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私が思うデザインのプレゼンとは 2

プロフィールにある通り私の主戦場はインテリアです。
空間のデザインを伝える手段は、
図面とイメージパースが一般的。
ただ実際のプレゼンテーションの場では
上記のアウトプットに至るまでのプロセスとして
市場分析やコンセプトワークを資料化する事はもちろん、
図面とイメージパースを補足するために
マテリアルや模型を準備したりもします。
世界観の表現手段として私はPVを作成した事もあります。

そしてそれを準備する時に一番大事なコト、
それはやはりプレゼンテーションを受取る人々を
どれだけ意識して理解できるか
だと考えます。

人に何かを提案する時って、
発信者側はテンションが上がってしまい
受け手側のコトをおざなりにしがちです。
単純に発信者の都合で提案をぶつけてしまうと、
ほとんど共感を得られないと感じます。

なので、私は出来る限り受け手側の
「立場」や「熱意」、「知識」や「感度」のレベルを推し量り、
受け手と自分の間にある「ズレ」を把握する努力をします。
そして、写真や言葉など様々な資料を駆使して、
その「ズレ」を埋める様なイメージでプレゼンします。
その結果、デザイナーの思考のプロセスを、
受け手側がトレースできるようなプレゼンテーション
私の理想です。

「なるほど!」という驚きと共感を
クライアントに同時に伝えられた時、
その時が提案したデザインが採用される時である。

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