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【D2Cnote】2ヶ月間インプットし続けた内容を10,729字でアウトプットしてみた

初めましてのnoteです。

D2Cについて日夜研究をしている海老原と申します。
仕事はSEO・コンテンツマーケティングを主軸とするデジタルマーケティングコンサルティングを生業としています。

今回は私が2020年1月13日から2ヶ月に渡り、鬼のインプットをしているD2Cについてインプットしたことを自分なりに整理しアウトプットした内容を書き記します。D2Cブランドのコンサルティングをする上で実際に活用しているイシューリストから私のD2Cに関する思考の拠り所を全て書き記しています。

このnoteもD2C的∧リーンスタートアップ的な発想で、読者の皆さんからの感想・フィードバックを元にどんどんブラッシュアップしていきたいと思いますので、皆さんで一緒にD2Cの再現性有るフレームワークを共創していきましょう。

ここから10,000文字、全てにおいて前置きはないです。前後の文脈は、私のTwitterをフォロー頂けていると分かりますので、ぜひご覧くださいませ。

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【D2Cの要諦12ヶ条】

其の一:長く付き合うがテーマ (CPAでなくLTVベースの顧客獲得戦略)

其の二:ブランドのプロダクトを初購入してもらう所がブランドにとってはようやくスタート地点(集客がスタート地点と思ってはいけない)
             └ ブランドは顧客の成功を支援すること

其の三:D2Cブランドとは、モノ作りの皮を被ったデータドリブンテックカンパニー

其の四:カスタマーは、プロダクトでなくライフスタイルを買っている感じ

其の五:D2Cに対する消費行動は投資行動に近い
             └ 自分はどこのカテゴリに対しお金を掛けるか

其の六:デジタルネイティブ世代によるデジタルネイティブ世代のためのブランド

其の七:カスタマーとの距離感が商流的にもブランド的にも近い

其の八:カスタマーはファンを飛び越えブランドの共創者
             └ B with C(スノーピーク流):例)Glossier、ALLYOURES

其の九:D2Cはビジネスモデルというよりステージであり、フレームワークである

其の十:D2Cはこれまでの既存プレーヤーが業界のしがらみでなし得なかった顧客体験のアンチテーゼを提唱している

其の十一:ブランドが主語となって、カスタマー同士のコミュニケーションの中心にいられる
                └ UGCにおけるブランドの紹介され方

其の十二:究極のブランドは宗教に近いところがある

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D2Cフレームワーク

新興ブランド立ち上げ時のイシューリスト

Ⅰ. ブランディング
◆ライフ「スタイル」・世界観の定義
*これまでの既存プレーヤーが業界のしがらみでなし得なかった顧客体験のアンチテーゼは何か?
*すべて同一ブランドででまとめると、カスタマーはどのようなライフ「スタイル」を手に入れられるのか?ブランドはカスタマーに対し、どのようなライフ「スタイル」を届けたいのか?

◆ブランドメッセージ
*ブランド全体で一貫してカスタマーに訴求したいメッセージはなにか?
└ プロダクトアウト的メッセージとマーケットイン的メッセージを中和させるイメージ
*そのブランド「らしさ」を一文で表現すると?

◆プロダクトメッセージ
*カスタマーは、そのプロダクトカテゴリに「お金と時間を投資しする=こだわりを持つこと」をなぜ選択したのか?持つきっかけとなったのは何か?
*ライフ「スタイル」・ブランドメッセージを体現するために、プロダクトにはどのような想いが込められているか?
└ 最下層:ファクト・特徴
└ 中段:機能的便益・新規性
└ 最上階:情緒的便益・自己実現

▼参照文献:『なぜ「つい買ってしまう」のか? 「人を動かす隠れた心理」の見つけ方』▼

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◆顧客の成功を定義
*カスタマーのどのような課題・ペインを解決し、成功体験を得られるサポートをするブランド・プロダクトなのか?
*どのような成功体験が得られれば、カスタマーはそのブランドを使い続けてくれるのか?

◆カスタマー間のコミュニケーションイメージ
*「$ブランド名$」を主語として、カスタマー同士でどのような会話が生まれてほしいか?
*カスタマーが自慢したくなるような体験はどのような体験か?

Ⅱ. カスタマー
◆ブランドのライフスタイル・世界観に共感するペルソナ像
*ブランドのコアファンになる人はどのようなライフ「スタイル」を今送っていて、何に興味を持ち、ブランドを見た(=認知した) 瞬間にどこに共感を示しがちなのか?

