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人生初(笑)の鯖の味噌煮と作り置きのおかずのような主菜のようなものたち。

 故あって、少しおかずの作り置きをしておいた方が良さそうなので、といいながら主食がご飯になるかパンになるかはたまた麺になるか予測不可能なのがうちの慣いで。ま、鉄の胃袋持ってるのはわたしくらいなので、食べられるものに合わせられそうな感じで、場合によってはサラダくらい併せればいけそうなものを作ろうかな〜、という今日のお話。

 ほんに、朝から焼肉でも豚カツでももってこいや〜、って頑丈な人間からするとびっくりなんですが、食の細い人って液体しか喉を通らないとか、ご飯は無理とかいろいろあるみたいで。動物性の油が多いのはダメだったりすることもあったり。ま、そのへんを織り込みながらあーでもないこーでもない考えるのもまたお料理の修行でしょうか。美味しく食べてもらうのが一番ですからね。
 もっともど〜んとした食事ばっかりしてると生活習慣病の三高(高脂血症・高血圧・高血糖)x三段腹=九・るしむ、ってなりますからね。く・わばらくわばらでございまする。

 で、お買い物行ったら、鯖のいいのがお安くなってて。由緒貧しい山育ちで、実は鯖って一夜干しで食べるもの、って思ってたくらいで、ましてや味噌煮とか。で当然作ったことなく。ほどほどの脂ののりだったんで、ま、これならいけるんでね?日持ちもしそうだし、ということで人生初の鯖の味噌煮にチャレンジ、って大袈裟で。いえ、できたんで嬉しくて、のお披露目でございます(笑)。
 作り方はみなさんの方が詳しいと思いますし、ほかのものも定番だったり簡単なものばかりなので、こんな作り方してます、って程度にさらっとまいります。

鯖の味噌煮 柚子の香り

 こういう書き方するとちょっと料亭っぽくありません?ま、普通の鯖の味噌煮に香り付けに柚子使っただけですが(笑)。作り方は分けとく山料理長野崎洋光さんの本、「おいしい方程式」に書いてある通りで。なんせ、うちの家系、誰に聞いても魚の煮方とか知らないしwww。この本、基本とそれぞれの所作の理由が書かれてあって、その上シンプルでわかりやすく家庭でも再現しやすいのでとても好きです。うちは白味噌がないので麦味噌使ってちょっと田舎風、っていつもですね。

都度キッチンペーパーで水気は取ってます。
まず砂糖で味の道を開く、というのが師匠の教え。
身がはりつかないようにするのと匂い消し兼ねて葱の青いところ開いて下に敷いてます。
落とし蓋&中火〜強火で煮詰めながらやってます。お酢は酸っぱさを感じないくらいに入れるとさっぱりと食べられて臭いも抑えられる、というのが師匠の教え。
ここまでやっておくと、冷蔵庫で2〜3日以上もつ、というのは魚文化圏の友人のお話。
いろいろ課題は残ってますが、ま、人生初、ということで。

いろいろ野菜と菜の花のフリッタータ(のようなもの)

 本家本元はフライパンで作るらしいのですが、他のことやりながらでもいけるのでオーブンでらくちん、ち〜ん、で作ってます。野菜だけでは寂しいので、特売だった黒豚挽肉入れて。そういえば、ブランド豚、生産量の何倍も出回っていることもあるらしく。東京Xとかきちんと守られてるみたいで、滅多にお目にかかれないけど豚肉の概念がひっくりかえるほどの味で。シチリアのKaorina091さんとかフランスのユイじょりさんとか使われてる豚肉も赤身の色が違うんで、品種とか育てられ方とか違っていそうで、食べてみたいです。

茄子はフライパンの底の方に入れて味を吸わせてます。
そこまでは気が付かなかった!なんて(笑)
彩に、と思って菜の花の蕾、蒸し焼きにしておいたんですが、
オーブンで焦げるのもいやだな、と思い直して、結局南極見えないところへ(笑)。
ピンクペッパーはなんとなくの彩です。一応イタリアン・トリコローレ🇮🇹っぽく。
焼き上がり。
断面はこんな感じ。ちょっと野菜の水分飛ばすのが足りなかったようで(泣)。
お味は菜の花のほろ苦さが加わって、ちょっといい感じに。

リコッタを使ったフリッタータ(のようなもの)

ラビオリで使ったリコッタの賞味期限が〜、ということでこれを使って。イタリアでもリコッタ入りで作ることもあるらしいので、一応本場風(あくまでも風です)、ってフライパンつこうとらんやろ〜、ってね(笑)。

こうすると馬鈴薯の甘みが強くなるのと、卵液との馴染みがよくなります。
馬鈴薯だけでも美味しいんですけど、味の変化がないと飽きそうだったので、玉葱と人参を少し狐色になるくらいまでじっくり火を通して水気飛ばしてます。
ううう、全体の量が多いので、器の端の方が焦げ始めてしまって。
リコッタ入れると熱が伝わりにくくなるみたいなので、
低温で全体に火を通してから温度上げるべきだったな、と。
まだまだ修行がたりまへんです(泣)。
断面はこんな感じ。こんなんじゃだんめんね、なんてwww。

じゃことほうれん草のピリ辛炒め

なんてことないおかずです。唐辛子は種を抜いているのと、風味を移すくらいにしているので、ほんのりぴりっとするくらいです。しゃきしゃきした感じは残しつつ水気は飛ばす感じで仕上げて、胡麻の風味とじゃこのお味を纏わせる感じで。

油っぽくも水っぽくもない感じに仕上げるのが意外に難しいです。
作り置きだから水っぽくなると美味しくないですしね。

茄子入りの肉味噌

 お気づきの方も多いかも、の鴨南蛮ですが、うち定番のじゃじゃ麺のやや薄味バージョンです。麺にからめてもご飯にのせてもいけるような感じで。

鍋のまんまで失礼します。いえ、作り置きなんで鍋で保管、なんてことはなくて、器に移してから写真撮り忘れてました(笑)。

で、ご飯は?

 と思し召しのあなた。え?思ってない? まあ、そう言わず思ってくださいませ、って押し売りはよくないですね。これもパワハラの一種かしらん、なんてw。
もう常連の方々には耳タコ目タコのエビのトマトクリームソースをタリアテッレで。諄いようですが、って前置きする人ってくどいですね。わたしですが(笑)。毎回すこしづつ変えて工夫したり試したりはしてるんですが、、、進化の跡がみえてませんね。時々退行進化してるという噂も(泣)。今回使ったのはお安くなってたアカエビさまでございます。最近ブラックタイガーの値が上がっているのも温暖化とか海洋汚染の影響でしょうか。

タリアテッレの作り方はだいぶ掴めた気がします。ちょっと薄めでしっかりコシが残る感じがトマトクリームには一番相性が良さそうな、ってどんだけ作ってんねん、ですね〜。

怒涛のように、洗いながら切りながら煮ながら焼きながら洗い物もしながら、って同時進行しててて、お店とか寮母さんとかすごい人数分作るの大変だろうな、って。以前20人分以上一人で作ってるの見たことあって、手早さと要領のよさに感動したことも。これ毎日やったら大変ですね、ってこのぐらい普通、って言われそうな。ま、カメなんでなかなかこればっかりはなかなか出来るようにはならなさそうですがwww。ま、味の評判はよかったので、終わりよければ全て良し、ということで。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。
一刻も早く平穏な世界に戻ることを祈りつつ。

セロリとクレソンのサラダ。味付けはオリーブオイルと塩胡椒だけ。
野菜の味にも春が感じられ始めましたね。


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