20191116_noto用

自己分析を自己PRにつなげる方法〜その3


はじめに

どうも、daigouです。

最近、3GSの頃からお世話になっていたiPhoneからPixelに機種変更しました。
使い勝手は下調べのおかげもあり、想像していたものと大きな差はなく大変満足している…のですが1つだけ不満が。

「OK Google」と呼びかけアシスタントを起動すると、登録している名前を読み上げてくれるのですが、そのイントネーションが完全に「大誤算(だい↓ご↑さん↓)」

誤字脱字もですが、イントネーションにも気を配ったほうが良いですね。

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さて、今回は「自己分析を自己PRにつなげる方法〜その3」という事で、途中で終わってしまっていた「自己分析から自己PR作成するための3つのステップ」の最後を具体的に解説していきます。

もし、「(その2、まだ読んでないよ…)」という方は、流れがあるのでその2から読み始めて下さい。

その1については、気になったら読んでみて下さい。
内容的に補完関係ではありますがゆるく独立しているので、その2→その3という流れでもOKです。

読まれる際はお手元にワークシートをご用意の上、「ワークをしながら読む」というのをオススメします。

実践でつまずいてしまった場合や、悩まれた場合は気兼ねなく「ヘルプ!」ぐらいの勢いでご連絡下さい。

その1を、ざっくりとおさらい

「その2→その3という流れでもOKです」という数行前の発言をひっくり返し、簡単なおさらいをしていきます。

▼その1→3つのポイント
・「なんとなく」の就活準備は今すぐやめよう
・自己分析→自己PRは①材料を洗いだす、②材料をグルーピングする、③グルーピングから伝えたい事をひねり出す、の3Step
・①〜③ではモチベーショングラフと論理の三角形を活用する。

「なんで、なんとなくしちゃダメなの?」
「論理の三角形って何?」
「わすれちゃったw」
という方はその1を参照して下さい。

その2を、ざっくりとおさらい

ついでにその2もおさらいしていきましょう。

▼その2→3つのポイント
・モチベーショングラフ書きながら、材料を洗い出す
・書いたモチベーショングラフを眺めながら、①考え方や行動の特徴につながるものはないか、②ストーリーはないか、という視点でグループにまとめる
・グループにしたエピソードから得た学び・気付きをタイトルにまとめる

それでは本題に。

STEP3.伝えたい事をひねり出す〜解釈

ステップ3の主役は「論理の三角形」です。

その2を読まれた方は、論理の三角形の下の3つの箱に、タイトル・キャッチコピーとグルーピングしたエピソードが記入されているかと思います。

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ここから、下の箱に記入した情報(根拠)をもとに「つまりどういう事?」と解釈する形で自己PRをひねりだしていきます。

解釈という言葉を強調したのは、ユニークな自己PRを作るためには解釈することが必要不可欠な要素だからです。

ピーター・ドラッカーは「水の入ったコップ」を例に、以下のような言葉を残しています。

「コップに『半分入っている』と『半分空である』とは、量的には同じである。だが、意味はまったく違う。とるべき行動も違う。世の中の認識が『半分入っている』から『半分空である』に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる」
(P・F・ドラッカー『イノベーションと起業家精神』)

ここで重要なのは、同じコップを見ても「半分入っている」と捉える人もいれば、「半分空である」と捉える人もいる、ということです。

この解釈の差が個性です。

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話を戻します。
たとえ全く同じ出来事を経験していても、感じ方や学んだ事(=解釈)は十人十色です。

経験×解釈こそが皆さんの個性です。

STEP3.伝えたい事をひねり出す〜3つの問

論理の三角形を使って整理した過去のエピソードから、自己PRひねりだす時のヒントとして、3つの問をご用意しました。

ここで紹介する3つの問は、人事が自己PRで知りたがっている事を私なりに整理したものです。
この問を参考にしながら、自己PRを考えて見て下さい。
3つの問については別記事でご紹介します。

1.どんな人物なのか?
企業は採用活動をおこなう際、「こういう人と一緒にはたらきたいなぁ〜」という事を考えております。自己PRを読んで、この人はイメージと合っているかな?と確認しているので、ぜひ盛り込んであげましょう。

2.なにを大切にしているのか?

