サシ飲み日記 vol.7 自分語り
ホナミルクラボオーナー & 酪農家 & チーズ職人 & キューティクルガール
ほなみさん(下呂市萩原羽根)
口癖:循環 チーズ つまらない
自分で育てた牛の乳でチーズやヨーグルトをつくり、下呂市飛騨萩原駅近くに店舗「ホナミルクラボ」を構え、営業 販売しているほなみさん。
しかも20代中盤。
これだけでとんでもなくおもしろい。
というかおもしろすぎる!
25歳の頃のオレは自転車でユーラシア大陸横断中。
念願の夢だった店舗を構えたのは32歳。
もっともっと掘り下げて話聞きたい。
どんな人生歩んだら、その歳でそんな決断できちゃうの?
そのときね、天からこんな声が聞こえてきて。
「サシ飲みしちゃえば良いんだよ☆」
即採用!
マルシェとかイベント出店。
一時期毎週会ってて。
親父さんの飛騨牛で親父さんを囲って焼肉パーティ。
鶏の解体も教えてくれた。
お母さんはカレーファン。
昨日初めて知ったけどお姉さんとお婆ちゃんもカレーファン。
鍋持ってきてテイクアウト、家族みんなで食べる用やったんや!
嫁さんもチビもほなみさんのチーズ、ヨーグルトの大ファン。
間接的にチーズとカレーで家族ぐるみのお付き合い。
彼女を語る上で絶対外せないのが超頑固親父、スーパー畜産家、みつおさん。
口癖:循環 赤身 おもしろくかっこよく生きろ!
すごい娘さん育てたね!
お母さんの柔らかさと肝っ玉あるからこそ、ほなみさんもみつおさんも自分を貫いて生きているのかなぁって。
勝手に解釈。
この家族、最強過ぎる!
全員に惚れた◎
「上原に旅人料理人が地域おこし協力隊で来るよ!」
会う前からほなみさん、あちこちからウワサで知ってて。
初対面は去年11月、下呂富士登山。
前振りはこんな感じでインタビュースタート。
試作品のチーズつまみながら☆
《サシ飲みインタビュー》
◯第一印象◯
2日酔いで登山して勝手に気持ち悪くなってる人
*初対面、最悪のコンディションでごめんねー。
話しかけてくれたのに無愛想で。
いつでも吐ける状態やったから。
◯第二印象◯
よく喋る よく笑う 初対面とのギャップ
*再会は役場職員Sさんが生産者紹介ってことで案内してくれたときだったね。
いつもの自己紹介やっちゃって!ってことで、30分くらい自己紹介。
ドン引きされたと思ってた☆
◯第二印象アフター◯
みつおタイプ 親父に会わせたくない
みつおはラスボス、この2人が会ったらやばい!
*早いタイミングで会っちゃったけど、今はみつおさんに、お母さんに会えて良かったなぁって思ってる。
紹介してくれたのは役場職員Sさん、やり手。
来週サシ飲み予定。
◯今の印象◯
違う人種来た!
カレーすごい!
*なんだかんだ会う機会多いもんね。
ただ、ほなみさんのチーズとオレのカレー、相性抜群やからこれからもよろしく!
セッションすることで絶対おもしろいなにか、産まれるはず。
あと一応日本人だからね☆
◯妻◯
ひとみさんはかっこいい!
両親と関係似てる
*自慢の嫁さんだからね!
オレはみつおさん程強烈じゃないけど、夫婦の関係は似てるかも。
今度お母さんとサシ飲みしたい!
掘り下げたい!
◯セッション◯
ソラノイエでチーズ講座やりたい!
飲みながら語りながら酔っ払いながら、リコッタ、モッツアレラ、カッテージなど。
*やろう!
モッツアレラつくりたい!
ついでに「ホナミルクラボ×宙」料理セッションもやっちゃおう!
◯セッション2◯
レシピ本
下呂のいろんな生産者と料理人がタッグ組んで、料理本つくりたい!
*超いいね!
役場職員Sさんに相談だ!
