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【DXみらいラジオ vol.79】   🌸第3回🌸「デジタルスキル標準ver1.0」を読み解く会 〜DX推進スキル標準の必要性を考えてみよう!〜


本日の記事は2/9(木)に開催した「DXみらいラジオ vol.79」の様子をお伝えします!

DXみらいラジオ

DXみらいラジオとは、株式会社デジタルビジネスシェアリング主催の「DXやシステム開発について語り、その中で新たな何かを世に生み出しちゃおう」という企画です。

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DXみらいラジオ vol.79

2/9(木)20時00〜21時00分にDXみらいラジオ vol.79を開催しました!
今回は「【第3回】「デジタルスキル標準ver1.0」を読み解く会 〜DX推進スキル標準の必要性を考えてみよう!〜 」をテーマにお話ししていきました。



ここからはトーク内容を一部抜粋してお届けします!!

読み解く会の配信スケジュール

DXみらいラジオでは「デジタルスキル標準ver1.0」を全5回に分けて取り上げていきます。
今回は、DX推進スキル標準の第1章 「DX推進スキル標準策定のねらい、策定方針」を見ていきます。

DX推進スキルの必要性ってなんだろう?

Q.デジタルスキル標準の59ページには、DX推進スキル標準の必要性が記載されています。日本企業がDX推進をする人材が十分に確保できない課題があることや、企業がDXを通じて何をしたいかのビジョンもなくスキルを闇雲に身につければDXが進むというわけではないということが記載されています。

A.最初にスキルは必要ではありません。スキルが不要であるというわけではなく、まずは決意や覚悟が必要になります。例えば、サッカーをする場合でも、筋肉を全身鍛える必要はありません。もし日本にいなければ、海外に行くしかないでしょう。

DXってどんな順番で行うのが正解なの?

次に、60ページの「DX推進スキル標準策定のねらい」のページをご覧いただきます。こちらのページには、このDX推進スキル標準を誰に見ていただきたいかが書かれています。事業規模やDXの推進度合いに関わらず、データやデジタル技術を活用して競争力を向上しようとする企業や組織と、その企業や組織において、データやデジタル技術を活用した変革を推進する個人にご覧いただきたいとのことです。

ここには、この標準を活用しない場合、どのような知識やスキルを持った人材が必要となるのかがわからなかったり、実際にDXプロジェクトの推進役になったけれど、自身にどのような知識やスキルが必要なのかがわからない人が、この標準を活用することでそれが理解できるようになると書かれています。

Q.なんだか、普段みらいラジオで発信している内容とは真逆のようですね。スキルを身につけるために学習することが書かれている気がします。

A.DX推進スキル標準策定のねらいと必要性の前提がそもそも間違っているのではないでしょうか。そもそもDXをする上で、技術的なスキルはそんなに必要ではありません。スキルがあるからDXができるという構図は誤解です。DXを実現するためには、どのようなスキルが必要なのかを考える必要があります。

5つの人材類型の役割って本当にDXに必要?

ここでは64ページをご紹介いたします。DX推進スキル標準の構成について説明されています。DX推進スキル標準は、ビジネスアーキテクト、デザイナー、データサイエンティスト、ソフトウェアエンジニア、サイバーセキュリティの5つの人材類型で構成されるそうです。

Q.ここでひとつ疑問があります。DXを実施するには、わざわざこうした人材を探し求めて見つけなければならないのでしょうか。

A. 実はビジネスアーキテクト以外の人材は外部からも採用できますし、デザイナーは社内にあるデザインの知識を持つ人でも十分です。また、サーバーやシステムのメンテナンスや保守を担当するソフトウェアエンジニアは必要ですが、インフラのことを考えないCTOはいないでしょう。サイバーセキュリティの人材は、必ずしも常時必要とは限りません。DX推進スキル標準で提示されているデータサイエンティストとサイバーセキュリティの必要性が理解できません。人材の確保をしなくても、必要に応じてスポットで頼むことができます。ただ、ビジネスアーキテクト、デザイナー、ソフトウェアエンジニアは会社に必要です。

5つの人材類型の連携内容が間違ってる!?

続いては67ページの人材類型型の連携のページをご紹介します。ここでは、先にご紹介した5つの役職が連携して協働関係を構築することが想定されていることが書かれています。

Q.このページには、職種同士が協働している図が書かれていますが、何だか連携というよりも、やることが被っていたりするだけだなという印象を受けます。

A. 確かにデザイナーとデータサイエンティストがどのように協働するのか、またサイバーセキュリティとデザイナーがUIのことを考えるとどうなるのか、といった連携の点について疑問が残りますね。

共通スキルリストの全体像を見てみよう!

ビジネス変革ではここに注目!

ここからは共通スキルリストの項目となります。
71ページの「ビジネス変革|ビジネスモデル・プロセス」のページを見ていきましょう。 こちらのページには、スキル項目の中にビジネスモデルとマーケティングが含まれています。

Q.DXリテラシー標準には含まれていなかったのに、なぜDX推進スキル標準に急に登場したのでしょうか?また、ビジネスモデルやマーケティングというものは、これらの人材だけが考えるべきなのでしょうか?

A. 実際、日本のビジネスは弱者に優しい傾向にあり、役員や部長がビジネスモデルやマーケティングといったことは全て考えてくれるため、私たち個人には他人事のように感じられるのです。
中間管理職がしっかり育たず、弱者とお金持ちが二極化する構図になってしまってビジネスモデルを考えられないことは問題ですね。

パーソナルスキルではここに注目しよう!

Q.続いては76ページのパーソナルスキルのページを見ていきます。ここではパーソナルスキルのカテゴリの中にヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルというスキルごとの内容と説明とそれぞれの学習項目例が書かれています。コンセプチュアルスキルとは、物事の本質を見極めることで、個人や組織の可能性を最大限まで高めることができる能力のことみたいですね。

A.最後の方にパーソナルスキルやヒューマンスキルが出てきましたね。これらは、DXを実現するために必要不可欠な要素であり、最初に学ぶべきものです。結局、パーソナルスキルやヒューマンスキルこそが最も重要なのです。何かにインパクトを与えたいとか、世界を変えたいという意欲を持ち、社会に貢献することを目指すことが大切です。10年たっても使われる製品を生み出すなどの考え方が求められます。社会を変革するためには、こうした人材が不可欠です。

資料には、さまざまなスキルについての説明がありますが、結局は、パーソナルスキルやヒューマンスキルが最も重要であることがわかります。ただし、技術的なスキルを持つ人よりも、DXに取り組む上で、問題解決に取り組む意欲を持っている人と一緒に進めていくべきです。

リスナーからの質問♫

回答

日本以外ならどこでもいいと思います!日本の制度はIT企業にとってとても不便なことが多いのです。そう考えるとエンジニアの方も海外は視野に入れておいた方がいいですね。

過去開催したDXみらいラジオ

以下のマガジンに記事をまとめておりますので、こちらをご覧ください。

https://note.com/d_biz_share/m/m7de1a9cae9c2


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