◆ペルソナに合致する具体化なSNSアカウント特定
*描いたペルソナ像(その時点では架空人物)を実際にSNSアカウントの個人へ具現化すると、どういうアカウントが見つかるか?(N1分析)

◆ペルソナが興味を持ち投稿している内容・興味を持った投稿のTwitter分析
*ペルソナに合致する人(SNSアカウント)は、どのような人のどのような投稿にいいねをし、どのような投稿・会話をしているのか?(ソーシャルリスニング)

◆ペルソナが憧れを持つ/尊敬するインフルエンサーの特定
*ペルソナが最大公約数的観点から、日常からどのような(マイクロ)インフルエンサーの投稿をタイムラインで見ているか?
└ SNSにおける購買行動はリファラル要素が大きいため、ペルソナに対して影響力を持つ人からの情報は信じ込みやすい心理を逆手に取る
*そのインフルエンサーにギフティング・サンプリングを行い、自然発生的にUGCを発生させることは可能か?(強制するとブランド毀損する)

Ⅲ. PR(まだ踏み込み甘いので要ブラッシュアップ)
◆プレスリリース内容:4S
①Sake(目的:何のためのPRなのか?)
②Story(物語:今日考えられるエモさは何か?)
③Source(情報源:社会で何が起きているか?)
④Surprise(サプライズ:どうすれば喜ぶか?)

◆プレスリリース配信先

◆プレスリリースのIMP最大化
*プレスリリースは配信しただけではIMPは最大化されない。オウンドメディア・アーンドメディア・ペイドメディアを最大限活用し、どのチャネルでそれぞれどのような文脈のもと、プレスリリースを取り上げていく(取り上げてもらう)か?
*ブランドのプレスリリースを取り上げてもらえそうな媒体社・記者は誰か?(過去に、自社のプレスリリースと似たような内容を取り上げたことのある媒体社・記者をピックアップしておくこと)

◆新規ブランドに於いて打ったほうが良いプレスリリースのタイミング
① プロダクトローンチ前(β版)のブランド紹介PR
② プロダクトローンチ時の紹介PR
③ カスタマーのフィードバックを基に改善したプロダクトのブラッシュアップ時の紹介PR

◆クラウドファンディング検討
*製品正式ローンチ前からファンを獲得し、アンケート等を取ることで、UGC発生元の初期100名のカスタマー(ブランド共感型熱狂カスタマー)となる人といかに接点を作るか?そのチャネルとしてクラウドファンディングを使うべきか、自社ECだけで担保できるか?(UGCの大炎を起こすために何をすればいいか?)

◆メディア媒体での紹介
*プロダクト・ブランドのEAT(権威性・信頼性・専門性)を担保するために、メディアへ露出するべきか?露出する場合、どこに取り上げてもらいたいか?

Ⅳ. Attention(認知)
◆オウンドメディア-SEO
*特にブランド指名KWにおける検索結果(SERP)上位ページの最適化(SxO)
└ ブランド名で検索した際に、検索結果画面にどのようなページが表示されていると理想なのか?
   └ 公式サイト
   └ プレスリリース記事
   └ SNSアカウント
   └ 他メディアでの紹介記事(特に経営者・ブランド責任者インタビュー)
   └ 口コミサイトでのレビュー

◆アーンドメディア-SNS
*ULSSAS
└ UGC
└ Like
└ Search(SNS)
└ Search(G/Y検索)
└ Action
└ Share

◆ペイドメディア-広告
*SNS広告(特にInstagram・Facebook)
*Facebookリタゲ広告
*GoogleSmartShoppingCampaign
*YouTuberへのレビュー依頼

Ⅴ. Activation(初回購入)
◆ドアノック商材の販売最適化

◆初回購入までのユーザー体験最適化
*ブランドが課題解決に一役買っている「課題」に対する啓蒙要素として診断コンテンツの検討は必要か?

◆UGC生成

◆カスタマーからのプロダクト・ブランドに対するフィードバック収集体制の構築
*オペレーションにいかに組み込むか?

Ⅵ. Retention(再利用)
◆想起の促進
*認知≠想起
*第一想起

◆再訪問の促進

◆再購入の促進

◆パーソナライズ

Ⅶ. Referral(紹介)
◆顧客のEvangelist化
*B with Cの、カスタマーとのブランド共創関係をどのように実現していくか?

