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#プラハ

【4/23】クラクフ、最後の街へ

【4/23】クラクフ、最後の街へ

8時くらいに起床し、荷物を詰めて9時頃にプラハのホテルを出る。最初は正直「人生で2回もプラハに来た。3回目はないだろう」と思っていた。でも去るときは、「もしかしたらまた来るかもなあ」とぼんやり考えていた。プラハで、私はまだ見ていないものがある。たとえば旧ユダヤ人街のシナゴーグとか。もう少しちゃんと見たかったのだ、欲を言えば。

しかしそれはそれとして、プラハ本駅に向かう。何往復もしたので、もうだい

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【4/22】釣り銭を吸われ、カフカと父を思う

【4/22】釣り銭を吸われ、カフカと父を思う

昨日クトナーホラへ行ったので、この日は1日プラハをめぐる。朝起きて、まずはインペリアル・カフェへ。ここはインペリアルホテルの併設で、私はいわゆる「ホテルのモーニング」を楽しみに行ったのである。

頼んだのはフレンチモーニング。が、予想以上に「パン!!!!!」という感じの朝食になってしまった。いや、もうちょっと小さいのかなと思っていたんですよ。これならなんかもっと、卵とかハムとかも頼めばよかったな!

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【4/21】セドレツに「チェコ」は健在

【4/21】セドレツに「チェコ」は健在

私は学生時代、ヤン・シュヴァンクマイエルという、知っている人は知っているが知らない人には3回くらい言っても名前をさっぱり覚えてもらえない映画監督の作品について研究していた。シュヴァンクマイエル自体はかなり好みが分かれる映画なのでここでは特に言及しないが、その映画監督の作品に、『コストニツェ』がある。『コストニツェ』に登場するのがチェコのクトナーホラにある、セドレツ納骨堂だ。

15年前、大学4年生

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【4/20】15年ぶりのプラハ、そしてまた現るグレードの違う美女

【4/20】15年ぶりのプラハ、そしてまた現るグレードの違う美女

朝5時半に目覚める。1時間で支度をして、6時半にアパートメントの下にやってくるタクシーに乗る。ビルニュス空港まで乗せていってもらう。リトアニアを、バルト三国を出て、次に向かうのはチェコのプラハだ。プラハを訪れるのは実に15年ぶりである。

旅の間に読んでいた角田光代のエッセイ『いつも旅のなか』に「いつまで経っても旅慣れない」とあって、私もまあそうだなあと思う。タクシーはちゃんと予約したし確認メール

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