

ですが、それは「あなたに合っていないやり方をひとつ知れた」とも言えます。
大切なのは、まずはやり切ってみること。
さわりだけやって、知った気になって方向転換してしまうことのないようにしましょう。

やり切った頃には、見違える自分に出会うはずです。

④「頑張る」ことによって得られるもの


結果至上主義の世界とは言え、
幸いにもあなたにはプロセスを見て意見してくれる人がいるはずです。

上司や事務所の先輩・社長、仕事相手と友人の境目の人やちょっと苦手な目上の人など。

良かったら、その中でも一番話しやすい人と握ってみてください。

例えば「自分は来年こうなりたいから、毎日これを〇〇回やる」とか。

そして、一定期間ごとに勝手に報告してしまいましょう。
今月はこれくらいやった、今のところ実感できる成果はこんな感じ、
この部分がうまくいかなくて困っている、などです。

それによって得られるものは何か。

そう、信頼です。

仕事を出す側の人も、
「この人になら任せて大丈夫」と思える材料を常に探しているのです。

野球の監督に例えると
代打を出す場面でA選手かB選手か迷ったとき
より一生懸命練習し課題に取り組んできた方を送り出したいものです。

これが信頼です。

信頼は、正しく頑張ることでしか得られないものです。

⑤最後に


とまぁ、個人的な考えを長々と綴ってみましたが
これはあくまで世の中にある多種多様な考え方のうちの一つとして
捉えておいていただけると幸いです。

ですが、これだけは言いたいです。

ぼくはプロデューサーという立場上、
若手のミュージシャン、役者、お笑い芸人の方たちと接する機会が多いです。

その中で「あ、売れそうだな」と思うのは
やはりちゃんと「頑張っている」人だったりします。
これは多くを語り合わずとも、肌感覚でだいたいわかるようになってきました。

完全に売れていった友人も、頑張り屋さんでした。

どうか、そのような人がたくさん現れて
世の中がもっと楽しくなりますように。


以上です。

長くなりましたが、
何かの時にチラッとでも思い出していただけるようなことがあると
最高に嬉しく思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではでは。

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