◆紹介プログラム

Ⅷ. Revenue(LTV最大化)
◆アップセル

◆クロスセル

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D2C流3C分析
Company

▼(余談)D2C研究が講じてフレームワークを自作しました▼

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Ⅰ. ブランディング(ライフスタイル)
◆カスタマーに提供したいライフスタイル
*新規性はなにか?
*そのライフスタイルを同様に提供できるブランド・プロダクトは無いのか?企業側はなぜこれまでそのようなライフスタイルを提供できなかったのか?

◆ブランドメッセージ
*ブランドの掲げる世界観・世界観に浸ることで得られる感情はなにか?

◆期待する、ブランドを中心としたカスタマー同士のコミュニケーションイメージ
*どのような会話を生まれれてほしいか。どのような文脈でブランドが語られてほしいか?

◆ブランドとプロダクトのメッセージ整合性
*プロダクトアウトになっていないか?

◆プロダクト同士の相乗効果
*同一ブランド内の別プロダクト同士を使うことで得られる便益はなにか?
└ 機能的便益
└ 情緒的便益

Ⅱ. プロダクトメッセージ
◆製品概要
①ファクト・特徴

②機能的便益
*そのPRODUCTを得た結果、自分のQOLがどうなるか?

③開発におけるストーリー・経緯(デベロッパーストーリー)
*誰のどのような悩みを解決したくて創ったのか
*(社会的な課題を解決する意義はあるか)
└ ▼ソーシャルイシューヒントマップ▼


└ ▼デベロッパーストーリーが記載されている参考ページ2例▼

◆ロゴ

◆パッケージ

Ⅲ. 顧客獲得のために重層的∧繰り返し伝えるべきMessage・訴求
◆ターゲット
*ビジネス観点(=市場ニーズ・競合優位性観点)から誰にMessageを届けたいか

◆コンテンツ(Message・訴求)
*上記「コンテンツ」を各「チャネル」で繰り返し伝えるための「フォーマット」
*例)ブランドHPなら?
*例)Instagramなら?Twitterなら?

Ⅳ. OMOプラン
◆オンライン
①オウンドメディアの活用
*ブランド指名検索結果の掲載コンテンツ最適化
*SEOコンテンツの作成による認知最大化
*監修コンテンツの作成によるブランドのEAT最大化

②アーンドメディアの活用
*PGC(Professionally Generated Contents)の立ち上げ方
*UGC着火元となるプラットフォームの選定
└ Instagram・Pinterest
└ Twitter
└ 音声メディア(ポッドキャスト)
└  LINE@・・・例)MEDULLA:「ヘアケア相談専門窓口」
└  Youtube

▼参考▼

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③ペイドメディアの活用(特に有効活用されているチャネルのみ抜粋)
*クラウドファンディング
*リスティング広告
*ディスプレイ広告
└ Google Smart Shopping Campaign
*SNS広告
└ Instagram広告
└ Facebook広告
└ Facebookリタゲ広告
*記事広告
*YouTuberのレビュータイアップ動画

◆オフライン(そこまで詳しくない)
①自社チャネル
*体験ポップアップストア
*直営ストア

②他社チャネル
*出店先選定軸
└ 雑貨チェーン店(ハンズ、ロフト、アットコスメ、ドン・キホーテ)└ 雑貨チェーン店(ハンズ、ロフト、アットコスメ、ドン・キホーテ)
└ 専門セレクトショップ
└ Customer×Company世界観の類似度合いで選定

③雑誌
*自社媒体
└ 例:WOOLY(Casper)、HERE(Away)
*他社媒体
└ (DIME等)

Ⅴ. LTV最大化プラン
◆継続購入・CS
*初回→リピート利用へのキャズム超え
*継続率(購入頻度)の向上
└ サブスクリプションモデルの検討

◆アップセル
*高単価商材へのアップセル
└ より単価の高いハイグレード商材へ

◆クロスセル
*ブランドの提唱する世界観・ライフスタイルに、更に入信するための追加購入

Ⅵ. データのフル活用
◆ブランドが取得・活用できるデータの内容
*カスタマーデータ
*フィードバック・アンケート・口コミデータ
*ユーザー行動・アクセスデータ

◆ブランドがデータ活用することにより提供できるカスタマーへの便益

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D2C流3C分析
Customer

Ⅰ. 抽象化されたペルソナ

Ⅱ. ペルソナが具体化されているSNSアカウント

Ⅲ. ペルソナが憧れを持つ/尊敬するインフルエンサーの特定

▼参考イメージ▼

Ⅳ. ペルソナが既存商材に求める便益[顧客の成功=顧客が自分自身の目的を達成すること]はなにか?
◆機能的便益

◆情緒的便益

Ⅴ. サクセスKPI(顧客の成功を指標化したもの)は何が良いか(LTV向上の要諦)
◆カスタマーがプロダクトを使い続ける価値があると感じて、長く使い続けてくれるようになる「顧客体験におけるきっかけ」

