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秋色のパスタ きのこと豚のラグー

深々と深まりゆく秋。食欲をガソリンに暴走しているわたくしも、たまには風情のある美しい料理を、などと柄にもなく。

美しさは引き算によってつくられる、とももうしますので、できるだけシンプルに。ま、どうあがいても華麗は似合いませんので、自然に、風情のある感じに。

紅葉、地面を彩る落ち葉、霜、こんなイメージで。あ、結局地面を離れられないわたし。飛べない豚はただの豚でございました(泣)。

紅葉色のパスタ

紅葉色はトマトペーストで。このためだけにペースト買う度胸ございませんので、いつものトマト缶ブレンダーでギュイーンと滑らかにしてから、くつくつ1/3くらいに煮詰めて。やっぱり紅は美しい。ジブリファンの方、怒らないでくださいませ。

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紅葉色だけだと単調なので銀杏黄色(いちょうもみじ)もイメージを加えて。
デュラムセモリナと卵と、デュラムセモリナとトマトペーストの2種類生地づくり。トマトの酸味のせいか、グルテンができにくいようで水分量減らしてもふにゃふにゃ。ちょっといやーな予感。

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捏ねて寝かせて30分。伸ばしてたたんでまた伸ばして、を3回くらい繰り返して。予感的中で、トマト入った方は、みごとにのし台に愛してる〜攻撃。くっつくのは打ち粉で防げても、てれ〜んで伸ばしたらたら〜ん。むむむむ、鍛え直してくれるわ〜、で、打ち粉しながら伸ばしてたたんでまた伸ばしを。

二色パスタ、作りかた何通りかありますが(って、いつものように何回か失敗してます(泣))、今回は、土台になる生地の上と下に帯状にした二色の生地を並べる作戦。うす〜くうす〜く薄く伸ばした生地に、卵白塗って、これまたうす〜く伸ばした二色の生地を帯状に切ったものを並べて。
で、そのあと、もういちどうす〜く伸ばして。ふっ、とかみ切れるくらいの感じ。秋の儚さをイメージして。

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↑縁をぎざぎざにした方がフリフリな感じになるのでは、とやってみましたの女子力。

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↑パスタマシーン で伸ばした後。。。フリフリというより◯走の蛇行。先週に続いての蛇様の怨念かしらん。妖魔退散!いでよ安倍晴明!

落ち葉な形にする抜き型もってないし、一枚一枚切るほどの根性ありませ〜んので、ちょうちょさま で代用。うーん、打ち粉が多くて写真では色が出てない。

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ソースを何でつくるか問題

ニンニクのみじん切りと鷹の爪をオリーブオイルにおよがせてとろ火でくちゅくちゅ。

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秋といえば紅葉とどんぐり。どんぐりといえば豚、結局食欲大魔王な発想。イベリコ豚には手がとどきませーん、ですが豚肉で。香りがオイルに移ったくらいで肉をじゅー。あんまりワイルドにはしたくないので、うっすら焦げるくらいで返してまたじゅー。ぽろっとした肉感残したいのでここでは崩さないまま。

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しめじ長いのはパスタにからみやすいくらいにちぎって入れて、やや強火くらいであおりながら水分飛ばすような感じで火を通して。

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白ワインどぼどぼっと入れたら強火であおりながら一気に水分飛ばすような感じで。きのこ〜な感じの食感にしたいので。
煮詰まってとろっとしてきたら一旦火を止めておやすみ。

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パスタ海水くらいの塩入れた湯でゆでゆで。落ち葉が湯の中を舞う、の図。

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ざっと湯切りしたら、少量の茹で汁といっしょに温め直したソースの中へすべりこませて。あえながら、すりすりしておいたパルミジャーノをぱらぱら。

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盛り付けたら、霜のようにパルミジャーノをふわっと降らせて。

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イメージは、地を彩る落ち葉、間から顔をだしているキノコ、その上に降る霜、だったのですが、、、、盛り付けのセンスなさすぎ、で、ごらんのとおり(泣、泣、泣)

食べると、しなやかなパスタに、シンプルなきのこと豚肉のラグーのやさしい味わいが合っておいしゅうございます。薄く儚げにしたのはよかったよかった。
ですが、苦労して入れたトマトの風味は、、、ほとんどしなかったのでございました。ちーーーーん。

あいかわらずの空回りに最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

今日の一日が素敵でありますように。

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