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法蓮草とカッテージチーズのラビオリトマトソースと春菊入りのボンゴレ・ビアンコ

暖かな日が続いてたと思ったら急転直下の冬日。ほんにジェットコースターと言うか誰かさんのメンタル並みに乱高下してますね。みなさま体調などお気をつけくださいませ。気候は不安定ですが、作るものは安定、というか相変わらず変わり映えも映えもないお料理しているこのごろ。ほんに、料理は創造だ!爆発だぁ!って偶には暴走したいのではございますが、そこはそれ、大人の自乗、9^2で81、じゃなくて事情はきちんとわきまえるのが調理人の務め。ということで、常連の方々におかれましては、また〜、ではございますが、ま、備忘録兼ねてますので、ご笑許、ご笑覧いただけると嬉しゅうござりまするぅ。

ぽん、とテーブルの上にちょっと儚げなレモンが置いてあったのでございます。知人からいただいたもののようで、無農薬で育てているものとか。がりり、と齧るとトパアズ色の香気が立つ、って智恵子抄ちゃうってね。食べかけを聖橋からほおったりしてはいけませんね。快速電車のレモン色がそれを噛み砕く♪ ってこれわかるかたいらっしゃいますかねwww。
これ使って、少し冬っぽいもの、というのが今日のお題。路地ものの葉のしっかりした法蓮草がいらっしゃったので、もうこれはこれ一択、のカッテージチーズと法蓮草のラビオリにすることに。最近ではmamigeさんがトルテッリでプロの技を披露されてましたね。あんなに美しくはできませんが、ま、修行を兼ねて、っていつまで修行しとんねん、て。ま、人生は重荷を持って遠き道を行くが如し、急ぐべからず、と家康さまもおっしゃっているくらいだし、、、あれ?ちょっとちがうようなwww。

と、しばらくご無沙汰してたので、いつもの浅蜊屋さん行って、これまた定番を作ることに、な今日のお話です。

生地

他にもすることがあったので、フェットチーネとラビオリ、同じ生地で。ほんまはラビオリの方は少し柔らで伸びの良い生地にした方が良いんですけど、ま、背に腹は変えられず。例えば00粉と全卵にして加水率少し高めにするとか。あとで完成品の写真、mamigeさんのと比べていただくと生地の硬さの違いがわかると思います。

全卵・多少加水率高めで、多少伸びをよくしてます。
今回、ラビオリは少し薄めにしてみました。
丸く抜いた残りは、まとめてもう一度伸ばして使ってます。
それでも残ったのは、細く伸ばしてフェットチーネに。

リピエノ

平たく言えば、ラビオリに詰め詰めする中身のこと。って端からそう言えってね。ま、レベルの低い人ほど使いたがる、っていうのを地で行ってますんでwww。いつもは法蓮草茹でるんですけど、どうもアクが抜けすぎてらしさがなくなる気がしたので、今回レンチンして。

こまかな話ですが、これでできるのはカッテージチーズ。レシピでこれをリコッタと言う方が多いんですが、作り方も味も違うものです。ま、どうでもいいことなんですけど、伝統レシピの味にしようとした時にこの違い、結構効いてきます、ってま、パスタオタぐらいでしょうね。気にするのはwww。

檸檬だけだと少し酸性が足りない気がしたので、少し林檎酢足してます。
賛成できません!なんてwww。できあがったカッテージチーズ、酸味はほとんど感じないのは不思議ですね。
ラビオリは水分大敵で、多いと茹でる前に生地が破れたり、ってなんで知ってるんですかねwww。
良いリコッタならそれだけでコクがあるんですが、これはさっぱりしすぎているんで少しパルミジャーノ加えてます。
無農薬だと皮まで使えていいですね。爽やかな香りでいい感じになりますし。
フォークで縁を押さえる、というのもありますが、もそっとソースとの絡みを良くしたい、というかまたまたいつもの変態欲が出てしまったので、縁をアミコミノウズメノミコトで。ま、病膏肓に入る、を地でいってますからwww。

並べて悦にいる、の図。薄くしたのと、この生地伸びがそれほど良くないので破れてしまうのが出てきてて。ま、ちょろっと水塗って小麦粉はたいておけば修復できます、、ってなんで知ってるんでしょうねwww。

茹でる前は亜麻色の髪の乙女、な風情なんですが、、、

春菊入りのボンゴレ・ビアンコ

ま、これはいつもの感じで。

春菊は、茎を先に入れれば、葉の方は湯切りしたパスタ入れる少し前くらいに入れたので十分火が通ります。

トマトソース

定番になる、っていうことはそれだけ美味しくて飽きがこない、ということですね。作り方はいつも通りです。

浅蜊の蒸し汁(?)の方もブレンダーかけて乳化させると味がまろやかで深みがでることがわかったんで、最近はこのやり方で。

法蓮草とカッテージチーズのラビオリ トマトソース

海水くらいに海塩入れた湯でラビオリ茹でて。浮いてきてから5分くらい。湯切りして温めておいたソースに入れて。この場合塩気はあまりいらないし、乳化の必要もないので、茹で汁は入れてません。

春菊入りのボンゴレ・ビアンコ

後書き

ラビオリ、茹で上がると、水蒸気で膨らんでしぼむんで、なんかくたびれた麦わら帽子のような。今日もようはたらいたのう、明日は向こうの畑の草むしりだ、なんてwww。プロの仕上がり見ててもこれだけはどうにもならないようで。トルテッリとかカペレッティにするとそうでもないのですが、あれ、詰め物の量が入らないので、鬼のように数作らんといかんし。あ、このあとソースとまぜまぜしてます。混ぜると何がなんだかわからなくなるので、写真用のおめかし、、、にはなってませんねwww。レモンピールの香りのアクセント、何気にトマトソースとの相性よくしてます。味や香りのアクセント、大切ですね。あとは見た目、、、修行してきま〜すwww。

春菊入りのボンゴレ、もう手を加えるところないかな、と思ってたら、ブレンダーで乳化させると、さらにまろやかにコクが出る感じて上品ながら深みのある一品になった気がします。春菊少し分け入れて、グリーンのソースにしてもいいかもしれません。まだまだ進化できそうな、、、、と、さらに沼っていくわたしでございましたとさwww。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日の日からも素敵でありますように。

名残の桜の葉。夜の灯りに透けて。
。。この葉では桜餅はできないんですよね、って何考えてんでしょうねwww。
ちなみに塩漬けにした大島桜の葉です。

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