◆このサクセスKPI(きっかけ)を意図的に作るためにはどうすればいいか

Ⅵ. ペルソナが持つ既存商材・顧客体験へのペイン(不満・要望)

Ⅶ. ペルソナが当該ブランドを購入した先に獲得したい感情・意味
◆自分の生活を向上させてくれるもの(その商品を得た結果自分のQOLがどうなるか)

◆それを使っている自分の感情がポジティブに変化するもの

◆自分がそれを使っていることが自己ブランディングに資するもの

◆友達にもぜひ進めたいし、使ってほしいもの

Ⅷ. カスタマーに体験後にシェアして欲しいUGCイメージ(プラットフォーム×コンテンツ×感情)
◆カスタマーに何を語ってもらいたいか

◆どういうふうに写真を撮ってもらいたいか

◆どのようにその行動や発言を促すか

Ⅸ. ブランドとカスタマーの共創関係づくり
◆カスタマーからのフィードバックが得られやすい顧客体験の仕組み設計
*予め設計できているか

◆カスタマーからのフィードバック収集体制

◆UGCの収集・コメント・分析体制

▼AllBirdsの徹底ぶりは凄い▼

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Competitor
P&G流競合分析(PO分析)

Ⅰ. POD(Point of Difference)
◆=差別化要素

Ⅱ. POP(Point of parity)
◆=商品比較要素、ブランド/プロダクトに求める必要十分条件

Ⅲ. POF(Point of Failure)
◆=買わない理由

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PRフレームワーク:4S

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4E(4Pから4Eへ)

Ⅰ. Experience(Product→Experience)
◆世界観

◆質の高いユーザー体験

◆リピート購入

◆追加購入

◆友人へのおすすめ

◆LTVの最大化

Ⅱ. Excchange(Price→Excchange)

Ⅲ. Evangelism(Promotion→Evangelism)
◆カスタマーに何を語ってもらいたいか

◆どういうふうに写真を撮ってもらいたいか

◆どのようにその行動や発言を促すか

Ⅳ. EveryPlace(Place→EveryPlace)

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D2Cビジネスモデル3型(Takram佐々木大先生の受け売り)

Ⅰ.売り切り型
◆該当例:warbyparker、Away、Casper

◆特徴
*コストを掛けて集客し販売するのみ
*商材の買い替えサイクルが比較的長いこと(例:スーツケース:5―7年、マットレス:10年)
*LTV最大化のために、商品ラインナップの拡充やサービス領域への進出
└ Away:スーツケース⇒小分けポーチ、ボストンバック、ホテル
└ Casper:マットレス⇒ポータブルランプ、ペット用寝具、昼寝スポット
└ FABRICTOKYO:スーツ⇒シーズン毎のスーツ、シャツ

Ⅱ. サブスクリプション型
◆該当例:hims、Curology、DollarsShaveClub

◆特徴
└ FMCG系の商材で採用されることが多い

Ⅲ.SaaS+aBox型
◆該当例:Peloton、Apple-iPhone

◆特徴
*プロダクト自体がデジタル武装されている
*インターネット接続、コンテンツ配信、データの随時連携機能など
*売り切り型のメリット+ソフトウェアサブスクリプション型のメリットをいいとこ取り
└  売り切り型メリット:単発取引だけで顧客獲得コストを回収できる
└ サブスク型メリット:利益率が高い
*ハードウェアは「完成品」でなく「白いキャンバス」