↓ここからが本番、いちばん聞きたかったこと↓
*書いてるだけで涙出る。
◯自分語り◯
4人兄弟、みんな大学行けない。
やりたいこと、特にない。
美容師、保育園の先生、なりたいって思わない。
子供好き、髪の毛好き、遊ぶの好き。
なにがしたい?なにもない。
土日休んで遊びたい。
そんな高校時代。
3.11
津波と原発。
自分の世界、これからの日本、どーなるの?
そんなとき、たまたま日本海フェリーで父と北海道へ。
北海道の畜産家、酪農家、農家。
みんな活き活き!
広い空、まっすぐな道。
みんな自分でなにかつくってる!
エネルギー使うけど、それ以上のエネルギーを産むなにかつくってる!
かっこいい!
しかも廻る、巡る、循環する。
父は元牛をつくってる。
飛騨牛の元、繁殖農家。
ある程度育ったら飼育農家へバトンパス。
約3年後屠殺場、精肉。
消費者から遠い。
つまらない。
もっと消費者の近くで自分にできることってなんだろう?
人ともっと繋がり感じられることってなんだろう?
飲食店でバイト。
消費者と直接繋がる。
楽しい!
農家、孤立してるイメージ。
外に出るイメージない。
直接消費者と接点ない。
つまらない。
農大時代。
農作業楽しくない。
学ぶ楽しさあるけどそれだけ。
寮生活、辛い。
そんなとき保育園で子供たちと一緒にさつまいもをみんなで育てて。
最後はみんなで遊んで。
新鮮!
超おもしろい!
農で人と繋がる楽しさ、初めて知った!
農業という「もの」じゃなく、農業という「こと」を楽しむ。
*ものは点、ことは時間を含む4次元、ライブって解釈でよかったかな?
牛と山羊が生きている。
乳を絞る。
チーズに加工する。
視覚だけじゃなく味覚や嗅覚、食感含めはっきり違うものに変化する。
菌が生きている。
動いてる。
すごいなぁ。
心奪われた。
牛乳しか知らなかった。
牛乳がここまで化けることを知らなかった。
牛乳すげー!
発酵すげー!!!
納豆もすごい。
でもチーズはもっともっとすごい!
すごいすごい!!
知れば知るほど深すぎる!!!
3.11
循環。
父の口癖。
父が準備した訳じゃないけど、気が付いたら同じような線路の上進んでる。
野菜だけじゃない、牛だけじゃない。
廻る、巡る、循環する。
そんな農業がしたい。
チーズもつくるけど、野菜もつくりたい。
あれもこれも欲張りに、循環する生き方のために、全部やりたい!
一見、違ったことやってるように見えるかもだけど、全てはイコール。
「宙さんは循環する料理、つくってね☆」
「私は、チーズが好き♡」
ここまで話してくれるって思わんかった。
いろんな人に彼女の生き様知ってほしいと思った。
おっさんとサシ飲みしてくれて、ほんまにありがとう◎
私は聞く方が好き、オレは喋る方が好き。
と言いながら始まったサシ飲み。
結局最後はほなみワールド全開。
時止まったね。
下呂市に移住してよかった。
料理人やって旅人やってよかった。
あるタイミングからカレーばっかつくり続けてよかった。
サシ飲みやってほんまに良かった☆
循環だね、超共感。
「みつお、宙さんと飲む気満々やから家入って続きやろう!」
と言われ家の中へ。
家族みんなで宴会って流れになると思ってたけどほなみさん、超キューティクル笑顔で家入った瞬間、
「おやすみなさい。」
ちょっとちょっと!
みつおさんといつかやりたいって思ってたけどまさかの今日?
しかも結構飲んだあとやで、オレ!
心の準備なんもできてへん!
ほなみさんの親父、スーパー畜産家、みつおさん。
『サシ飲み vol.8』半強制的にスタート。
「宙!いつまで待たすんや!飲むぞ!」
ラスボス登場!
みんな!
時代は『サシ飲み』だね☆
ということで、vol.8へ。
to be continued
*参考資料*
『サシ飲み』
https://www.facebook.com/100000893409580/posts/1966629706710124
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