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さよならをおしえて~Twitter創作物感想録54~
【YOUTUBEにて僕らの”文芸読解バラエティ”配信中!BGMにどうぞ】
【この記事はほぼ日更新だよ!チェックしてね!!】
「すべての創作者に必要なのは”いいね”や”スキ”の投げ合いじゃない、全力の”解釈”と”感想”だ!!」Web創作界隈に「読者のいる(感想が贈り合われる)創作」文化を根付かせるべく、思想を掲げ暴れ続ける”ことばの魔物”コンノダイチの分別奮闘記、あるいは、才悩人応援歌。
この記事は、Twitter上で我々「26時(@kikan_26)」が主宰する「#ばけもののうた」および「 #全読」 参加作品へと宛てられた「web創作物への感想ツイート」をまとめたものです。元作品を辿れるように「引用リツイート」の形で投稿は統一しておりますゆえ、私の拙い感想を通じてnoteユーザーの皆様が「Twitter創作物」に触れる一助となれましたらば幸いです。
コンノダイチ=さよなら(@D_8823_drive)
蒼馬-ΛOMΛ-(@ssk_aoma)
26時(@kikan_26)
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) June 25, 2019
別れの後に訪れる"自己防衛"のターン、その感じ。「体験は経験に」変わるという一見合理的な現象を期待してはいるものの、「大方」「らしい」「気がする」「向かなきゃ」と端々に現れた内心にまだまだそれが遠いことがうかがえる。
それが伝わるからこそ最後の「ばいばーい、いつか」が悲しい。 https://t.co/CjwKG2W3CY
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) June 25, 2019
殴られました(報告
打ちのめされた語り手の部屋が目に浮かぶ二連目の空虚な感じ!敢えての「可愛そう」表記や毛糸玉から想像されるその人となりに、なんだかこうなった理由も感じてしまう素敵部分。"手放すように目を閉じる"矛盾と、それでも消えない命。外は雨。静けさと裏腹のエモが充満してる https://t.co/GhYUAqyNRF
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) June 25, 2019
星新一的な「台詞で落とす」手法がしっかり効いていて"ふふっ"となりました。「ぼく、ドラえもんとずぅーっと一緒に暮らさない!」の逆回しというか。この薬が採用する"初め"が「ただの水だ」=「薬が水に変わる」なのか「助手が毒殺される」方なのか、短いがゆえに答が出ない点が実に面白いです https://t.co/xoznkdy5vm
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) June 25, 2019
呑み込んだ言葉で傷付くか、口に出して取り返しのつかない傷を負うか。人によりけりだとは思いますが、前者のことが多いような気がする問。
絵はその先を描いているように感じました。
泣く子供だった自分が呑み込んだ言葉の詰まった胸を刺し貫くペン、溢れるインク。物書く理由を持っている人。 https://t.co/hl5gDWR0Wg
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) June 25, 2019
一枚目の話をします。
微妙な距離感の憎からぬ女性による「目の前で眠る」という行為の複雑さ。なんとなく「語り手に凭れかかって寝ている女性」の画を想起しました。頭撫でていいのこれ?みたいな。語り手は結構男男していそうな印象ですが、それゆえにこの"様子見"を決め込む臆病さが可愛い。 https://t.co/p9SNeWVa76
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) June 25, 2019
幕開けを待つ恋心。
"貴方"は「特定の誰か」「その時々の想い人」どちらでも読めそうですが私は前者派。
どうにか"貴方"の周りにいることには成功している語り手の、あと一歩気を引けない感じ。「始まるのを期待する」臆病さがリアル。芝居の積み重ねを想像する二連目が、苦しくもなんか可愛い。 https://t.co/folJ4WSPlS
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) June 28, 2019
「愚者」の逆位置。文章は立ち回り的な意味での「クレバーさ」の暗示として取りました。処世術。
面白いのはやはりこの絵。犬、荷物、断崖、花……ちゃんと「the FOOL」のカードの要素を満たしていて、しかもその全てを手放し逆さに落ちていく姿。愚者として旅に出ることすら出来ない現代人の姿 https://t.co/0UvNR04fQz
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) June 28, 2019
もの書く人を俯瞰する感じ。「読みもしないくせに即興で詩とか書いて自己顕示欲を満たす姿」を指摘される一連目、グサグサ来る人も結構いるんじゃないかな。語尾の韻など全体にリズムがよく、「現た」など独特な言葉遣いでも読みやすい。
後半の静かに時が浪費されていく感じに結びの語が鋭い。 https://t.co/GqbTSFKmpj
#全読
— さよなら (@D_8823_drive) June 28, 2019
茜差す電車に現れた景色に気付いた"ぼく"と、そうでない人々。スマホ、見てますからね。おそらくは現代っ子である"ぼく"が、そういった社会の有様を批判的に見るという捩れや、「これに気付いているのは自分だけだ」という発想の少年的な傲慢さが面白い。"聖書"に見える少し"拗らせ"た感じも○。 https://t.co/5WCHunV2ZD
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