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D2Cトレンド

Ⅰ. パーソナライズ

Ⅱ. サステナブル

Ⅲ. デベロッパーストーリーの発信

Ⅳ. グローバル展開時、ソーシャルリスニングの精度深さ

Ⅴ. D2C百貨店

Ⅵ. RaaSの活用検討

Ⅶ. Instagram×shopify

Ⅷ. TikTokがEC機能テスト検討中

Ⅸ. OMO事業者カオスマップ

Ⅹ. Amazon vs Shopify

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D2Cmemo

・D2Cブランドの立ち上げ当初はとにかくUGCを作ることが大事

・デジタルネイティブ世代に対しては、一瞬で「あ!これ私向けのブランドだ!」って思わせられること
└ COHINA

・こういう人にエバンジェリストになってもらいたいですよねと予めTwitterアカウントを特定させておく。ゴールはこの人たちがファンになるようなツイートをしたとき。そこから、そのファンとプロダクトを一緒に作っていく、そのためにフィードバックを貰う

・ブランドをメディア化させ、プロダクトを超えた世界で消費者とエンゲージすること

・妄想消費
└ タイムラインに表示された目を引く画像で商品に興味を持ち、#タグ検索をしてより多くの商品画像に触れようとするという流れが生まれています。きれいな画像を見ることで妄想が掻き立てられ、その結果、そのままスマホブラウザを立ち上げインターネットショッピングをする

・D2CはECじゃないよ。コミュニティだよ。もっというと、買う前からお客さんを持っているってことだよ。ただそういうブランドは少ないけどね。

・D2Cで世界一成功しているのはAppleでありiPhone。革新的なプロダクトを作り、一回売って終わりではなく、appstoreというプラットフォームビジネスを内包した発明も、ブランド戦略もプロダクトの世界観、機能、手触りを伝えるための直営の体験型店舗というリアル販路の設計も最高の教科書。

・お客さんに喜んでもらうために最短で何をやるべきか考えたほうがいい

・D2CブランドがSNSでどう広げるか
└ シェアのハードルを下げること。
└Her lip toでは洋服を着た人がシェアしやすいようテンプレートを用意し、投稿してくれた方のストーリーを転載
└ いろんな方の着まわしを参考にしてもらうことで、購入へのハードルを下げることに

・D2Cブランドに対するVCの投資対象基準
└ 差別化され、粗利が高い商品を提供しているか
└ ゼロサム市場であるか(1人が複数ブランドを使い分けない)
└ 既存プレーヤーが小売のみで販売しており、顧客と直接の接点を持っていないか?

・みんな購入するまでのエクスペリエンスを重視しがちだし語りがちだが、購入後のエクスペリエンスが最も重要。つまりプロダクト。こいつの出来次第で全てが最高になったり全てが台無しになったりする。

・消費者のインサイトは「価値のインサイト」「不満のインサイト」「未充足のインサイト」の3つに分類されます。価値のインサイトとは対象に対して「良い」と感じるポジティブな心理、不満のインサイトは、求めている物が充たされていない心理状態で、否定的な心理を指します。

・マーケティング戦略やブランドメッセージは誰にでも真似できるが、その核を成すのは商品に他ならない

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D2Cブランド事例研究

D2Cブランドについては、
下記のD2C第二弾(3月15日作成)の方が詳しくまとまっています★

海外ブランド
第一世代

第一世代の作ったブランドは、創業者が既存の商材に強い不満を感じ、よりよいものを適正な方法と価格で提供したいという想いが創業ストーリーの根底に強くあるところ(参照元:Rie Eharaさん[@rie_rev]のTwitter考察)

代表ブランド
・warby parker(ユニコーン、メガネ)
・everlane(アパレル)
・Bonobos(アパレル)
・Baublebar(ジュエリー)
・Birchbox(コスメ×サブスク)
・Rent the Runway(洋服レンタルサービス)
・Trunk Club(パーソナライズアパレルブランド)

第二世代

第二世代は、第一世代の成功や苦戦した要因を分析して、身近で不満に感じる商材の中からプロフィットマージンの高い商材を探し出してより素早く業界をディスラプトし、マーケットシェアを取りに行ける可能性の高いビジネスを選んで創業しているケースが少なくない。第二世代の特徴は、ブランドをメディア化させ、プロダクトを超えた世界で消費者とエンゲージしているところ(参照元:Rie Eharaさん[@rie_rev]のTwitter考察)

代表ブランド
・Away(ユニコーン、スーツケース)
・Casper(ユニコーン、マットレス)
・Glossier (ユニコーン、コスメ)
・Harry's(ユニコーン、髭剃り)

第三世代

第三世代では、かなりのカテゴリにあらゆるブランドが登場したことで、ラグジュアリーなプロダクト、医師の処方箋が必要など専門性の高いプロダクト、インクルーシブなプロダクトなどが増えているように思います。(参照元:Rie Eharaさん[@rie_rev]のTwitter考察)