企業も皆さんと同様に、日々活動を続ける上で大切にしてる価値観をもっています。例えば、「コクヨクロニクル」などは価値観の1つです。
自社が大切にしている価値観に共感してくれる人と働きたいと考えてます。

3.将来どうなりたいのか?

企業は商品やサービスを提供する事で実現したい世界や夢をもっています。例えば、「21世紀を代表する会社を創る」がそれですね。
同じ夢・目標に向かって一緒に頑張ってくれる方と働きたいと考えてます。

将来どうなりたいのか?については、具体的でなくても大丈夫です。
私の例ように方向感でOKです。

3つの問を参考にしながら、自己PRをひねり出してみましょう。
まずはキーワードでOKです。とりあえず書き出して見る事を優先しましょう。

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最後に、書き出したものを文章として整えると自己PRの完成です。

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論理の三角形を使って自己PRを作ると、自己PRで伝えたい事と根拠となる過去のエピソードを分けて整理できます。

このように整理しておく事で、特に企業に伝えたい要素を補強する形で過去のエピソードを選べるようになり、選考における様々な場面で応用できるようになります。

あとはアウトプット(書く&喋る)を繰り返し、自己PRを磨いて下さい。
もし、つまずいてしまった方・やり方がわからない方は気軽にコメントを残していただければ回答いたします。

#Step3 まとめ
・ユニークな自己PRは解釈によって生まれる
・自己PRを通して人事が知りたい事は、①どんな人物?、②何を大切にしている?、③将来どうなりたいの?、の3つ。
・自己PRと過去のエピソードをいったりきたりしながら磨く事で、納得感が増す

ビックワードにご注意

自己PRを考える際、特にビックワードは注意が必要です。

ビックワードとは、人によって捉え方が変わる言葉です。

たとえば「リーダーシップ」
リーダーシップと聞くと、周りをグイグイと率いているイメージが強いですが、実はそれ以外にもいくつか種類があります。

サーバントリーダーシップのその1つです。
このリーダーシップは、周りのメンバーが活躍しやすいようにフォローするリーダーシップです。

また、自分自身に発揮するリーダーシップも存在します。

みなさんなりの言葉の定義を見つける。
これが個性ある自己PRを考える第一歩です。

また、(少し話はそれますが)企業もビックワードを多用します。
例えば、「コミュニケーション能力」。

もし、企業がビックワードを使っていれば、その企業を理解するチャンスです。過去のエピソードで言葉の意味が変わるように、企業も状況に合わせて言葉の意味合いは変化します。

たとえば、ウチで必要なコミュニケーション能力はこんな感じです。

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このように、ビックワードは企業の状況や文化によって意味合いは変化します。
ぜひ、企業がビックワードを使った時は、その「企業にとっての意味」を深堀りしてください。企業理解を深めるヒントが見つかります。

自分と向き合うだけが自己分析じゃない

いかがでしょうか。

今回の記事ではみなさんに自分と向き合う自己分析を体験いただきました。
しかし、実は自分と向き合わない自己分析というのも存在しております。

その方法が企業を鏡にして自己理解を深める方法です。

これは企業の話しを聞いて、外部から刺激を得る事で自己理解を深めていく自分と向き合わない自己分析です。

この方法では「自分と向き合うだけでは見つけにくい事を発見できる」可能性が非常に高くなります。

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例えば、CMを見ている時。
「この音楽かっこいい!」という出会いはまさにこれです。

ぜひ、様々な企業の話しを聞いて、ワクワクを探して下さい。

見つかったワクワクを起点に自己分析をおこなえば、気付けていなかった自分に出会える可能性が高まりますし、志望動機のタネも発見できるかもしれません。

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ワクワク探しの1歩目として、個人的にオススメなのは合同企業説明会です。長くても1時間ぐらいで終わりますし、複数の企業の話を聞けるので効率的です。

さらにオススメなのは学内で開催される合同企業説明会です。

こちらは説明を聞いた後、詳しく話を聞きやすい環境なので、更にワクワクと出会える確率が高まります。

個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される
(スタンフォード大学 ジョン・D・クランボルツ教授)

それではこのへんで。

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