・hims(ユニコーン、ED治療)

未分類ブランド
・Curology(スキンケア)
・Dollars Shave Club(サブスク×ひげ剃り)
・Peloton(エクササイズバイク)
・ritual(サプリ)
・soylent(食品)
・ROCKETS OF AWESOM(サブスク×子供向け衣料)
・welly(バンドエイド)
・rae(女性用ウェルネスサプリ)
・Iris Nova(飲料)
・STUDS(ピアス)
・Astrid&Miyu(ジュエリー)
・Cariuma(カリウマ)(シンガポール・スニーカー)
・ZOE(ゾーイ)(ベビーカー)
・Huron(ヒューロン)
・Disco(ディスコ)
・Lumin(ルミン)
・Le Creuset(ル・クルーゼ)
・Milo(ミロ)
・Great Jones(グレート・ジョーンズ)
・Equal Parts(イコール・パーツ)
・Rooted(ルーテッド)
・The Sill(ザ・シル)
・Judy(ジュディ)(備蓄品キット)
・Bloomscape(ブルームスケイプ)
・Sunday(サンデー)(芝生のケア製品)
・Atolla(スキンケア)
・NomNomNow(ペットフードブランド)
・Reformation(女性向けアパレル)
・Cotopaxi(アウトドア)
・SONSHINBAL(韓国)(シューズ)
・FEMMUE(韓国)(コスメ)

国内ブランド
・Anker(デジタルガジェット)
・fabrictokyo(オーダースーツ)
・bulkhomme(メンズ美容)
・Knot(時計)
・イチナナキログラム(アパレル)
・basefood(完全食)
・ohmyglasses(メガネ)
・BOTANIST(ヘアケア)
・バルミューダ
・バーミキュラ
・ohmyteeth(自宅歯並び矯正)
・tential(スポーツテック)
・feast(シンデレラバスト向けランジェリー)
・illuminate(生理用品EC)
・allyours(アパレル)
・COHINA(アパレル)
・factelier(アパレル)
・Foo Tokyo(ナイトウエア)
・medulla(パーソナライズ×ヘアケア)
・ミクス(パーソナライズ×ヘアケア)
・Herlipito(ファッション)
・COLORIS(パーソナライズ×ヘアカラー)
・スナックミー(サブスク×お菓子)
・FUJIMI(パーソナライズ×サプリ)
・レバレッジ(メディア→D2C参入)
・COLORIA(サブスク×香水)
・ココグルメ(COCO GOURMET)(ドッグフード)
・フィービービューティーアップ(PHOEBE BEAUTY UP)(コスメ)
・ミタス(サブスク×離乳食)
・mitas – ミタス(葉酸サプリ)
・I‘m La Floria (アイム ラフロリア)(女性デリケートゾーン)
・Mr.CHEESECAKE
・Depth(スカルプケア)
・Hotel SHE,(ホテル)
・プライマル(PRMAL)(合成ダイヤモンド)
・N organic(スキンケア・ヘアケア)
・PostCoffee(サブスク×コーヒー)
・CRAFT X(サブスク×クラフトビール)
・キントー(KINTO)(生活雑貨)
・oblekt(サステナブル×ファッション)
・ラルーチェ(バッグ雑貨)

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D2CTools

Ⅰ. shopify
◆導入有名D2Cブランド(国内)
① イチナナキログラム(17kg)
② COHINA
③ BASE FOOD
④ objects.io
⑤ 土屋鞄製造所
⑥ Tabio(靴下屋)
⑦ とらや和菓子屋
⑧ 鎌倉シャツ
⑨ FUGLEN COFFEE ROASTERS
⑩ ゴーゴーカレー公式通販

Ⅱ. クラウドファンディング

▼HushTugさんのクラファン実践noteが超有益▼


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自称D2Cマエストロによる、有益(かもしれない)要チェックD2CTweetスレッド

Ⅰ.ブランド名鑑

Ⅱ. マルイのD2C戦略Log

Ⅲ. 実際のD2Cブランド体験Log

Ⅳ. D2Cブランドを支えるクラウドファンディン

Ⅴ. D2Cマエストロへの全てはここから始まった

Ⅵ. マーケティング格言

Ⅶ. イケてるクラファン商品をマーケティングトレース

Ⅷ. モール離れ

Ⅸ. HushTugさんのnote勉強Log

Ⅹ. shopify勉強Log


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